小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

3月14日

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蒼月「はーい。鏡子ちゃん今日は何の日だー?」うっきうき

鏡子「こういうイベントの時はテンション高いですね」とっても冷静。



家康「あー ホワイトデーだねえ」

シロ「ホントに節操の無い国だな」

魄哉「イベントは多い方が良いじゃないですか

さて、では江戸城行ってきます」ずしっ



一同(Σお返しの量えぐっ!!)ひいっ



千様「てか取り寄せなさいよ天海坊でしょアンタ」

一二三「何が凄いって全部手作りな辺りだべ。」

家康「義理でも何でも全力でお返しするのは凄いけどねえ」うーん。

シロ「見返りを期待した幕府高官を黙らせるのには良い案かもしれんがな
あれ全部か」引。




千様「で、お役者ブラザーズは色々大丈夫?」

粋「そこは見習いとして兄貴の名前できっちり発注 お客全員に三日前から配ってる」キリッ

家康「相変わらずサポートは凄いよね」 ああうん。



白「て事で これは千様と一二三のな。」包みっ

千様「あら ありがとー。」わーい。

一二三「わーい。ありがとさんだー!」きゃっきゃっ




鏡子「このように ホワイトデーはバレンタインのお返しなので 貰ってない相手に何かやる義理は無いんですよ?」真顔。

蒼月「いや鏡子ちゃん鏡から出られないからジジイに代打で菓子作り頼んだじゃん?
皆にって ほら、俺も貰ってるじゃん?」

鏡子「Σくっ! ポジティブ!!」



粋「つーか 鏡子にプレゼントってどうやんの?」

白「そういえば石燕に西洋菓子の絵依頼してたな」うん。

シロ「絵に描いた餅か」



鏡子「あの、お菓子の絵貰ってもどうしたら良いんですか?」

蒼月「え?飾る?」うーん。


シロ「どんなオブジェだ。」



蒼月「んー。やっぱ形だけじゃ何だよね

ねえねえ そいや前に鏡子ちゃんに着物あげてたじゃん?あれどうやってたっけ?」


白「確か鏡の中に届けるならまず墨に俺の血混ぜてそれで」えーっと

鏡子「すみません。食べ物はそれやめて貰えませんか?」



千様「鉄錆び臭いからやめましょうねー」

蒼月「うん。他の手考えるよ」

鏡子「いえもういいです。要らないんで変な事しないで下さい お願いしますから」



家康「で、お前はお返しとかしないの?
一二三ちゃん以外で。」

彬羽「Σな、何の事だ」ぎくっ

白「話に巻き込まれないように 静かにしてたのにな。」お茶ずずー。

粋「つーか一二三にはしっかりやってんのかよ
やっぱロリコ Σぐほあっ!!」



白「ちゃぶ台投げるな。
湯呑み置くとこ無くなるだろ」むう。

彬羽「Σ黙れ!少しは弟教育しろ!!」

白「残念 そいつが言わなきゃ俺が言ってたぞ」しれっ

彬羽「Σんなっ!」かちーん。





小太郎「こらこら そこケンカしない
ほら彬羽 置いてくぞ」わんっ

一二三「置いてくって何処にだ? お散歩だべか?」

小太郎「この前の犬神だよ
群れにも馴染んで来たけど ちょっとな
絶対山から出ちゃダメな感じだし 動物に詳しい彬羽には見てて貰おうかなって
小さい生き物好きみたいだし」わおんっ

千様「あのチビちゃん馴染めたのね。良かったわー 」のほほんっ

家康「小太郎の群れって狼だっけ?
妖怪とは言え犬が馴染めるの?」はて。

小太郎「俺以外は皆犬だぞ 狆とか要るし皆細かい事気にしないし」わおんっ

シロ「成る程。そういう多種多様な群れなら馴染みやすかろうな」ほうほう



白「そっか シロJr.元気か」

シロ「その名前やめい」




千様「で、山から出れないってなに?」

小太郎「んー。その辺は見りゃ解るかな
気になるなら来いよ 案内するし」わんっ

一二三「わんわんいっぱいだべか?おらもいくだー!」わーい

白「ついでに引きこもりも引きずり出しとこ」

襖すばーん!

石燕「Σうおう!最近そんな篭って無いっしょ!?」びくっ







鏡子「生きてます?」

粋「そりゃ俺より犬のが大事だよな皆」ぐったり。



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千様「あらー?ジュニア君って」はて。

家康「うん。成長期かなあ。」うーん。

一二三「犬っておっきくなるのそんな早いんだべか?」


シロ「いや 無理があるだろ。」


鳥居と並ぶ巨大犬っ

ジュニア「わうっ」

彬羽「成る程 こりゃあ山から出たら偉い事になるな。」ふむ。

家康「Σそういう問題!?」



蒼月「あれ?三日くらい前って普通に子犬だったよね?」

石燕「魄哉さんの禁呪で 犬神から子犬まで時を戻したんすよね?

