小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

7月31日

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白「あれ?草履が片方無い」おや

シロ「毎度毎度何処で無くすのだそんな物。」ため息。


粋「えー 玄関前に蹴り出されてんじゃねえの?
ちょっと見て来

テオドール「草履御座いましたー!
昨日ハマられていたドブの中に落ちたまんまでしたので此方をご利用下さいっ」下駄箱の新しいのっ



白「俺も今気がついたんだけどな」はて。

テオドール「玄関が乱れておりましたので 左右揃えて居たら片方無い事に気がつきましたっ」どやっ

シロ「ほう。マメだな ん?」



粋「・・・。」すたすた。


シロ「?」








千様「あら粋君どしたのー
なんかお顔怖いわよー?」


粋「姉ちゃん
俺のが先に兄貴の下僕だったよな!?」くわっ

千様「何となく察したけど 落ち着きなさいよ

ちょっとー おかあさーん。」






間。





魄哉「・・・えーと。成る程」困惑っ

蒼月「いまいち納得してないじゃん」


家康「何?
お兄ちゃんに容赦なくこき使われてるのが理想だったの?」

粋「ちげーよ。」けっ

小太郎「よしよし荒ぶるな。まずは肉球揉め
落ち着くぞー」わんっ



蒼月(めっちゃ揉んでる。)

家康(この子も時々ワケ解んないなあ)うーん、





石燕「お兄ちゃん取られちゃって寂しいんすかねえ?」

魄哉「あー それですかねえ。やっぱ」

蒼月「いや何歳児だよ」引。

魄哉「この子、子供時代が余裕ゼロのサバイバルからの生き馬の目を抜くスラム育ちらしいですし

それで、長年憎しみフツフツさせてたお兄さんと和解していきなり普通っぽい生活になったんですよ?
色々緩んで子供ぽくなるのは当たり前かと。」

千様「あー。白君がちゃんと保護者してるから余計にね」


小太郎(ちゃんとした保護者は事有る毎に間接技キメて来ないと思うぞ。)肉球揉まれ中。



石燕「なんすかねえ
ここってやっぱ なんやかんやこじらせた人ばっか集まるんすねえ」苦笑。

蒼月「アンタが言う?それ
俺はマトモだもん。」

石燕「ありゃ あっしは自覚有りなだけマシみたいっすねー」

蒼月「ケンカ売ってんのクソモヤシ
魄哉「やめなさい。」





魄哉「実年齢子供じゃ無いんですし 仲良く出来ませんか?」

粋「いやあいつ別に悪い奴じゃねーもん。
仲悪くはねーと思うけど
昨日も愚痴聞いたし。」肉球揉み揉み


千様「この子はこの子で面倒見良いのよねー」あらあ。

蒼月「あの人ってなんでこう変なのばっかに好かれるかなあ」




彬羽「馬鹿か手前は。」ズバリ。

粋「Σ言い返せねえ!!」


家康「Σまずい暑さで荒ぶってる!!」ひいいっ


魄哉「彬羽君どうどうどうどう。聞いててイラつくのは解りますが どうか穏便にっ」どうどうっ

彬羽「内心イラついてるの暴露してるが良いのか?」

魄哉「Σ何の事でしょう!?」ぎくっ





粋「お前はそりゃーな

副官だもんよ。いつの間にか副官なってたもんよ
そりゃ誰も代わり出来ねーよ 数ヵ国語ペラペラとか頭おかしいだろ」けっ

彬羽「俺までそっち側にカウントするな」イラッ



蒼月「幼児化酷くなってない?」

千様「普段素直な良い子程ゴネ出すとねー」ため息。





彬羽「ったく。こき使われて何が楽しいのか解らねえが
使われたいなら テオの奴に出来ない事をやれば良いだろが」ため息。

粋「へ?」

彬羽「調度今日だな。

よし、今日は手前に代理頼んだ。俺は暑さで参ってる事にしとけ」

粋「Σえ?え? お前の代理!?

