小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

6月5日

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魄哉「はい。と言う事で 家の修繕が終わったそうです。」

小太郎「Σはやっ!!」



千様「あら?家って半分吹き飛んでも数週間で直るの?」

家康「工事してたのが新人とは言え忍だからねえ
早い作業に慣れてるとか?」



魄哉「いえ。猪が効いたとか何とか。」

千様「あらー 工事の合間に猪とって食べてたの?やんちゃねえ」へー。

シロ(Σまさかの効き目がダイレクト!!)

粋「何か有ったの?お前」はて。


彬羽「細かい事は気にするな
荷物まとめると言ってもほとんど何も無いがな」ふむ。



つつじ「ええなー。あんさんら帰れるんか」

皐月「私はもちょいここおりたいけどな。
さすがは江戸城 ご飯が豪華や」うんうん。

つつじ「わてはそろそろお粥が欲しいわ」ふっ



家康「芝居小屋の寮も忍軍でお願い出来る?」

挿音「うえー。既に町の大工に頼んでんだろ?
あいつら血の気多いから途中から変われとか言いづれーわ。
揉めたらまた面倒いんだよなあ」頭かきかきっ




蒼月「あ、やってくれる流れだね
良かったじゃん。」

粋「穏便に済むと良いけどなあ」うわあ。



家康「じゃ 久々帰宅だね

はー 良かった。いやー城って肩こるよねえ?」あははっ

魄哉「あの。御自分が『徳川家康』なの忘れてますよね?」





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小太郎「Σおおすっご!! 元通りだっ!」おおおっ

一二三「前よりピカピカだべー!」わーい。




魄哉「各部屋 寛ぐ前に雑巾がけして下さいね」タライと雑巾スタンバイっ


粋「へー。ホントに元通りだ
徳川忍軍すご
てか兄貴の部屋 なんで封印の間みたいになってんの?」

お札べったべた。

石燕「おそらく半端に壊れてる所解体してたら 埋め込まれてたお札大量発見しちゃったんっしょねえ」うわお。

粋「忍の奴らビビっただろなあ」うわあ。

小太郎「絶体お札破棄しちゃダメだって気持ちが凄く伝わる光景だな」うん。




千様「あ、そっか
白君の部屋って寝ぼけて燃やされない様に 火禁のお札一面埋め込んでるとか言ってたわね」ふむ。

魄哉「また畳に縫い込まないといけませんねえ」苦笑。

蒼月「うっわ大変そう。

ん?あれ バカ殿は?」



家康「ちょっとおおお!私の部屋無事だったはずなのに 中空っぽになってんだけど!!」涙目っ

魄哉「ああ。そういえばサービスでゴミも捨てときますねって言ってたような「Σゴミじゃなーい!!」


千様「Σえ!要る物捨てられちゃったの!?」えええっ

蒼月「いいじゃん あんた片付けらんないんだし
掃除して貰えてありがたいと思えよ」

家康「Σ良くない!!」くわっ

粋「端から見たらゴミでも本人には大事なコレクションって事も有るもんなー
で、何無くなってたんだよ」


家康「まずは 箱いっぱいのセミの脱け殻「思ってた数倍ゴミじゃねーか。」

家康「Σ私にとっちゃ大事なコレクションなんですけど!」

粋「Σいやいやいや!何歳児のコレクションだよ!!」



魄哉「見てきましたが箱いっぱいのドングリも処分して頂いた様で助かりました」ほっ

家康「あーあれは普通に 中から虫出て来たから自分で捨てたね。」思い出し鳥肌っ




千様「オカンほんと大変ね」ドン引きっ

蒼月「いいトシして 何してんのコイツ」引きっ





白「家康が政務に関わって無くてホント良かったな。」真顔。

家康「自分でもそう思うよ」真顔。

粋「自覚有りかよ。」





襖すぱーん!


粋「ん? どしたカラス」



彬羽「まずい」冷や汗っ

家康「へ?何が?」


彬羽「その、江戸城に持って行くのもどうかと思って置いてた

妖怪共の名簿と一覧見られたぽい」冷や汗っ

粋「Σげ!!」



石燕「見られちゃ何かまずいんすか?」はて。

白「皆が皆石燕みたいじゃないからな。」うん。


蒼月「Σ何してんだよバカ!
なんでそんなの堂々と置きっぱにしてんだよ隠せよ!!」

彬羽「Σ隠し切れるかあんな量!!

