家康「あのー。家に戻るなり 奥に封印の間的なのが」冷や汗っ
魄哉「開けちゃダメですよー
お客様いらしてますので」
家康「Σ御札まみれで襖の前に人形びっしりのお客様って何！？」
彬羽「仕方ねえだろ。
前から相談を受けてたんだが 江戸城であの奉り方するワケにもいかねえし 期限的にギリッギリまで待たせてたんだ」
千様「奉る？ 神様的なお客さんなのー？」
彬羽「地方によってはそういう扱いだな
ちょっと環境整えねえと外出もままならないんで禍々しくなったが」
小太郎「へー。何だろ」わおんっ
家康「のののの呪われたりしない？」びくびくっ
彬羽「既に生霊多数に憑かれてる奴が今更何言ってんだ。」きっぱり
家康「Σ見えない物はセーフなの！！」
魄哉「ならちょっかい出さない事ですね
では、江戸城行ってきます」すたすた。
家康「Σぎゃー行かないで！ 主君を見捨てないでええっ！」ひいいっ
シロ「放置される時点で安全だとは気づけんのか」うーん。
蒼月「無理じゃない？バカ殿だし。」きっぱり
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白「で、こんな感じで大丈夫だったのか？」
座敷童子「うむ。すまぬなあ主殿
手順を踏まず護りし家から離れると 家が没落してしまうのでな。」
ちょこん。
粋「へー。呪いかと思ったら結界なのかコレ」へー。
座敷童子「うむ。
この手の部屋を用意せねば 外出扱いにならぬのでな。
おちおち旅行にも行けぬわ」ため息
白「宿にこんな部屋あったら 絶体変な噂たつよな。」うん。
粋「うん。俺も正直どんな化け物封印してんだって」目そらしっ
座敷童子「あ、入り口の前の人形は要らんぞ
弟御の様にビビりが腰抜かすし」
白「あれ？座敷童子って人形並べてる部屋にでるもんじゃ「部屋の前に並べてどうする。」
コマ『腰抜かしたのですか？』筆談っ
粋「Σぬぬぬ抜かしてねえし！ちょっとビックリしてコケただけだし！」
石燕「抜かしてるっすねこりゃ」うん。
座敷童子「しかし普通の人形も良いが
この人形も良いのう」ほう。
コマ『私 非売品にございます。』筆談ぺろんっ
白「持って帰っちゃダメだぞ」
座敷童子「ダメか」ちっ
石燕「しかし 見た目小さい女の子なのに、なーんか九尾さんみたいな喋りっすねえ
キャラ付けっすか？」
座敷童子「いや。見た目幼女なのはそういう妖怪だからであって
中身普通にクソババアじゃからな？」
粋「あ！知ってる
ロリババアって奴 Σぐほあ！！？」
白「で、長い事憑いてるから家がそろそろボロいし座敷童子の部屋も直すし
その間ちょこっと間借りさせて欲しいって話なんだ。」
がたがたっ
座敷童子「おい。弟御挟まったぞ。
ワシは気にしとらんので襖開けてやれ こりゃもがいとるもがいとる。」
白「女の年齢ネタにすると三代祟られるんだろ？」
座敷童子「主殿 そりゃーお前さんの周りの女がタチ悪いだけじゃ。」
白「そうなのか？」はて。
石燕(確かに ヤバイ人にしかモテて無いっすね。)うん。
座敷童子「長く生きとると多少運気の流れも見えるのでな
その、言いにくいが
主殿 女難の相が出ておる」くわっ
コマ『女難なら此方では？』
蒼月「Σ何なになになに！？いきなり引っ張ってきて何 うわ誰この幼女！！」
座敷童子「そっちは女に災難運ぶ方じゃ」きっぱり。
石燕「あ。マジで当たるんすね」ほう。
蒼月「Σワケ解んないけどシバくぞクソモヤシ！！」
白「女難？」はて。
座敷童子「女のせいで苦労すると言う奴じゃよ
自覚は無いのかまあ良いわ
それともう１つ 気になる物が」むう。
粋「Σえ。兄貴まだあんの！？」
座敷童子「知り合いに貧乏神おらん？」
白「居る。」きっぱり。
一同(Σ庵ーーーっ！！！)
座敷童子「あーやはりな おるのか
これだけ影響強いと 本人も解っとるじゃろなーと」ふむふむ。
粋「あいつ マジもんだったのかよ。」うわあ
石燕「気の毒極まりないっすねえ」
コマ『確かに女難にも繋がります』筆談っ
石燕「Σ成る程！」おおっ
座敷童子「しかし、嘆く事は無いぞ
その貧乏神のせいで酷い目にも合うじゃろうが
その分所謂リターンもあるはずじゃ」
白「？」
粋「そう言えばくじ運はやったら良いよな」うん。
蒼月「いや醤油って
山道運ぶの罰ゲームだった奴じゃん」
コマ『でも富くじでも大当たり当ててましたよ？』筆談っ
白「家康に借したきり帰って来ないな。」
蒼月「あー。無理だね」うん。
座敷童子「・・・どんまい。」ふっ
石燕「幸運を呼ぶ妖怪に同情されるってキツイすねえ。」うわあ。
座敷童子「えーと。その 此処にお世話になってる間は 少しでも幸運になるよう頑張ってみるからな？」
白「お前めちゃめちゃ気を使ってるだろ」
座敷童子「Σだって 運使う所が無駄過ぎるんじゃもん！！」
粋「うちの兄貴 深く物事考えないタイプで良かったな」しみじみ。
コマ『まともな性格だったら メンタル病みそうですね』カタカタっ
蒼月「深く気にしない性格に生まれついたのが最大のラッキーだったんだね」納得。
石燕「あ。確かに
そこだけ羨ましいっす「そこだけかよ。」
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【街はずれ 市】
商売人「そこのお坊さん 籤引きやってかない？
大当たりはこちらの米俵だよー」
魄哉「えー。こういうのは期待したら敗けなんですよねえ
ま、お安いですしノリで1回お願いします。」
カランコロンカラーン。
商売人「Σうおおおお大当たり出ましたー！！」
野次馬おおおおおっ！
魄哉「Σえ
うっそ うわ、今日は運が良いですねえ」きょとん。
