小咄

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くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

7月26日

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【割烹春一】




粋「あっちー 茶くれ茶」汗だーらだら。

朱禅「お前な 看板見ろよ。
本日貸切って書いてんだろ?」

粋「へ?
Σあ。ホントだ」表確認っ


シロ「落ち着きの無い奴だな
ほれ。飲んで落ち着け」ぬるめの茶ずいっ

粋「悪い悪い えー。貸切って
繁盛してんだな」ぐびー。



皐月「いつもの女子会やけどな。」

千様「どうせ空いてるから皆で駄弁るー?てね」

庵「休みだけどやる事無いしね」ぐだーっ

九尾「外は暑いしのー」

ひな「この暑い中フラフラしてるお客さんもそうそう居ませんからねえ」ため息。

地獄大夫「お店的には注文入るから良いじゃござんせんか

魄哉「まあ観光地でもありませんしね」うんうん。

テオドール「日本の夏はエグいですねえ」お冷やひんやりっ


粋「いや後半2人よ。」



魄哉「仕事早く片付きましたんで帰宅途中焦げそうになってふらりの立ち寄ったらこんな感じで。」にこにこ。

粋「Σ真っ昼間から袈裟でウロウロしてたらそひゃ暑いって!
つか俺と同じかよ!」

テオドール「私はお使い頼まれたのですが 急な突風で日傘飛ばされまして 出勤中のシロさんに灰回収されました。」のほほーん。


シロ「道端に灰の山が有るとな。もう察するわ」ふっ



地獄大夫「良いんじゃござんせんか?
お二人共 そこらの女子より女子力高そうにござんすし」くすくすっ

魄哉「女子では有りませんがね」真顔。

皐月「はっちゃん ガリなんコンプレックスやったなそういや」ずばり。

魄哉「Σぐ」



朱禅「女子つーかオカンだろ。」食器拭き拭き

シロ「まあ2人共マメな男ではあるが」

粋「あー、まあ共通の話題有りそうでは有るけどよ」うーん。




九尾「よし。お主も仲間に入れてやろう」きらーん。

千様「そうねー。はいはいお姉さんの隣空いてるわよー」

粋「Σえ。いやいやいや女子会だろ!?」

皐月「ええやんええやん 細かい事は気にすんな
リアクション枠おった方がオモロそうやし」

粋「Σ女子会って何!?」ひいいっ



ひな「はーい では 今週もパーッと行きましょう!」

粋「あの、ひょっとして毎週やってんの?」えええ。




テオドール「で、とりあえず座れと言われましたが女子会って何するんです?」

魄哉「さあ?」お茶ずずー。








間。






九尾「と言う事でじゃ お主らわちを畜生だ何だとバカにしとるがのー
獣の立場フルに使ってスキンシップ取り放題じゃ ざまーみろっ!」ほほほほほほっ

地獄大夫「はん。それは悲しゅうござんすなあ
結局の所 ただの乗り物もしくは飼い犬。
そこに甘んじている事を自慢するのも如何な物かと?
あちきは幽霊の体を生かしてベッタリ可能な上 気が利く女と誉められとりんすえ?」くすくすくす。



粋「あの。うちの兄貴のストーカーの自慢大会じゃね?これ」困惑っ

魄哉「途中でおいとまする気でしたが、これはこれで放置しておくのも問題では」うーん。

千様「えー 結構面白いわよ?」



九尾「ふんっ 何とでも言えい
で、お主はどうじゃよ 普段偉そうな割に何も無しかえー?」

庵「そりゃこっちは普通に生身の女だし
けどまあ
うどんの好みはやや麺硬め 暑い日は海老天寒い日はかき揚げの傾向有り

でもって 犬歯は左のがちょっと大きい!
店員なめんなよ!」くわっ

九尾・地獄大夫「Σ知らなかった!!」がーん。



魄哉「食事中めちゃガン見されてんですね」うわあ。

テオドール「白さんおモテになるんですねえ」ほうほう。

粋「何だろ いや色んな意味でクッソ強いけどさ、何が有ってもくたばりそうにねえ兄貴だけど

その辺ウロウロさせてて大丈夫なのかマジで心配になってきた」ずーん。





皐月「ええやん。本人なんも気にして無いんやろ?
店員さんちらし寿司追加なー」もっぐもぐ。

粋「いやお前飯食いに来ただけ?」

皐月「他に何すんねん」きっぱり。

テオドール「清々しい程マイペースに御座いますね」



ひな「皆さんお話弾むと注文ガンガン入れてくれるので助かりますー」にこにこ。

魄哉(この子商売上手ですね。)成る程。



皐月「あ、そういや
そのアンタ等の大好きなあのボケやけどな

なんかまた拾ったらしいで?」お茶ぷはーっ

地獄大夫「ん?拾った?主さんがにありんすか?」はて。

九尾「へ?また猫でも拾ったのかの?
家主よ なんぞ聞いとるか?」

魄哉「ん?さあ 何も?」はて。




皐月「つつじと話しとんのチラッと聞いたんやけどなー
何でも 玩具くわえたまんま自分の足とか踏んでめちゃつまづいてガンゴン顔打ちながら転がるみたいに寄ってくる鈍臭いちびワンコロ


