小咄

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くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

6月2日

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彬羽「Σはあ?寺子屋!?」

魄哉「いやーいつも教えてくれてる先生が 食中毒起こしちゃいまして。
1日だけ。1日だけお願いしますっ」拝みっ




粋「え。食中毒って一日で治んの?」

千様「3日4日はかかるんじゃない?」えー


家康「それなら大丈夫 飛天の所に入院してるから。
アレって悪いものさえ出しきれば治るらしいよ」のほほんっ

一同(Σ先生大丈夫か!?)ひいいっ



魄哉「仮にも医者なので無茶はしないと思いますが
飛天君を診療所医師に推薦した側として そっち行かないと行けないかと」真顔。

彬羽「成る程 俺は各方面への埋め合わせか」納得。



小太郎「先生無事に帰ってくるかな」わおんっ

蒼月「トラウマは負ってそうだね。」ああうん。




彬羽「しかし寺子屋か。
俺は子供の扱い苦手なんだが
こら一二三、袖で手を拭くな」

一二三「Σうお バレただっ」


粋「いや説得力ねえって。」

シロ「一二三相手なら息をするように躾も出来とるのだがなあ」

彬羽「世間一般のガキは会話できねえからな。
意味なく叫ぶ、走る、喚く。
思いどおりにならなきゃ癇癪起こすで扱いづらい事この上ねえ。」ため息。

白「うんうん、解る解る

たっかい声でキーーッとか言う奴 毛が逆立ちそうになるな」うん。

粋「兄上のはなんか違うと思います」きっぱり。

小太郎「あーあれ無理無理。めちゃ解る」わおんっ

シロ「つくづく感覚が動物なのだな」うむ。


小太郎「でもさー ダメな事はダメって教えたら良いんだぞ。
犬の世界でもやたらと大声出すのはこうカプッと。力いれないで
あくまで子犬をビビらせる目的でカプッとな?」わおんっ


シロ・粋「真似するなよ。」真顔。

白「ダメなのか」むう。

魄哉「てか人を噛むんじゃありませんってば」めっ

白「言っても半分動物だしな。」しれっ



彬羽「完全に噛み癖ついてやがるなタチの悪い」ごそごそっ

一二三「? 何してんだべか?」



彬羽「『犬でも解るシュレディンガーの方程式』と『フェルマーの最終定理』だ。」年期の入った本っ

魄哉「彬羽君 寺子屋です。
鼻垂れの子供達には無理があります」


彬羽「江戸っ子の間では算学が流行ってると気いたんだが?」

魄哉「Σいえ流行ってますけど個人差ありますから!」



千様「あくまで子供よ子供 悪ガキよー?
自分が小さい頃 どんなのやってたか思い出してみたら?」

彬羽「いや、だからコレなんだが?」シュレディンガー


家康「うん。カラス天狗甘くみてたよ」

粋「いや カラスでもこんなのコイツくらいじゃねえの?」



白「しゅれでぃんがー?」

彬羽「簡単に言うとだ

片方を通れば安全、反対を通れば即死する箱の中に猫がいる。しかし外からは見えず中身の確認は不可だ。
この場合 猫の生死の可能性は「なんでそんな箱に猫入れるんだ。」

彬羽「・・そうだな。」うん。




小太郎「Σ頭でっかち論破された!!」ぎゃいんっ

シロ「あやつも猫派だからな。」うむ。




魄哉「あの、読み書き教える程度で良いんですが。」

彬羽「Σそんなの親が教えりゃいいだろ!!」

家康「ごめん。最近までその辺焼け野原だったから人間の識字率まだ低いんだよね」

彬羽「算学嗜んでる奴が居るのにか!?
偉くムラが無いか!?」驚愕っ

魄哉「Σ耳が痛い!!」ひいっ



千様「そのムラを無くす為の寺子屋なのよー

て、事で臨時先生頑張ってね」にこにこ。

彬羽「人間有り得ねえ。

そうか、これが格差社会か」何だかショック。



蒼月「政務署担当泣きそうになってるからもうやめたげろよ。」

魄哉「・・わかっちゃいるんです。」どんより。






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寺子屋




彬羽「で、何でこうなった。」




白「先生 説明が解りにくいぞー」挙手。

一二三「論語ってなんだべ?」むう。



家康「普段から教え慣れてる奴等混ぜたら教えやすいかなー?と思ったんだけど

やっぱまずかった?」あれ?

蒼月「リラックスはしてるみたいだし 悪くは無い。多分無いと思うんだけどさ」うーん。




粋「つか兄貴 なんで普通にガキに混ざれんの?」うわあ。

シロ「脳の程度的には同じなのだろうなあ」うむ。






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