さすがに家の中の物勝手に漁らねえだろうと思ってたんだ!!」


魄哉「見られたぽいとは?
部屋の中掃除してくれてても書の中まで見てるとは限りませんよ?」



彬羽「いや、こんな事も有ろうかと
開いたら一発で解る様に 全部に小さい紙をを挟んでだな

魄哉「どこの新世界の紙ですか。」

蒼月「アレ全部にその仕掛けしたのかよ」うわあ。

彬羽「いや紙は実はフェイクで 1度切れたらあった事すらほぼ解らん蜘蛛の糸を表紙と背表紙に繋げ「それやってる間に隠せよ馬鹿。」



彬羽「やらかした 人間の好奇心甘く見てたか」ちっ

粋「いやそれカラスに言われたかねーだろなあ。」うーん。




白「ん?でもコレ」名簿ぱららっ

蒼月「ん?何々っ」



白「お前コレ読めるか?」ページぺらっ

粋「Σ何だこりゃ日本語なのに読めねえええ!!」ひいいっ

魄哉「あー。行きすぎた達筆ってたまに読みにくいんですよね」納得。


家康「あー。プラスちょっと速記?
これは私も読めないや」

彬羽「Σホントか」おおっ




千様「彬羽君がめちゃめちゃ字を書く子で良かったわー」のほほんっ

石燕「あのーそれより千様さん
さっきから何で1人寛いで「掃除とか汚れるから嫌。」きっぱり。





魄哉「石燕さんスルーです。
千様がちゃんと掃除するとか始めから思ってませんので」しれっ

千様「おほほほっ 挑発してもやんないわよー」どやあっ

魄哉「知ってます

さて、 それより
長らく留守にしちゃいましたが色々大丈夫ですかねえ?」

マッドサイエンティストの実験室。


粋「Σ一番ヤバイのが剥き出しだったああ!!」ひいいっ



魄哉「開けるの嫌だなあ」ボソッ


千様「Σちょ何!? 何を作ってたの!?」ひいいっ

家康「お前も吹っ飛ばすならあの研究室吹っ飛ばしてよ!!」

白「正確にはコマに命令して家吹っ飛ばしたのお前だぞ?」

家康「Σそういやそうでしたあっ!!」





魄哉「いえいえそんなビビらなくても
別に放置されて突然変異起こすのや 勝手に進化するようなヤバいブツは扱ってま
蒼月「Σフラグ立てんなクソジジイー!!」ひいいっ





彬羽「お前ら 最悪もう一度江戸城の厄介になれば良いだけだからな?」

粋「Σまた吹っ飛ばせと!?」

白「俺等に任せたら全部吹き飛ぶかもしれないぞ?」






魄哉「大丈夫ですよー 多分。

ほら開けますねー
そんなしょっちゅう吹き飛ばさなきゃいけない様な物


小太郎「Σ待て!なんか音がする!」わんっ

うじゅるうじゅる。



魄哉「・・・。」

一同「・・・・。」






魄哉「六根清浄 急急如律令!!」くわっ!!

家康「Σ何が居たのおおお!!」ひいいっ




戸の隙間から湯気しゅううう


魄哉「お、おそらくこれで鎮まりはしたかと?」冷や汗っ

粋「Σ何が!?」




蒼月「忍の人等 この部屋入らなくて良心底かったよね」うわあ。

白「入り口フダまみれだからかな。」うん。

シロ「成る程 本気でヤバそうな物には手出しせぬ
忍の基本だな」うむ。


一二三「次に修理頼む時は 彬羽さんも名簿に御札ペタペタ貼っとくと良いかもだなー」のほほんっ

彬羽「んなしょっちゅう家吹き飛ばされてたまるか。」


白「さっきやれって言ったくせに」むう。







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新人忍A「いやーしかし凄かったすね
お頭レベルになると お祓いとかするんすか?」

挿音「は?」

新人忍B「家の中凄かったすねー。
どこ見ても御札まみれで
で、対魔の方法とかも教えて貰えるんすか!?」わくわくっ

新人忍C「え!忍ってそんな仕事もあるんっすか!?」おおおおっ


挿音(Σ違うけど全く無いとも言いきれねえ!!)



新人忍A「うわー。ガキの頃憧れだったんすよねー
魑魅魍魎から庶民を守るヒーロー
でもって忍とか男のロマンじゃないっすか!!」きらきらっ


挿音「あーうん何だ
バカな事抜かしてねえで もう1件大工仕事してだな
基礎体力さっさとつけ「Σおお!今度はどんな化け物屋敷で!?」




挿音(コレどう指導したら良いんだよ)困惑っ。




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