小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

4月27日

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九尾「くおら!待たんかこのアホ猫ーーっ!!」きしゃあああっ


ねこ「にやぁあああ!!」だだだだだっ

ウグイス「Σピイイイッ!!」必死っ

小太郎「Σこらああ!室内で暴れるな!!」わんわんっ!



石燕「Σうおお何すか!?」びくうっ


小太郎「えっと 白の猫がウグイス襲っててっ 廊下からウグイス逃げ込んできて
前に室内で狩りダメって怒られた九尾が止めようとして悪化してる!!」ぎゃいいんっ

シロ「Σ落ち着け九尾 余計逃げるわ!
うおこら!その図体で暴れるなああ!!」





ぱきゃっ。



九尾「ん?」

ねこ「にゃ?」

小太郎「Σあっ」





間。






魄哉「あーあ。見事に壊れてますねえ」老眼鏡真っ二つ。

九尾「すまん。」しょぼーん。

魄哉「あーいえいえ。
こんな所置きっぱなしにしてる方が悪いんですよ。お気になさらず」



九尾「うう。このような失態 だーりんに知られたら嫌われてしまうわ」とほほ。

家康「いやー大丈夫なんじゃない?
今回の原因 白の猫なんだしさ」


魄哉「ちゃんとご飯あげてるでしょう
遊びで生き物襲うんじゃありません」ウグイス保護っ

ねこ「にあー」不服っ


粋「遊びで他人ビビらす所は飼い主に似たんだろなあ」あっはっは


襖がらっ

白「あれ?何かあったのか?」

粋「何でも有りません兄上。座布団どうぞ」しゃきっ



魄哉「しかし 無いと不便ですねえ
瓦版の文字がこう 思いっきり腕伸ばさないとピントが合いません」うーん。

シロ「それはそれで見えんだろ」

魄哉「ですね。
半休取って新しいの作りに行きますかね
ちょうど最近老眼悪化してましたし」

小太郎「あれ?確か外国居た時に使ってた奴あるんじゃなかったっけ?
あれ使えば少しはマシじゃないのか?」わおんっ


魄哉「袈裟でモノクルはキャラ濃すぎ増せんか?
ただでさえ金髪の坊主って目立ってしゃーないのに」

シロ「今更って言葉を知っておるか?」



家康「ま、いいんじゃない?
どっちにしろ合わないんでしょ? ならちゃーんと見えるの作ってきなよ」のほほん

魄哉「ですねえ。 確か大通りに舶来物の眼鏡屋有りますし あ。確か割引券が」いそいそっ

蒼月「実質幕府最高職なのにみみっちいなホント」うわあ

白「蒼月 お前は豚の貯金箱買った方がいいぞ」

蒼月「残念。貯金箱買うお金も無いよ」ははんっ



千様「て、事は眼鏡選びよね?
よし アタシ選んだげるー」挙手っ

一同「Σえ」


魄哉「選ぶも何も 度さえ入っていれば「あのねー。そんなだからいっつもアンタ くっそダサいのよ
眼鏡は顔の一部って言うでしょ もっと気を使いなさい!」びしっ

魄哉「どこのキャッチコピーですか?」


千様「最近はお洒落眼鏡も多いのよー
毎度毎度黒ぶちとか ダサい以前よっ
ほらほら アタシの気が変わらない内にさっさと用意して来なさいっ」

魄哉「いえ別に気が変わっても良いんですが。
てか僕このまんまでも「Σ袈裟とかアタシが恥ずかしいでしょー!!」きいいっ





粋「何この流れ。」

蒼月「平たく言えばデートじゃない?」

シロ「Σはあああ!?」


挿音「いや。ねーだろ
千の奴は年下にしか興味ねえし」キセルすぱーっ

石燕「Σうお いつから居たんすか!?
え?でも確か 千さんのが魄哉さんより数ヶ月年上って」

挿音「千年生きてりゃ数ヶ月どころか数年くらいの誤差じゃね?」

シロ「つまり そのような意味では無いのか」なんかホッ


家康「そもそもあの2人 同じ製作者に作られたホムンクルスだから
天海の方は歳の近い姉みたいな感覚のはずだよー?」

石燕「あー 確かに仲良い姉弟ぽいかもしれないっすねえ」あはは


一同「・・・・」




一同(そもそもコイツ込みでどこまで踏み込んで良いのか解らないっ!!)