一同「あー。」

千様「あらやだ視線が1点集中。」

テオドール「私 そんな感じなのですか。」ふむ。



皐月「元から無駄吠え多い豆柴と 落ち着き無い雑種もおるしー
また変なの増えたな てオモロがっとったわ」あっはっは。

シロ「Σ誰が豆柴か!!」むかあっ

粋「Σ俺が雑種なら兄貴も雑種じゃねーかよ!!」



朱禅「自覚有るんだなお前ら。」へー。

シロ・粋「Σあっ」



魄哉「皐月ちゃん わざとやってますね?」

皐月「少しは話に加わろかと思ったんやけど
私はあいつ興味無いしな」もぐもぐ。

千さ迷ってる(毎度純粋に飲み食いの為の参加よねこの子)ああうん。



テオドール「しかし 身内の方と同列の扱いとは嬉しい限りです
謎も解けましたし」にこにこ。

粋「鈍臭い犬で良いのかよ
ん?謎?」


テオドール「実は此方のお守り頂きました。」でっかいお守りっ

シロ「思いっきり『家内安全』と書いてあるな」

魄哉「おそらく家の中で怪我するなって意味と思ったんでしょうねえ」ああうん。



九尾・地獄大夫・庵「いくら?」ずいっ

テオドール「Σ売りませんよ!?」ひいいっ





シロ「まあな。気持ちは解らんでもない」うむ。

粋「あーそう言えば 今朝も何かで灰になってドブに入り込んで流れて途中で詰まって
カラスが床板剥がして救出してたもんなあ」うんうん。


魄哉「すみません。どこの床ですかそれ」

粋「Σあ。聞いてない!?」

魄哉「Σ聞いてませんよ!江戸城行ってましたもん!!」ひいいっ



皐月「どんまい。 ほら茶碗蒸し1個やるからな?」茶碗蒸しずいっ

魄哉「・・ありがとうございます。怪我人出なくて何よりですが家修理した所なんですよね」どんより。

皐月「しゃーないしゃーない 物はいつか壊れるもんや」背中ばしばしっ


シロ「男前がおるな。」






粋「しかし お守りなあ。
ホントに効き目が有るんなら兄貴こそ持っとくべきだと思うけどな」

九尾「ん? だーりんなんぞあったんけ?」


粋「あーいやその 今日芝居小屋の外に呼ばれての仕事だったんだけど

案の定兄貴はぐれて迷子になった上に うろちょろしてたら通った橋が腐っててズボッとハマって落ちた先が朝の雨で増水した川で軽く流されて
んで、這い出したら這い出したで 迷子に袖捕まれて 子供の扱い解らねーし、ガキ泣きっぱでどうしたら良いか解らないし遅刻寸前だし
なんかもう色々とプツンと行って 其処らの暇な妖怪共総動員して迷子と道探しに真っ昼間から百鬼夜行

シロ「Σあやつの苦手な物オンパレードでは無いか!!」ひいいっ

皐月「一人でうろつかせたらアカンな ほんま。」うん。




朱禅「え?それ色々と大丈夫なのかよ」

粋「あーギリギリ遅刻しなかったし其処は平気「Σいや真っ昼間の百鬼夜行! 大騒ぎになんだろ!!」

粋「だから俺が汗だくで走り回ったんだよ
飛天の忘却香と蒼月の集団催眠で どうにかなったっつの」はーやれやれ


テオドール「Σそんな事になってたんですか!?」えええっ

粋「おう。お前が聞いたら何かお手伝いを!とかって迷子の上変な所で灰になりそうだから買い出し頼んだんだと思うぞ
どうせカラスだろ?」

テオドール「Σ確かに彬羽さんに頼まれました
副官凄いっ」おおおっ

シロ「凄いと言うか もはや哀れだな」うわあ。

朱禅「毎度大将迷子だからな」





庵「しかしそれかあ 貧乏神体質の私無しでそれか」うわあ。

地獄大夫「人生にはついてない日というのもありんすが、何ともおかわいそうな」うーん。

九尾「泳げんのに最近水に好かれとるのう。
大丈夫なのかのー」うーん。







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白「なあ。めちゃめちゃ御守り貰ったんだけど どうしたらいい?」各種お守り山盛り困惑っ

晴明「いや相談に来られてもな
そもそもお前 神の眷族寄りの化け物よな?」

白「これとか 家康に聞いたらめちゃ米とか豊作だったらいいなの御守りらしいぞ」五穀豊穣御守りっ

晴明「ん?それは ひょっとして豊作祈願されとるのではないか?
ほれ五行だと お前は土の行だしの
私には外の詳細解らぬが飢饉を危惧しておるのやものう」ふむ。

白「Σえ 」



晴明「とりあえず雨など降らせてみては?」

白「えーと 雨降り小僧辺りなら出来るかな?」うーん。







粋「あーもう 女共等加減知らねーから 変な勘違いになってら」うわあ。

テオドール「あれ?神様に他の神様の御守りは効くのでしょうか?」おや?

シロ「そもそもあれが神の眷族の時点でありがた味はゼロよなあ」うーん。

魄哉「てか 雨足りてますって
まーた白君が流されるフラグですよー」




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