小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

7月10日

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彬羽「あっちい」げんなり。

挿音「大丈夫かよ
晩飯係代わるか?」


彬羽「Σあ。いやお前はちょっと」

挿音「あ?食えるもんくらい作れっぞ?」キセルすぱーっ



千様「アンタの休みの日のお父さんが作りました感凄いのよねー」うちわパタパタっ

蒼月「昼ならともかく夜は胃もたれ起こしそうだよね」うんうん。

挿音「んだよ。じゃお前らが作れよ」ちっ

千様「えー? 破滅願望?」

家康「千ちゃん どんだけ自信無いの」



シロ「俺も割烹勤務とは言え まだ見習いレベルだしな
手伝いなら出来るが?」

石燕「あー。1人前って判断されるまで人に見せられん無いタイプっすねえ」納得。


蒼月「アンタ元々一人暮らししてたんだし 作れんじゃないの?」

粋「Σえ?俺!?」ぎくっ

千様「あー たまに凄い美味しいの作るわよねー」


粋「いやガチで割烹勤めしてる奴に比べたら煮崩れするし 味付け薄いし切り方なってねーし 何よりびんぼくさ

白「こいつにプレッシャー与えたら酷い事になるぞ」

千様「Σう。遅かったわ」




テオドール「では私が作りましょうか」いそいそっ

彬羽「お前さっき庭のカタツムリ見てたよな?」

テオドール「母国では高級料理「頼むからやめろ。」




テオドール「タコやサザエが良くて何故でんでん虫はダメなのでしょう。」うーん。

白「ん?1度食べたら結構いけ
粋「兄上 何でもかんでも食べるのマジでやめて下さい」真顔。



白「ワガママだな。焼けば大概の物食べれるのに」ふーやれやれ

石燕「前に焼いた熊肉食わされて あっし厠から出られなくなったっすけどね。」


千様「熊ってそんななるの?」

彬羽「おそらく石燕のひ弱な胃袋じゃ消化出来なかったんだろ」



家康「えーと。私カタツムリアレルギーだからパスで」

テオドール「Σそれはいけませんね!」おおうっ


一同(Σ手慣れている!!)






魄哉「皆お揃いで何の話です?」ひょこっ

蒼月「あれ、ジジイ帰ってたの?」

魄哉「あー やっぱただいま聞こえてませんでしたか
お話盛り上がってたみたいですねえ」

小太郎「盛り上がってたというか、そのな」



魄哉「?

あ、やっぱ彬羽君バテてますね 今日は晩御飯係代わります」

彬羽「ん?お前も仕事帰りじゃ」

魄哉「今日は比較的暇でしたから
というか 最近任せっぱなしでしたんで たまには代わらせて下さい」苦笑。



家康「さすがは徳川のオカンだよ」じーん。

魄哉「なんかあったんですか?」

蒼月「カタツムリ怖かったんだと思うよ」

魄哉「は?」





間。







白「なあなあ夕飯なんだ?」うろうろ

魄哉「さて何にしますかねー」うーん。


シロ「こら チョロチョロするでないわ
ガキか。」むう



テオドール「私も日本料理覚えるべきですかねえ」うーん。

千様「んー。出来たらでいいんじゃない?」

テオドール「味は好きですし頑張れば行けるかと」

蒼月「何?吸血鬼が気に入るって
日本食って血液みたいな味でもすんの?」



魄哉「そりゃたまには軽く指切ったりしますけど」えー。

千様「作りながらやめてくんない?」


テオドール「いえ、血液の味はしませんよ
多分?」

シロ「Σお前も自信無くすな!」


家康「大丈夫でしょ テオちゃん変わってるから
血を吸わない得意体質だし 血液関係ないないっ」


テオドール「まさか貴方に変わっていると言われるとは。」驚愕っ

家康「普段オドオドしてる割に意外と言うよね。」わお。



挿音「むしろ普通の所有んのか?」

家康「Σ反論できない!!」



テオドール「それに私は吸わないのでは無く吸えないのです
でもって吸わなくても生きて行けるので 現状吸っておりません
そこ重要です。」びしっ

シロ「どう違うのだ?」

小太郎「吸血鬼にしか解らない何かが有るんだろうな」うーん。



テオドール「解りづらいですか?
例えばですね 」えーと。


蒼月「ちなみにこの人の血液、1滴で犬神巨大化。大量なら禁呪の媒体にも出来ちゃうとんでもないシロモノだけど
血液の専門家としてその辺どう?」

テオドール「Σえ!」ぴくっ






白「噛んだら2度と再生出来なくなるぞ。」

テオドール「Σで、ですよねっ」ひいいっ


石燕「採血すら診療所ぶっ壊してても逃げようとする人っすからねえ」

蒼月「うん。怖い怖い」ふふんっ

石燕「わざとっすか。」うわあ。



粋「え?何?兄貴の血ってお前らにとってそんな良いもん?」

テオドール「そうですね。 解って頂けそうな物に例えるなら

焼きたて 国産霜降り黒毛和牛のA5ランクのステーキ と言った所でしょうか!!」くわっ

粋「Σう!それはヤバイ!!」おおおっ






白「2度と再生出来なくするからな?」炎ぼぼぼぼっ

テオドール「Σ噛みません!!噛みませんからっ」ひいいっ

粋「Σ俺なんでぶたれたの!?」たんこぶっ




家康「若いねー 私霜降りとか聞いただけで無理だよ」あっはっは。

石燕「胃に来そうっすねえ」苦笑。

シロ「会話から加齢臭が出とるぞ」




千様「あらー?血と言えば」あら?

魄哉「この話まだ続くんですか?」玉ねぎ剥き剥きっ


千様「アンタもレア物よね?
ほら不老長寿伝説の鳳凰の血。」

魄哉「この流れでなんて事ぬかしますか。」


テオドール「・・・。」じーっ

魄哉「Σリアクション抑えててもバレバレですからね!?」

テオドール「例えるなら はるか昔に絶滅したと言われる南米の幻のチキン「Σ若干高級そうに言ってもダメです!!」





彬羽「普通の食い物に例えられるくらいなら さして重要じゃないんじゃ無いのか?」うちわぱたぱたっ

シロ「そもそも例えが無理なら食わんで良い物だしな」うむ。





魄哉「よし。今日のメニューは牛レバーとニンジンとほうれん草の炒め物です
存分に増血下さい」

テオドール「Σ私の血が増えても意味ないのですが!?」



蒼月「Σえええ!俺レバー苦手なのに!」がーん。

小太郎「お前何歳児だよ。」わおんっ


魄哉「そもそもバンパイアの吸血行為は 自分の血が足りないとかなんかそんな理由で生きてる人間の血を吸うのが起源だったはずです!
つまり!自分の血が足りてれば問題なし!」ニンジン刻みっ


石燕「あ。寝不足のあっしみたいなもんすか?」手ぽん。

テオドール「Σ万年貧血では有りません!!」







間。








白「何でもいいけどまだか?」ぐううう。

テオドール「手 切りませんかね」じーっ




魄哉「すみません 誰かこの子達撤去して下さい
危ないです。」


コマ『はいはい。お母さんを困らせない』筆談っ

一二三「良い子は大人しく向こうで待つだよー。」



挿音「うち ガキ多くね?」

彬羽「今更だな。」

蒼月「レバーやだ。」ずーん。





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