挿音「ん?」





家康「私がむかーし 何処だっけ?今川かな 人質でノブノブの舎弟してた時さあ
天海に学問から武術から習ってたんだけど。

千ちゃんよくご飯たかりに来ててさ
当時お子様だった挿音に凄い威嚇されたなあって」ひそひそっ

蒼月「Σあ。ひょっとして初恋のお姉さん?」はっ

シロ「育て親に飯たかりにくる女にか?」うーん。

粋「いや、それはそれでちょっと羨ましいかも」うんうん。

小太郎「Σあ!知ってる おねしょたって奴


白「あれ?確か忍って耳めちゃ良いよな?」

挿音「おう全部聞こえてるわ」


一同「Σぎゃー!!」

挿音「手前ら まとめて裏庭来いや」




間。




彬羽「おい
何か裏から断末魔が。

何事だ」

魄哉「彬羽君すみません。今の流行を教えてください」平安のトレンド服っ


彬羽「流行? そんなもの適当で良いだろうが?」

魄哉「その適当が解りません
常に袈裟と式服なもので 普通と言われても昔の物しか出てこなくて」くうっ

彬羽「そもそも数百年前の着物が何で普通に着れるレベルなんだ。」



魄哉「そこは防虫その他きちんとすれば。
ほら 包んでるこの紙水分をよく吸うので保存保管に最適で「長話になる予感しかしねえが大丈夫なのか?」

魄哉「Σはっ!早くしないとまた毟られる!!」びくっ

彬羽(流行とあの女にどんな関わりが有るんだ)察し。




魄哉「いっそ皆の真似しますかねえ
彬羽君みたいに黒単色の着流しとか?」うーん。

彬羽「いややめとけ。お前の場合細っこいのが目立つ」

魄哉「Σぐ」

彬羽「ガタイは良くないが本体の見た目が派手。となると やはり参考になるのはあいつか?
系統は違うが」ふむ。






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千様「・・馬鹿?」うわあ。

魄哉「Σ仕方無いでしょう! 今の服解らないんですから!!」
極彩色に大輪牡丹柄っ



粋「あのー、兄貴?」

白「大丈夫だ。魄哉も派手だから着物に負けてない」うん。

シロ「お前のか。」納得。


蒼月「いやもう負ける負けないじゃないよね?

流行とかじゃないよねアレ。 てかさひょっとして」

白「仕事の衣装で気に入ったの買い取りしてるし。」きっぱり

家康「あーうん。 舞台衣装なんだね成る程 謎解けた。」




粋「けどよ、派手だけどさほど違和感ねーのが凄いな」うわあ。

石燕「つか、何気に千さんもめちゃ気合い入った格好してるっすけどね。」


一同「・・・・。」漂う気まずさっ

家康「アレだね。
真面目なお母さんが馴染みの遊び人風の人と付き合い始めた時の子供の気分ってこんななんだろなあ」ふっ

粋「変なリアリティやめろ。」

蒼月「配役ややこしいよ」




庵「あー。そういう
あの生臭坊主 見てくれは良いから 連れて歩きたかったのかもねー。

女心って奴?」ひょこっ


シロ「Σはあっ!?」

庵「この前春一で女子会してた時に 皐月がズバッとね
千様って 見た目遊んでそうなのに男っ気ゼロむしろマイナスとかねー。

見栄張りたくなったのかもしれない」うんうん。

家康「Σそれで身近なの連れ歩くって何!?」

粋「Σ確かに後々変な事にはならねえだろけど!!」

庵「その辺も複雑な女心? その辺は私にゃ解んない」うん。


蒼月「てかいおりん いきなりどしたの?」



庵「お宅の家主にお昼多分間に合わないからって 皆の昼御飯頼まれたんだけど?
毎度っ」出前っ

一同(Σやっぱ骨の髄までお母さん!!)







千様「って事でー
眼鏡選んだげるから 新作の夏草履買って
引っ張り出したら去年のボロくなっちゃってたのよねー」おねだりっ

魄哉「はいはい。そういう事だと思いましたよ」ため息。






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