小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

6月23日

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魄哉「はー。夢見が悪い」げんなり。



千様「朝っぱらから辛気臭いわねー」

魄哉「気分最悪の夢見た日って 翌朝体も辛くありません?」

家康「あー。雨だからかなあ?
寝苦しくて 嫌な夢見るんじゃないの?」


粋「あー!解る解るっ
あっついと寝苦しくて転がり倒すからさー 体寝違えるし。ありゃキツいって」直しきれない寝癖ぼさぼさっ

魄哉「それのはずなのに 何か違う気するのは何故でしょう」うーん。

家康「絶体寝相元気すぎて 体捻れて寝てるよねこの子。」




千様「じゃ違うわよ

朝イチで御味噌汁腐ってるわよーって 叩き起こしに行ったら コイツ死体みたいに姿勢良く寝てたものー」

家康「Σだから 野郎の寝てる所に堂々と乱入しないの!!」

魄哉「慣れてしまった自分が呪わしい」ふっ

粋「Σお前も負けんなよ!!」



コマ『あの。寝苦しいで思い出したのですが』筆談っ

家康「ん?何々?」


コマ『この世で一番危険な寝相と寝ぼけ方をするあの方は大丈夫

粋「Σあ。やべ
今日兄貴見てねえわ」はっ


彬羽「そこは有る意味大丈夫だ
いや アウトか?」

家康「ありゃ。やっぱ何かあったの?」

彬羽「前から思ってたんだが あの部屋割り絶体俺に色々後始末させる気だな?」

魄哉「どっちかと言えば うっかり燃やされても命に別状無さそうな人から近くの部屋に「お前も大概酷いな。」


粋「で、何?
寝苦しさでキレてマジで火炎放射?」おそるおそるっ

彬羽「手前は自分の兄貴を何だと思ってんだ」

千様「え?じゃーなになに?」


彬羽「無意識に涼しい床を探したらしく 物音で俺が気がついた時には静かに池にハマって
家康「Σ違う方向で大事故起きてた!!」ひいいっ



千様「あらー。寝ぼけて庭まで転がり出ちゃったのねえ」あーあ。

粋「つーか兄貴 カナヅチじゃねーかよ うわこわっ」背筋ぞわっ

魄哉「彬羽君が起きてて良かったですねえ」うわあ

彬羽「暑くて寝れたもんじゃ無かったからな」きっぱり


コマ『ナマモノは梅雨は辛いですね』筆談っ

魄哉「ですねえ 油断すると味噌汁は腐るし、糠床はカビるし
嫌な季節ですよ」はーやれやれ。

千様「虫も出てくるしねー
意外と家の中じゃ見ないけど。」

粋「あ、それ 小太郎が自分の仕事って事で駆除頑張ってんだってよ」

千様「Σえ!やだ凄い」おおっ



魄哉「虫が居ないのは助かりますよね

山の中なんで ほっといたら偉い事になりそうですし そんなのなら余計夢見悪そうですよ」苦笑。

家康「何?そんな嫌な夢見たの?」

千様「えー。アンタがそこまでなるようなってどんなの?」



魄哉「実は
殿が一攫千金!とか言い出して 自室で椎茸栽培をコッソリ初めて 梅雨のジメジメと相まって室内がド偉い事に ってコラ何処に行くんですか?」

家康「おおおおおおお便所に やだなあ最近厠が近くて
ちょっと離して漏れちゃ「漏らせ。」



粋「Σえ?何?お前まさかマジでやってんの?」

千様「Σ室内椎茸栽培を!?」ひいいっ

家康「だってえええ! 何か私も一芸欲しくてええっ」

コマ『射撃百発百中じゃ足りんのか。』筆談。

家康「ほらほら!コマちゃんだって私には敬語無しなんだもん!!
殿も尊敬されたかったのー!!」

魄哉「素人の椎茸栽培でどう尊敬しろというんですか!タンポポも育てられない男がっ」くわっ


千様「タンポポって。」うわあ

粋「植えなくても勝手に育って咲くだろアレ」うわあ。





彬羽「仕方ない。腐海を焼き払って来るか
おい、起きろ 座ったまんま寝るな」頭ぺしっ

白「ん?

あれ? なんか溺れた夢みたような」はて。


コマ『まさかの溺れた事に気がついてないパターン。』筆談。

魄哉「夜の間は池に蓋しといた方が良さげですね。」うーん。


家康「私の椎茸ー!」うわーん。

千時「絶体はびこってるの椎茸じゃ無いわよね」

粋「うわ見たくねー」うげ。





間。





白「ふーん。じゃ予知夢っての見たのか?」すっきり。

魄哉「そんな良い物では無いと思いますがねえ」うーん。


千様「白君動いたら眠気飛んだのかしら?」あら?

