小咄

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くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

2月13日

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【幕府公営診療所】




近所の婆ちゃん「おおー 肩が軽うなった」おおおっ

家康「あーそりゃ良かった
凝らない生活心掛けてねー」にっこにこ。

近所の婆ちゃん「いやーありがたいありがたい
このトシになると肩こり1つで身動きとれんでのー
ありがたやー」拝みっ

近所の爺ちゃん「なんじゃトメさん 仏さんちゃうぞー」わははっ

近所の婆ちゃん「誰が仏さんじゃいまだ生きとるわっ」

近所の爺ちゃん「アンタちゃうわい!」



シロ・石燕(仏じゃなくて殿ですそれ。)





石燕「つーか家康さん
何してんすか?」

家康「あれ?来てたの?

いやー なんかさ。凝りほぐし得意だよーって話ししたらさあ
診療所で不定期バイトしない?って話になってさー」

シロ「成る程。ここは年寄りが多いからな」ふむ


家康「だよだよ。喜ばれてるしいいかなーって

んで、2人はどうしたの?」


石燕「へ?ええまあちょっと」

シロ「石燕がコタツで爆睡しておったのにな
ちょっと気が付かんで 顔面に木刀落としてしまって その、だ」気まずっ


飛天「人間が脆いとは言えそう簡単に壊れねーから
鼻血くらいでパニック起こすなよー」苦笑。

石燕「いやー 大丈夫と言う隙もなく無理やりつれて来られちゃったんすよねー」あっはっは

家康「明確な体力差が伺われるね」うん。




近所の婆ちゃん「なんじゃ怪我したんかい
大変じゃったの。飴ちゃんやろう」

近所の爺ちゃん「若い内は怪我してなんぼじゃあ。
年取ったらほれワシは毛がない」頭ぺしっ

シロ(Σどう反応すればっ!?)



飛天「ここでたむろってる爺さん婆さん達常にヒマしてるから捕まるとやっかいだぞー」

石燕「Σ既に遅いんすけど!!
あ!ちょっと飴ちゃんこんなに結構っす!」わたわたっ


家康「遠慮せず貰っときなよ
誰かにあげるのも嬉しいんだよ
ほーら、私もこんなに「Σ適応力ハンパないっすね!!」



家康「と、言う事でね
そのこんだけ馴染んじゃったし その

天海には内緒で
魄哉「公務員の副業は禁止されております。」頭がしっ




家康「Σ嗅ぎ付けるの速 あだだだだ!頭割れるっ!」ひいいっ

魄哉「監視兼護衛ついててバレないわけがないでしょうが!アホですか!!」

家康「Σはっ しまったあ!!」

シロ・石燕(Σアホだ!!)




爺さん「こりゃ坊さん 坊さんが暴力はいかんぞー」

婆さん「そじゃぞー 肩こりバキバキほぐして貰えるんは年寄りにとっちゃあ神様なんぞー」

魄哉「Σう。そ、そこは同感ですがっ」


石燕「あ。体バキバキの年寄りとしての共感が」

シロ「こやつの場合は 仕事のし過ぎが8割だと思うのだが」うーん。



魄哉「し、しかしですね
例外を作ってしまうとそのっ」おろおろっ


婆ちゃん「そもそもやっさん 公務員じゃったんかい」

家康「えーと。まあ 公務員と言えばそうなんだけど
今は仕事はしてないかなー」うーん。

爺ちゃん「今しとらんてなんじゃい
家柄的なもんかの?」

家康「あーその ねえ?」苦笑

シロ(説明のしようが無いな)うーん。



婆ちゃん「何様か知らんが 細かい事言うんじゃないよ
坊主は寺で教でも読んどれっ」けっ

爺ちゃん「そうじゃそうじゃー」やんややんや

魄哉「Σ僕が悪いんですか!?」ガーン。




石燕「家康さんめちゃ好かれてるっすね」

飛天「なんか波長合うみたいでさあ。
話合うわ 凝りはほぐしてくれるわで大人気なんだよなあ
魄哉マジでこめん」うーん。




粋「はいっ!という事で水芸にござーい!」すちゃっ

白「気を付けないと濡れるぞ」
ちょろろろろろろっ


爺ちゃん婆ちゃん「Σおおっ芸人じゃーーっ!」ぱちぱちっ

シロ「Σ切り替えはやっ!!」





家康「こんな事もあろうかと呼んどいて良かった」ふっ

石燕「あー お年寄りって芸人とかお座敷系好きっすよね」




白「急に呼ばれたからネタがない

頑張れ腹踊り。」

粋「Σよりによって恥ずかしい奴!!」ひいいっ

婆ちゃん「おー。兄ちゃんいいぞーがんばれー」やんややんや。

シロ「一気に居酒屋ノリになったな」うーん。





魄哉「僕が空気読めて無いんですか?融通効かせるべきなんですかね?」どよーん。

シロ「Σ押され負けとる!」

石燕「じじばば強っ!」ひいいっ



白「えーと。さっきちょろっと聞いただけだけどな
いえや やっさんは今それっぽい仕事何もやってないんだし、やらせとけば良いんじゃないのか?」

魄哉「それはそうなんですが 論理的にこう」うーん。



白「本人も大概トシなんだし そろそろ動いて無いとボケちゃうぞ」真顔。

家康「こらちょっと 私をいくつだと思ってんのこの子は。」




魄哉「・・・・・確かにっ!」はっ

家康「Σいやいや確かにじゃないない!!そこまでじゃないよ!?」

魄哉「いえちょっと冷静に御自分の年齢を考えてみて下さいって!」

家康「へ? ・・・・あー。」




シロ・石燕・粋(Σホントにいくつ!?)

白「適当に言ったけど やっぱ思ってるよりいってたんだな」ふむ。




爺ちゃん「なんじゃ アンタもこっち側かー」わははっ

婆ちゃん「あれま。あんちーえいじんぐー?てのも教わろうかの?」

家康「えーそれなら私より あっちの派手な坊さんのが詳し

魄哉「僕は微塵も作ってません。」







飛天「なあ。ここ診療所なんだけどな?」

粋「うん。けど俺にどうにか出来る奴等じゃねえしマジでごめん Σうおこそばっ」

飛天「そっちも何描いてんだよ」

石燕「腹踊りの顔っす。はい、動かない」さらさらっ



魄哉「医者は老人の憩い場ですからねえ」はーやれやれ。

シロ「だな。
で、お前は何故に寛いどるのだ」

魄哉「何故か無性に居心地良いんですよねえ」うーん。



一同(年寄りまみれだなあ。)うわあ






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