小咄

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くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

7月6日

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【幕府公営診療所】




蒼月「でさー! 面白そうだからちょっとからかってやろうと思ってさ 綺麗なお姉さん達の店連れてったんだよねー
そしたら何? 何アレ 初々しくて可愛いとかやたらウケちゃってさー
行きつけの俺放ったらかしよ? マジムカつく何なのあの新顔っ」けっ


常連の婆ちゃん「女なんてそんなもんだよー」あっはっは。

常連の爺ちゃん「解ってても男は割り切れ無いんじゃー」うんうん。



飛天「あの、 医者の待ち合いで生臭い愚痴やめてくんない?

てか何でうちで愚痴ってんのお前。」

蒼月「春一で愚痴ろうと思ったら ツケ溜まりすぎてて追い出された」きっぱり。

飛天「むしろ何で入れると思った」

蒼月「え?身内じゃん?兄弟じゃん?
ツケくらい大目に見ろって思わない?」

飛天「あーうん。店の姉ちゃん達にも適当に扱われるわこりゃ」納得。




蒼月「ちえー何だよ 漢方オタク
患者の精神の健康保つのも医者の役目じゃないの?」ふんっ

飛天「100%健康体は患者じゃありません」きっばり。


常連の婆ちゃん「まあまあ
愚痴ならこの婆が聞いてやるって
何せ私ら常に暇だ 気軽に愚痴吐きに来なさいって」にこにこ。

飛天「あのートメさん? 俺が嫌なんだけど」

常連の爺ちゃん「先生。トメさん都合の悪い事は聞こえんぞー」



蒼月「うわ。優しい
お姉さん独身?」真顔。

トメ「Σ孫が8人おるがっ!?」


飛天「Σこらこらこらこら!!」



常連の婆ちゃん「ととと年寄りをからかうもんじゃないよっ」かああっ

蒼月「えー。こう言うのは年齢関係ないでしょ」

常連の爺ちゃん「Σトメさんダメじゃ!この手の小僧は女を泣かせるぞ!!」





飛天「Σ待ち合いがドロドロ三角関係に!!」うわああっ

白「なんだこれ。」びっくり。


蒼月「あれ?珍しい
ほら見て彼女出来ちゃった」どやっ

常連の爺ちゃん「こら!この子はからかうなっつってんだろっ」まんざらでも無しっ

常連の爺ちゃん「トメさん!思い直すなら今じゃああ」



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【割烹 春一】


ひな「で、強制撤収されて来たんですか」あらまあ。

庵「孫8人居るお婆ちゃん口説くって」うわあ。

蒼月「年上も嫌いじゃないしー。
皆頭固いんだよ」けっ

朱禅「固いって言うか お前もう凄いわ」ドン引き。



蒼月「元はと言えばお前が店に入れないからじゃん
あーあ。無駄に怒られたー」むすーっ

庵「ここまで来ると人生楽しいだろうね」


朱禅「ったく 飛天に悪い事したなあ
ほれ、奢ってやるから大人しくしてろ」そうめんどん!



蒼月「えー。あんまり好きじゃない」

朱禅「終いにゃかっ捌くぞ」刺身包丁ぎらり。



白「じゃ俺が貰う」

蒼月「いいよー
てかさ 何で診療所来てたの? 1番縁遠いよね?」

白「お前に用事が有ったんだぞ」そうめんちゅるんっ

蒼月「へ?」


白「正確には徳川と合同な
細かい事はコレに書いてるって」メモぴらりっ

蒼月「あ。そういう?

ふーん。それならギャラリー居たら話せないよねー」ふむふむ

朱禅「閑古鳥鳴いてて悪かったな」けっ


庵「え?何なに?」

蒼月「へへー内緒。 あ、それとも俺に興味有「微塵もないから良いや」うん。


白「で、こっちそうめん代な
俺が食べたし」包みぽいっ

蒼月「はーい 毎度っ
じゃさっさと片付けて来るね」わーい。


ひな「? ?

何かの依頼ですか?」


庵「Σちょ 今ちょっと見えたけど そうめん代桁おかしい!おかしいって!!」

朱禅「何か知らねーけど前金制?
よくあんなの信用できるよなー」

白「身内相手に酷いなお前。」

朱禅「身内だからこそ信用できねーの知ってんだよ」けっ



白「あれであっちこっちのツケ払うかな?」

朱禅「いやー その前に使っちまうだろ」うん。

ひな「あの 今度からこっちに渡して下さいね
何が何だか解りませんけど」




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連続妖怪密売犯「Σぎゃー! 売り物がオッサンにいい!!」ひいいっ

役人「全て聞かせて貰ったぞ! 皆の者引っ捕らえろおおお!!」

密売犯「Σぎゃーずらかれ うおお小判が葉っぱに!!」ひいいっ




蒼月「やーい。馬鹿丸出しー
夢の続きは有料だからね」あははっ



家康「毎度毎度 生き生きとやってくれるよね」わおー。

挿音「だな。やっぱ幻術ぱねえわ」キセルすぱーっ


蒼月「でしょでしょ?
俺って凄いと思うんだよねー

その割に最近あんまモテてないの何でだろ」真顔。

家康・挿音「性格。」きっぱり

蒼月「ハモんなよ。」




家康「ま、若いんだしガツガツしてなきゃナンボかマシかもよー

ほら、女の子成分足りないなら鏡子ちゃんに相手して貰いなさいって」手鏡ぽいっ

蒼月「Σうわ馬鹿投げんなよ 危ないなっ」わたわたっ

鏡子「Σきゃー落とさないで下さい!割れるっ割れますうっ」ひいいっ




挿音「なんだかんだで鏡の嬢ちゃん わざわざ手鏡に出張して来てんのな」へー。

家康「女心は複雑だねえ」うんうん。







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テオドール「ーーーで、昨日知らない人が沢山で 目が回りそうだったのですが

その内の1人が仰っていた話では 蒼月さんと夜遊びすると怪奇現象が起きるとかで
身支度する時等 鏡に知らない女性が映るとか

おや?鏡?」えーと。

一同(Σどう考えても鏡子ーーっ!!)




石燕「鏡子さん。やっぱゲテモノ食いなんすかねえ」うわあ。

千様「聞かなかった事にしたげましょ」うん。






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