あの人が失敗するとか思えないんすけど」



白「媒介に俺の血使ったからかな?」

千様「白君の血 使い道有りすぎない?」


石燕「エネルギーの塊っすからねえ」納得。


粋「Σあ!そんであの時髪黒くなるくらい消耗してたのか!!」

シロ「貧血か。」納得。

白「使って良いとは言ったけど あんなごっそり取られるとは思わなかった」うん。



彬羽「成る程。
アホの血使ったせいでとんでもない副作用が出たか。」うーん。

小太郎「な? 何が大変って このサイズで成犬の体つきなのに中身は子犬
Σあ、こら 今は遊んでな

ぎゃおおおおん!!! 」キャインキャインっ


シロ「Σ小太郎おおおー!!」


千様「Σきゃー!対格差で小太郎君がっ!」

粋「おおおお座りいいっ!!」ひいいっ





間。





蒼月「静御前の笛持って来てて良かったよ」げんなり。

ジュニア「ばうっ」伏せっ

石燕「半端な犬神モドキだから あの笛には逆らえないんすねえ」ほうほう。

蒼月「あのデカさじゃ目合わせられないし幻術かけらんないし
こういう時音は便利だよねー」


粋「蒼月が役にたってる」うわあ。

蒼月「シバくよ?」



千様「小太郎君大丈夫ー?」

小太郎「こ、子供の世話はボス犬の役目だからっ」よれっ

シロ「お前何気に凄いな」うむ。



白「これだけデカイと ジュニアって感じじゃ無いな」うーん。

シロ「待てい。犬でもないのに犬の名付けられた俺はどうなる。」

白「お前はシロだろ。」きっぱり

シロ「Σどういう意味だ!!」


粋「あーほら 兄貴はセンスがその

芝居小屋の金魚鉢のたっかい金魚に はんぺんって名前つけるセンスだから」

家康「なんではんぺん?」

白「太った金魚ってふやけて水に浮いてるはんぺんぽいだろ?」

千様「少なくとも高い金魚でそれ連想しないわね」うん。




彬羽「犬にチビだのなんだのって名前つけると 逆に大きくなるとかって話も有るくらいだからな
今更名前変えるのもジュニアが混乱す
こら一二三のぼるな 怪我するぞ」

一二三「わーい。モフモフだあ」きゃっきゃっ




千様「彬羽君が全く気にしてない所見ると でっかい以外何も問題無さそうね」

小太郎「そのでっかいのが大問題なんだけどな」ボロッ

粋「うん。命大事にな

でもこのサイズなら 兄貴やら徳川関連とやりあってる奴等相手にいい番犬になるかも

兄上 一二三と一緒にはしゃぐのやめて下さい」


白「毛皮があったらモフるべきだろ」もふーん。

ジュニア「わうっ」しっぽばっさばさ



家康「ま、此処天海の私有地だし
うっかり巨大な犬影見られちゃっても 山の守り神とかなんかそんなんて事にしちゃえばいいでしょ」

シロ「また適当だな」

家康「ごり押しゃ作り話も事実になるんだよ」へらっ




九尾「黙って見とればなんじゃこのがきんちょはっ
だーりんのモフモフポジション取るで無いわっ!!」きいいっ

ジュニア「Σきゃううんっ!?」


千様「Σ九尾ちゃん本性やめてええ!」ひいいっ

九尾「だって巨大獣ポジ奪われそうなんじゃもん!!」

粋「ごり押しでどうにかなんの?コレ」

家康「二体は辛いかも ねえ。」うーん。






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白「よーしよしよしよし。どうどうどう」撫でくり撫でくり

九尾「はー。だーりん浮気しちゃ嫌だぞえ」至福っ



ジュニア「きゃうううん」ぷるぷるっ

小太郎「よーしよしよしよし。毛繕いしてあげたいけど届かないんだよなあ」うーん。


千様「小太郎君 良ボスね。」ほろり。

シロ「胴体にくっきり歯形ついとるのにな」うむ。



彬羽「犬は社交的な生き物だ
その内加減も覚えるだろ
それまで小太郎以外の奴も相手してやって 怪我したら怒ってやりゃいい」

粋「Σそれまであれに囓られろと!?」

家康「Σ私人間だから命無さそうなんだけど!?」




白「じゃ俺が遊ぶから良いや
俺の血で巨大化したんだし。」

九尾「なんじゃ 犬っころといちゃつくの妨害しにくくなるのう
Σってだーりん 既に怪我しとるでは無いかっ!」ひいっ

白「そりゃあの大きさと遊んだらな。」ちょっと擦り傷っ




蒼月「ねえ。勿体無いからその血くれない?」きらーん。

白「何に使う気だ」

蒼月「鏡子ちゃんに似合う 真っ赤な牡丹や椿の着物とか?」


千様「血で描いたそれ 渡される方の身になったげて。」




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