いやいやいや無理無理っ!! 何か知らねえけど出来るわけ無いって!!」ぶんぶんっ




彬羽「必要資格:化物で日本語が読み書き出来る事 だが?」

粋「Σあ。そりゃあいつにゃ出来ねえや」



蒼月「さりげにハードルめちゃめちゃ低いの任せたな。」






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【夜 墓場】





粋「え、えーと
お初って奴は名前と種族名書いて
あ、書けない奴は名前言って貰えるかな?」変な汗だらだら

魑魅魍魎うじゃうじゃっ


テオドール「成る程。 この国では妖怪にも戸籍が有るのですか
日本語の読み書き出来たらお手伝い出来ますのに」むう。

白「そもそもお前 知らない妖怪と話すの苦手だろ」

テオドール「Σはっ!」





大首「なんじゃ化物の癖に化物にビビっとんのか?」にやにや。

ろくろ首「お、巻いたろか?」んん?


粋「Σっぎゃー!!」ひいいっ


地獄大夫「これそこー 係の人に絡むのやめなんし」



粋「ここここれ 思ったより大変なんだけど!!」ひいいっ

白「お前からかわれやすい体質なのかな」うーん。

粋「Σ自分でもそんな気するけど!!

けど、だけど これなら俺にも出来る!!」くわっ

白「何意地になってるんだ?」



地獄大夫「あのー 主さん。お供の吸血鬼さん 大首に睨まれて灰になりんしたよ?」

白「ケンカ売ってない奴に危害加えるな 燃やすぞ」むう

大首「Σ目が合っただけなんですけど!?」ひいいっ

ろくろ首「アンタ顔怖いからじゃ」けけけっ




粋 「ビビリの俺でももちょい持ったのに」ええー

白「子供だから仕方無いだろ
こらテオ 早く起きないと風強いし散っちゃうぞ」

テオドール「Σはいい!」ずぞぞ急いで復活っ


粋「へ? 子供?」はい?

白「お前よりは年下らしいぞ」

粋「Σうっそおおお!!」

テオドール「モンスターと言えど北欧系なので アジア系よりは発育良いみたいで」苦笑。




白「年下の面倒見るのは年上の役目だからな。
よその子うちの子関係なく 子供大事にって魄哉に言われてるし」うんうん。

粋「なんか色々謎解けました 兄上。」ああうん。


地獄大夫「主さん考え方がちょいちょいお兄ちゃんなのでござんすよなあ」くすくすっ



白「同じ所で居候してるんだから 弟みたいなもんだろ
お前も弟出来て良かったな」すたすた。

粋「Σいや弟のがでかいんだけど!?」



白「俺よりお前のがでかいだろ。」
粋「Σすんませんでしたあっ!無表情でキレんのやめて怖あああ!!」ひいいっ



テオドール「Σえ、私末っ子で御座いますか!?」感激っ

地獄大夫「まあ 主さんが言うてござんすし
そんな感じで良いのでありんすか?

・・にしても」


テオドール「?」




地獄大夫(兄弟の真ん中は1番苦労すると言うのに
苦労体質しっくり来すぎて泣きそうにありんす)ふっ。


粋「そっかそっか
俺も目下から頼られるようになんなきゃなー!」わははっ








白「バカラス 早く元気にならないかな」ため息。

九尾「お見通しかえ
だーりんは男女問わずモテモテじゃから大変じゃのー」






粋「Σん? あれ?年下ってシロは!?」はっ

テオドール「さすがに私のが歳上に御座います

が、 シロさんのが万倍頑丈で安定して居るので大人カウントなのかと。」

粋「あれ? それじゃ俺らまとめてシロ以下じゃね?」

テオドール「おや。」




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シロ「よし!あんの阿呆め明日こそは一太刀浴びせてくれるわっ 首を洗って待っておれ!!」竹刀磨きわはははははっ

家康「はいはい。子供は寝る時間だよー」

小太郎「今度こそ大ケガしても知らないからな」わんっ




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