挿音「ーーって事で
相手をスッ転ばせたら 起き上がられねーように背面から手首掴んでそのまま首を押さえ込み腹に力が入らねえ様にし、 同時に体重分散して両肩を踏みつけ爪先で足首をー
シロ「Σ折れる折れる折れる!色々折れるううう!!!」ぬああああっ!!
メキメキメキメキッ
千様「この暑苦しいのに何て事教えてんのよ
シロ君大丈夫ー?」うわあ。
挿音「コイツが教えろっつったんだぞ」キセルすぱーっ
シロ「し、忍とは恐ろしい
今のを瞬時にやってのけるのか」よろろっ
挿音「おうよ。とっさに頭働かねーと思うなら 最初は何が何で相手シバキ倒す。それだけ思って覚えとけ
憤怒が勝ちゃー その内使えんだろ」すぱーっ
千様「どんな教え方よ」
シロ「成る程。
良し!今に見ておれ次こそ一撃くれてやるわ!!」わははははっ
千様「つまりー。 また白君のカウンター食らったのね?」
挿音「だな。
カウンター来る時点でかなりの進歩だけどな。」
千様「そうなの?」
挿音「前は加減間違って息の根止めねー様 当てねえでぶん投げてたもんよ
あいつがカウンターって事は攻撃に対する反射だろ?
多少ビックリはしてんだよ」キセルぷっはー。
千様「不意打ちしないからアタシ知らない知らない。
大丈夫なのそれ?」ええー。
挿音「知らねーわ。頑丈さも上げてくしか無くねえ?」
シロ「今のを手際よくやれば腕力差が有っても動きを止められると。
よし!彬羽 すまんが少し手合わせを
挿音「いや無理無理無理 それは俺でも無理だわ。」
千様「物には限度って物が有ると思うわよー
どれだけ鍛えても真剣グーで殴ったら切れるって言うかー」
彬羽「何の話か知らんが 要は化物扱いか。」
挿音「いや 普通にバケモンだろカラス天狗。」
千様「そもそも特に力入れなくても 片手でひょいひょい持ち上げられるでしょ?
効き目無いと思うわ」
シロ「Σ成る程! Σこら!やらんでいい!」むかっ
彬羽「ん?じゃあ何故何で呼び止めた」首根っこ掴んでひょいっ
千様「一二三ちゃんじゃないんだから 高い高いしてーとかは無いと思うわよ?」
シロ「Σあそこまで幼くないわああ!!」じたばたっ
間。
蒼月「あっつー。」うちわパタパタっ
家康「だねえ。何もやる気起きないねー」だらーん。
魄哉「殿はいつもでしょうが。
さて、休憩終わりです
蒼月君 こっちの桁チェックもお願いしますね」書類がさっ
蒼月「えー。頭ボーッとするからさ
見逃しても許して「ダメです。適当ならバイト料下げますよ」
蒼月「ちっ。クソジジイ」けっ
家康「二人とも頑張るねー
私それ何書いてるかも理解できな ん?」
じゃりっ
魄哉「今度は何が有ったんですか?」
白「シロの不意打ちでうっかり殴り飛ばしちゃって 派手に飛んだから寛いでたテオがびっくりして灰になった。」
蒼月「成る程 縁側なんかもげてると思ったよ」ああうん。
家康「うわー また修理大変だあ
ぶん投げたの?」あーあ。
粋「いんや。途中で気がついて威力半減したけど 勢いついて止まらなくって結構な腹パン?」
蒼月「あのガキんちょ意外と頑丈だね」うわあ。
魄哉「腕上げて来たら来たで危険ですねえ」うーん。
テオドール「武道は初心者の方が危険なのでは?」ざららら復活。
家康「加減下手な分ね
けどそれはあくまで初心者と初心者の場合だね」
粋「シロみたいに基本が出来た上で 隙があんならかかって来いや系はな
1発当てれば満足するからホントは安全なんだよ」
魄哉「ただ白君 攻撃されると自動でカウンターしちゃう子ですからねえ」うーん。
白「頭回る前に殴ってるからな」うん。
家康「危険極まり無いよねえ」うんうん。
魄哉「例えるなら こちらに向かって飛んできたカメムシを怖がる暇も無く叩き落とす系ですかね?」
テオドール「Σ成る程!!」おおっ
粋「いやシロ、カメムシ扱いかよ」
蒼月「てか何でカメムシ?」
テオドール「私が本気で嫌いなんです
某家庭内害虫は結構平気なんですがねえ」うーん。
魄哉「Σええ! それは凄いっ」※Gは天敵。
テオドール「さすがにフライングアタックはビビりますが その辺に居るのならスパーンと。」
魄哉「Σ何故にそんな恐ろしい真似が!?」ひいいっ
