小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

7月9日

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粋「ごめん。ちょっと旅に出る」遠い目。

千様「Σいったい何が有ったの!?」




家康「おそらくコレだねえ」

ねこ「にゃっ」虎刈りっ

千様「Σきゃー白君のにゃんこおおお!!」ひいいっ


粋「暑いと猫も辛いって聞いたからっ
だからちょっと散髪してやろうとしたらっ!!」うわあああっ




彬羽「流血しなかっただけナンボかマシだ
猫は皮膚が伸びるからな 慣れねえ奴がやると身の入ってる所までザクッと
粋「Σうお あっぶねええええ!!」ひいいっ


家康「元が器用なのが幸いしたんだねえ」

千様「てか器用でも虎刈りになっちゃうのね」うーん。

粋「めっさ暴れられたし 途中でやめたらそれこそ悲惨だしでっ」手ボロッボロ

家康「うわー。偉く抵抗されたねえ」わおー。


一同(猫の気持ちも解る) うん。




小太郎「動物の散髪は意外と難しいんだ
そもそも散髪する様出来てないしな」わおんっ

彬羽「やるなら基礎知識は身に付けた方が良いぞ」

家康「彬羽 お前絶体出来るよね?」

粋「Σ任せときゃ良かった!!」がーん。


家康「親切心が仇になったかあ
お前つくづく運が悪いねえ」うーん。


粋「という事で まだ死にたくねえから毛が生え変わる秋まで本気で身を隠そうと思ってて」冷や汗ダラダラッ

小太郎「いや謝れよ
白が本気になったら 百鬼夜行フル稼動で捜出されるぞ」


粋「Σ国内無理!?
やべえ吸血鬼! ちょい海外まで連れてって!!」ひいいっ

テオドール「はい? 密入国希望ですか
何から逃げ Σうわー!白さんの猫おおおっ」 ざらららっ

粋「Σ見ただけで灰になるレベル!?」ひいいっ




千様「だ、大丈夫よー
ほらテオ君は 昨日の射的で殿が取って来たロザリオでビックリしただけよお」ほらほらっ

彬羽「おい。灰の上にロザリオグリグリやめてやれ」

小太郎「復活しながら崩れそうだな」わおんっ




千様「そもそも何でこんなの取ってきたの?」

家康「あー挿音との勝負が白熱してねー
どちらが先に店の物全部落とすかって本気になっちゃって」あっはっは。

小太郎「店のおっちゃん今年も泣いてそうだな」わおんっ


粋「俺も泣きそう。」ふっ







魄哉(Σ見慣れたチリにロザリオがぶっ刺さっている!!) びくっ







間。







千様「ごめんなさいねー
あのタイミングでサラサラされると粋君パニクると思ってー」


テオドール「まさか 復活阻止の為に十字架突き刺されるとは思っておりませんでした。」どんより。

魄哉「すみません。よく言って聞かせておきますので」



彬羽「その何だ
見慣れれば差程言う程悪くもない。かも知れないぞ」

虎刈り猫うとうとっ

粋「お前よ 一二三が虎刈りにされても同じ事言え
彬羽「は?」
粋「Σごめんごめんごめん!例え!例えだからマジでやんねーからあっ!!!」ひいいっ



千様「なんで的確に地雷踏みに行っちゃうのかしら?」

家康「つくづくお馬鹿な子だよねえ

てかさ。お前なら劇的にフッサフサになる育毛剤とか作れんじゃない?」

魄哉「んなもん作れたら殿に差し上げてますよ」しれっ

家康「Σえ? ちょ まだ薄くない!薄くないよね!?」ひいっ






白「なんだ家康 ハゲたのか?」ひょこっ

一同「Σっぎゃーーーっ!!!」びくううっ





白「皆してぎゃーって。」耳キーン。




家康「Σちょテオちゃんがビビって灰に!!」

千様「Σ残虐行為見たくない気持ちは解るけどっ ずるいー!!」パニックっ



粋「俺も灰になりたい」全てを諦めた目。






ねこ「にあーっ!」たたたっ

一同「Σあ」




白「・・・。」

ねこ「にぁあん」ゴロゴロすりすりっ









白「夏毛 ワイルドだな。」よしよし

一同(Σ受け入れたーーっ!?)




粋「Σあれっ?え?気づかれなかった?」きょとんっ

魄哉「みたいですね
てか君 なんでちょっと腹切ろうとしてんですか仕舞いなさい仕舞いなさい。」

家康「切腹介錯無いとモツ出て痛いだけだよー」

粋「Σマジで!?」






彬羽(・・・?)怪訝っ







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九尾「ほれほれ 見るが良いっ

だーりんの弟がな。カットの練習台になってくれと言うのでなー
最初は嫌じゃったんじゃが あの溺愛しとる猫の為じゃと言うのでの 一肌脱いでやったのじゃ

どうじゃ?案外良い感じだとは思わぬか?」うきうきっ


シロ「お前 毛は女の命では無いのか?」

蒼月「度胸あるよね九尾ちゃん」うわあ。


九尾「あの小僧なんやかんやで器用じゃからのー
賭けて良かったわ イメチェンじゃイメチェン
だーりんも可愛えと思ったのか 饅頭箱でくれたぞいっ」きゃっ


シロ「ん?何故にだ?」

九尾「いや、じゃから可愛えー思ってのプレゼントではないか?」


蒼月「へー。あの人がそんなするの?
まあ弟が迷惑かけたってのも有るかもだけどさー」ふーん。





九尾「なんじゃ 疑うのか?
食べずにとっておるのじゃぞ?ほれ見せてやるわ」くるっ


シロ・蒼月(Σハゲとる!!!)ぶはっ



九尾「ん?」くるっ


シロ「Σあ。いや何も
涼しそうでよよよいでは無いかっ」冷や汗だらだらっ

蒼月「だねー。ホント たまには良いかもねー」ひきつり笑いっ

九尾「じゃろ?
夏はクールな女じゃっ」ごきげんっ

蒼月「だね!ホントクールで最高だねっ!!」やけくそっ





シロ(おいっ!狐の毛はどれくらいで伸びるのだ!?)ひそっ

蒼月(哺乳類のなんて知らないよ!
つかばらしちゃダメだよね!?さすがに女心砕け散るよね!?)ひそひそひそっ










粋「ともあれ。あー良かった
案ずるより産むが易しかー」よしゃー!




テオドール「あの、なんか白さんの方が顔色悪いのですけど。」

魄哉「ですね。てか猫はセーフのはずなのに 粋君相手に殺気立ってません?」うーん。






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