粋「残ってた池の水分蒸発したんじゃね?」

彬羽「天ぷら鍋かこいつは。」




魄哉「夢ってのは 脳が1日の出来事や知識を反芻しながら整理してる状況ですからねえ
故にこの場合 無意識に殿の挙動不審とかそんなのを僕が感じ取ってて 睡眠中に上手く整理されて夢として見た って所ですかね?」

家康「に、しても なんで椎茸栽培までバレたんだろ?」たんこぶ。

千様「椎茸植える木運んでる所見られたとか?」

家康「無い無い。ちゃんと留守中狙ったし

あれかな?天海前からやたら嫌な夢当たるよね
本気で予知夢見てるんじゃないの?」


粋「Σえ。 先の事解んの!?」

魄哉「んなワケありませんて。

仮にそうだとしたら 中々人生キッツイと思いますよ」

千様「えー?なんで?」

魄哉「これから起きる事が解ってしまうなら つまりこの先のこの世って既にシナリオが有るって事じゃないですか。
そんなの つまらないと思いません?」

粋「いやつまんねーつか 怖えよ。」


彬羽「まあ、それも変えれる物ならいいがな
四苦八苦してどうにかなった事すら 決められてたとかってなるとやってられねえか。」ふむ。



白「そういうのって変わらないのか?」

魄哉「さあ? どうなんでしょうね

そもそもシナリオを書いた人は誰?とかややこしくなりますし
そこは僕らの知るべき領域では無いのかと。」お茶ずずー。





粋「? あれ、なんかマジな話?」

千様「なんか 空気がね」あら?


白「知り合いにそういうの1人居るからな。」

魄哉「おや。奇遇ですね 僕もです。」


一同「Σそんなのそこらに居るの!?」ひいいっ



白「そんな特技あったらストレスでハゲそうだな。」

魄哉「あーですねえ 僕の知ってるのはハゲては居ないですがメンタル焼け野原ぽかったですねえ」うんうん。

白「俺の知ってるのは どっちかというと庭の池だな。」

魄哉「あー、亀やら魚やらが元気なんで常に濁り気味ですねえ 」

白「うん。生臭いからあんま寄らないけどな。
気のせいかな 今日あの池の臭いキツいな?」

彬羽「そりゃ手前が落っこちたからだろ」

白「ヘ?」






ーーーーーーーーーーー




【常春の里】



朔日「のほほんと談笑しながら罵詈雑言並べたてられる夢を見た」むすーっ

※未来予知出来る人。(同一人物)



翡翠「Σお疲れですか!?」



旭「ダラダラ昼まで寝てるからじゃね?
寝すぎたら疲れるって話だぞ」

朔日「昼まで寝るのは貴族の特権だよ。
いつもの事だし今更だろう」むう。

夕霧「トシじゃないの?

もしくは 寝てる間に寝ぼけて千里眼発動してるとか?」

翡翠「お前な 長に向かって少しは口を慎まんか」むっ。



朔日「ああ。千里眼か。」手ぽん。

旭「Σ本気で寝ぼけて発動かよ!!」

翡翠「我が主に罵詈雑言とは何処の輩ですかっ!!」くわっ


朔日「いやこの場合は良い
言ってる事は悪口だけど案じてくれてるように聞こえなくも無いし」うん。

翡翠「あの、どんなですかそれ」



夕霧「え。ちょっと待てよ
寝惚けて千里眼とか そんなの有るなら僕らもプライバシーとかそんなのヤバくない?」冷や汗っ

朔日「いやプライバシー以前に 私はお前のオシメ取り換えた事が有るし」しれっ

夕霧「Σ待てコラ!いつ何処でだそれ!!」


朔日「いや 王様がやりたいって言ったら拒否出来ないからね?
貴族の子に生まれた事を呪いなさい」

夕霧「Σだああ 反論出来ないのがムカつくっ!!」



旭「実は俺も森で迷子になって鼻垂らして泣いてるの連れて帰った事あんだよなー」ボソッ

翡翠「我らの寿命は無茶苦茶長いからな。
その上大概里が狭いのでどうしてもな」うむ。

旭「おう。おっちゃん呼ばわりされてキツかったわ まだんなトシじゃねーっての。」けっ




朔日「まあまあ 良いじゃないか
皆に見守られて無事に生意気に育った事だし。


そんな事よりだ。

私は亀の居る池の臭いがしたり、頭皮ヤバかったりするのだろか?」真顔。

翡翠「Σやはりめちゃめちゃ暴言吐かれてませんか!?」




朔日「他は許せても亀はキツい。」ふっ

旭「いや頭皮もだろ。
まだまだハゲてねーから安心しろよ」


朔日「あと翡翠 純然たる私の悪夢なら良いのだが
少し部屋は片付けた方が「Σうおう!申し訳ありません!最近忙しい物でおおおお見苦しい物をっ」ひいいっ

夕霧「Σどさくさに何見てんだよ!このムッツリ!!」

旭「王サマよ。アンタ逞しくて良かったよな」うん。





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