家康「てか飛天辺りなら スパーンどころかカメムシもゴキも隠し部屋とかで飼育して 何か怖い薬とか作ってそうだよね」ふむ。
テオドール・魄哉「Σなんて恐ろしい!!」背筋ぞわあっ
蒼月「アンタ等 何処で意気投合してんだよ。」
粋「すっげえ会話」うわあ。
白「暑いからな」うん。
魄哉「えっと。何の話してたんでしたっけ?」
蒼月「Σ仕事だろ!? え?マジで頭大丈夫?」
魄哉「いえその。ちょっと情景を想像してきまいまして」冷や汗だらだらっ
蒼月「Σ具合悪い理由そっち!?」
テオドール「飛天さん 恐ろしい人だったんですねえ」うわあ。
粋「家康の想像の話な?」
白「あ、そうだ 話戻るけどな 」
魄哉「すみません。蒸し返さないで下さい
メンタルやられます。」真顔。
白「そっちじゃなくてシロの話な。」
家康「蒼月 軽く催眠かけてリラックス映像でも見せたげてー。」
蒼月「えー。行き付けの店の美女セレクションとか「ごめん。やっぱやめたげて」
魄哉「成る程 シロ君ですか
確かにこのまま行くと いずれは思わぬ事故が起きるかもしれませんねえ」ふむ。
蒼月「隙有らばかかって来い禁止にしたら?」
魄哉「いやー。あの子は駄目って言ってもやります。
普段は真面目な良い子ですが 負けず嫌いの塊ですし、 それなら初めからオープンのが白君も構えられるでしょう」
家康「白がもうちょい脳ミソの回転早かったらねえ」うーん。
粋「無茶言うなよ。兄貴だぞ」
白「よし。ちょっと稽古つけてやろう」
粋「Σこう言う時は反応早っ!!誰かちょ ぎゃー!すんませんしたああっっ!!」ひいいっ
蒼月「だから学習しろっての馬鹿。
ボケてるのは確実に血筋だよね。」
家康「だねえ。言っても無理か」ふむ。
魄哉「脊髄反射で殴っちゃうのを直す方向ではどうでしょうねえ?」うーん。
白「ん?それだと普通にケンカ売られた時俺が困るぞ」むう。
魄哉「ですよねえ。難しい所です」ふむ
テオドール「あの。お早いですが粋さんは?」おそるおそるっ
白「姿勢を正す為に 廊下で正座1時間だ。」どやっ
家康「Σ稽古って役者業の方!?」
テオドール「Σなんと恐ろしいっ」ひいいっ
魄哉「よく見るのだとアレですかねえ
即座に殴り倒すのではなく
お鍋の蓋とかその辺ので防御。
そっちに癖をつけて行くとか?」うーん。
蒼月「何処で見たのそれ。」
白「その辺の?」
家康「んー。ほら お前なら仕事柄扇子とか持ち歩いてるし「普通に鈍器だぞこれ。」金属製どすんっ
魄哉「こっちのが命に関わりますねえ」うわあ。
白「手元。 手元か
今ならちゃぶ台ひっくり返してガードかな?」
魄哉「書類乗ってるんでやめて下さい」即答。
蒼月「方向的にはそんな感じじゃないの?」
白「とっさ。 とっさにか
とっさに道具 出来るかな。」ぶつぶつ。
一同(本当に心底動物だなあ。)しみじみ
家康「ま、お前もその辺は練習しよう
シロに限らず 事故起きてからじゃ遅いしね」
白「面倒いな」むう。
魄哉「安全第一です。」
蒼月「Σん!? 言ってる側からっ」はっ
家康「Σうおやばっ!」廊下にスライディングっ
シロ「ちぇすとおおお!!!」
襖蹴破り乱入っ
魄哉「白君! 此処です 癖をつけて
テオドール「Σえ?」ぐいっ
一同「Σえ。」
白「こうか。」
灰どむっ!!
シロ「Σぶはあっ!!」けほっ
魄哉「Σ何で目眩まししてんですかああっ!!」ひいいいっ
蒼月「え? 今吸血鬼でガードした?つか投げた?」うわあ。
家康「確かにテオちゃん 身の危険感じると灰になるけどさ」わおー。
白「良し。これなら安全だな」うん。
魄哉「Σ人道的に良く有りません!!」
白「でも大概コイツ近くに居るし
使い勝手良いと思うぞ?」
魄哉「Σそれはそうですけどっ!」あーもうっ!
粋「うちの兄貴がマジでごめん」足しびしびっ
テオドール「いえ。この程度の特技でお役にたてるのでしたら。」ざらざら復活っ
家康「Σ逞しい!」
白「駄目ならこっちか?」がしっ
粋「Σ俺だとただの肉の盾ーーっ!!」
シロ「2人がかりとはなんと卑怯な」けほっ
蒼月「アンタが熱血しなきゃ皆平和なんだよ
てかこれどうすんの
あーもう バカラス居たら手伝えよ! 今日も終わんないー!!」
彬羽「またか。
毎度毎度横道に反れるな」やれやれ。