小咄

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くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

8月11日

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飛天「はー成る程成る程
不摂生な宿主持つと大変だなー」メモかきかきっ


シロ「む?往診か?よく来るな」

飛天「いやーこの家金払い良いから 小銭稼ぐには調度良
石燕(与一)「患者の前で生々しい本音暴露やめろ」



シロ「なんだ石燕の奴具合が悪いのか?」ふむ。

石燕(与一)「いや 夏バテみたいな物だ
元から体力無いしな 今年の酷暑でじわじわ寿命縮められとるみたいでな
体乗っ取る度痛感するわ」ふーやれやれ。

飛天「で、本人が医者嫌いみたいだし、寝てる間に 取り憑いてる方が受診してると」


シロ「いや、それそこ石燕の体休まらんよな?」

石燕(与一)「Σそ、そこは 疲労を感じるのは私も同じだし 診察終わったら寝るので問題ないっ!」焦っ



シロ(ホントに考えないなこいつは)むう。

飛天「てか幽霊って寝るのか

まあ 栄養とってしっかり寝かせとけ
で、こっちは1日1本な」どん!

石燕(与一)「Σまた多いな!」

飛天「何なら血管にダイレクトに栄養ぶっ混むか?
そっちのが早いんだけど「Σ全力で拒否する!!」ひいいっ




シロ「お前が言うと脅しか本気か解らんな」

飛天「本気」きっぱり。

石燕(与一)「飲めば良いのだろう飲めば!!

Σうお 生臭っ なんだこれはっ!!」びくっ




飛天「毎度お馴染みすっぽんの生き血。
じゃお大事になー」すたすた。

石燕(与一)「Σ待て待て待て待て!飲めるかこんなの! 「頑張れよー。」



シロ「栄養は有るのだろうが
毎度毎度飲みやすさを全く考えとらんと言うか」うーん。




石燕(与一)「よし。吸血鬼 お前にやろう」ずいっ

テオドール「お心遣いは有り難いのですが 生臭くて嫌にございます」きっぱり

シロ「Σ即座に人に押し付けるな!」

石燕(与一)「Σ喧しい!こんなもん飲めるかああ!!
ほれ 飲まんとあのヤブ流し込んで来かねんっとと隠滅しろ!!」うがあっ

テオドール「Σぎゃー!飲血強要は立派なハラスメントです!!」ひいいっ






間。







白「好き嫌いしてないで自分で飲め。」ぷんすか。

石燕(与一)「Σ好き嫌いというレベルでは無いと思うのだが!?」たんこぶ。


シロ・テオドール(普通に怒られてる)うわあ。




石燕(与一)「だいたいお前なら飲めるのか!これを!!」

白「無理。飲まない 飲む必要ない」きっぱり。

石燕(与一)「Σ夏バテ知らず羨ましいな!!」


テオドール「見事な三段活用が決まりましたね」おおっ

シロ「お前 そういう日本語どこで覚えてくるのだ?」



石燕(与一)「しかし栄養有るとは言え
Σう ダメだ生臭いっ」顔そむけっ

白「魄哉でも鼻つまんで涙目になって飲むからなそれ」

石燕(与一)「Σ飲めと言いながら心折るな!!」





シロ「そもそもあの量飲む物なのか?」

テオドール「生き血そのまんまでは無く色々ブレンドしてるのでは無いでしょうか?
真っ赤ですが栄養剤の様で御座いますし」



石燕(与一)「強要はせんが試しに飲んでみんか?」更に怖じ気づきっ

テオドール「嫌です
血液なら何でも喜ぶと思わないで下さいませ」むすっ

シロ「お前のこだわりよく解らん」


テオドール「考えてもみて下さい!
カルビ好きだと言ったらひたすらモツ煮込みオススメされてる様な物ですよ!!
耐えられますか!?」びしっ

シロ・石燕(与一)「Σ確かに辛い!!」おおっ

白「辛いか?」あれ?


テオドール「Σ牛って事以外全く別物に御座いますよ!?」えええっ

白「でも牛だろ?」えー




家康「えー何々? 晩御飯の話?」ひょこっ

石燕(与一)「ちょうど良い所に来た
よく効く栄養剤が有るのだが 1本どうだ?」

家康「へ? 」

シロ「Σ仮にも将軍騙すなそこ!」




粋「何?マジで何揉めてんのこれ」困惑っ

白「えっと 与一が血飲みたがらない?」えーと

粋「Σ至って当たり前の事だと思うんだけど!?」



シロ「とりあえず早く寝ろお前。
ますます石燕が疲弊するわ」

石燕(与一)「Σはっ」

シロ「Σそこ忘れるな!!」


家康「なんか知らないけど 石燕ちゃんが疲弊凄いのって与一ちゃんのせいじゃないかなこれ」ずばり。






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石燕「いやーなんか偉く気分サッパリっす
昼寝の力って偉大っすね」にへらっ


家康「あー。うん そりゃ良かった」へらへらっ

石燕「けど、なんなんしょ?
何かやたら生臭いような」はて。


粋「Σあっ 湿気で庭の池が凄い生臭いんだよなー
亀とか居るしっ」わははっ

石燕「亀っすか?
なんかもっと近くで臭うような」はて。





一同(面倒になって 押さえ付けて流し込んだとか言えない。)

シロ(与一まで失神したしな)目そらしっ





千様「あら?石燕さん具合良くな Σぎゃっ!ケガ!?どうしたのそれえええっ」ひいいっ

石燕「へ?」着物すっぽんの血まみれっ



白「結構溢れたからな」

粋「パッと見偉い事になってるよなあ」ああうん。


鏡子「はーい 鏡此方ですよー」どろんっ

石燕「Σうお!なんすかこれっ!?


はっ! このオドロオドロしい赤黒さっ 創作意欲がっ!!」ふおおおっ!

粋「Σやべえ!また徹夜するパターン!!」ひいいっ



白「与一が持たないから大人しくしてような?」

石燕「はい?なんで与一さんすか?」はて。




千様「ねえ、何があったの?」困惑っ

家康「えーと。
夏に負けずに頑張ろう」うん。

千様「どうやったら夏に負けて血まみれになるの?
あ、ものごっつい鼻血?」

白「面倒いからそれでいいや」うん。

粋「いやイメージ最悪じゃね?それ」うわあ





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