小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

1月9日

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飛天「いやー助かった
診療所代打ほんっとありがとう」手土産っ


千様「Σえ。8日間もやってたの!?」

魄哉「ですよ。 あれやこれやのトラブルで暇なんで調度良かったですがね」しれっ



シロ「政務と診療所両立とは 恐ろしい奴だな」うわあ。

粋「つーか 江戸城行ってる間に患者でてたらどうしてたんだろ」



魄哉「そういう時は
ねえ?」肩ぽん。

挿音「忍過信すんなよ うちの奴等マジで粗っぽい応急措置しか出来ねーからな?」

蒼月「めちゃ暇だったて聞いてたけど 結果オーライだね。」うわあ



飛天「そういや診療所内さ
偉く綺麗になってたから常連のばーちゃんに聞いたらよ
ごっつい兄ちゃん等が留守中に掃除しててくれたとか何とか」

魄哉「あー徳川忍軍の皆さん いわゆる墨入ってる人多いですからね
島で反省してお年寄り始め皆に優しくって人多いんですよ」のほほんっ

飛天「Σマジか!
うわんじゃコレ お前の部下さん達にも」土産がさごそっ

挿音「お前どんだけ土産買って来てんの?」




飛天「何かの時の為に多目に買ってくるのは基本だろ? 足りなかったら相手に失礼だし」はて。

家康「そういう所はお頭だねえ」わお。

飛天「田舎は近所付き合いが最優先事項だからなあ」しみじみ。

シロ「やめろ生々しい」



飛天「さーて。 もちょいぬくもったら診療所戻らないとなー」火鉢当たりっ

ねこ「にゃー。」

飛天「あー悪い悪い 場所取らねえから
隣失礼しまーす」座り込みっ



白「つまりまた炭ケチッてるんだな。」ふむ。

飛天「Σい、いや 出すのがめんどいだけだしっ」

蒼月「絶対里に持ち金大半置いて来たよね」うん。




彬羽「また医者の不養生か。」

飛天「Σだああ圧が凄い!
ちゃんと七草粥食べて体労って来ましたー!」ひいいっ

彬羽「Σどうせならもうちょい栄養有るもん食って来い!!」

飛天「Σあ、そっち?
ままあまあまあ ほれお前にもちゃんと土産買ってきたし「だっからその金でちゃんと飯食え飯を!!」


白「バカラス落ち着け 口の悪い母ちゃんみたいだぞ」

彬羽「Σ!!」

魄哉「彬羽君が居ると僕が言わなくてもズビシッと言ってくれるので安心ですねえ」お茶ずずー。

家康「Σあ、プロのオカンが認めた すごっ」



飛天「まあまあまあ ほらお前里の奈良漬け好きだったろ?
京なのになんで奈良なんだとか文句言いながらさー

てかくっそ真面目だから子供の頃絶対酒とか飲まなかったのに 奈良漬けでこっそり反抗期

彬羽「よし。喧嘩売ってんだな」
飛天「Σえ。」




千様「喧嘩ならお外でねー
カラス天狗2匹で暴れられたら屋根落ちちゃうわー」

飛天「Σなんで毎度毎度俺怒られてんの!?」ひいいっ

白「おおらかすぎるのも問題なんだな」うん。

粋「おおらかって言うか 根本的にズレてんだよなあ」うーん。



飛天「いやだって こいつ里で思いっきり暴れたし
死者が出なかったとは言え テロリストって事でもう戻れねえし 故郷の土産持ってくるのそんなダメ!?」えええっ

千様「あらやだ。思ったより考えてたわ」

家康「はい。彬羽どうどうどう。
お宅のイトコは悪気はホント無いんだよー」どうどう。


飛天「あ、そうそう。あの件に関しては俺は全く気にして無いから
お前の事だからハゲる位悩んだだろしー そこはもういいや
なんせ昔から 一人で溜め込んで爆発するタイプだったし、まあ寺子屋にもたまに居るよな。大人しいのにある日突然机振り回す系の

彬羽「やっぱくたばれ。」



白「鎮火したり噴火したり忙しいな」

蒼月「あれワザとやってんなら凄いよねー」




魄哉「ふむ。
飛天君 そんっな生活苦しいならホントうち来ません?
何度も断わられてますが やっぱこう見てて心配なんですよ。」


家康「Σ天海お願い今この目の前見てっ!!」

シロ「Σ居候させる家が倒壊寸前なのだぞ!!」




白「どうしても2匹目のゴジラ飼うなら母屋と別にゴジラ小屋要ると思う」

彬羽「Σさりげに俺まで隔離しようとするな!!」

飛天「ゴジラ呼びに関しては良いのかよ」ボロッ

粋「あー、日常的にゴジラ扱いしてっからなあ」

飛天「Σどんな日常!?」




魄哉「で、いかがでしょう?
うちなら寒くありませんよー?
ほらほら 火鉢で炙ったスルメがいい感じにくるくるーっと」

スルメじゅわああ

飛天「なんでそれで釣れると思ってんの?」

魄哉「Σダメですか!?」がーん。




彬羽「カラスは基本粗食でも問題ねえからな。」

蒼月「え、めちゃ食に煩そうなイメージだけど?」

彬羽「個体差はある。が、何ならゲテモノでも行ける」

シロ「Σお前それで飲食店勤務しとるのか!?」引。



飛天「えーとな。
何度も話してるけど 有りがたいけど俺は一人でのんぴりのが良いんだよ
そいつが言ってるみたいに粗食でも苦にならねーし

それに その」ちらっ

蒼月「ん?」



飛天「この家で甘やかされてたらダメ人間になりそうだし」ふっ

蒼月「おいこら、なんで今こっち見た鳥ガラ野郎。」



白「お前の場合 なってもダメ人間じゃなくダメ妖怪だけどな」

飛天「Σうっわ無能そう!!」ひいいっ

千様「そういう問題なの?」



シロ「うむ、その点に関しては若干回答に困るがな

実際に居候するかは別として
コレは元が怠惰だからであって お前のような勤勉なタイプは問題無いと思うぞ? 」



彬羽「いやすまん。
コイツも頼る物が有れば限り無く怠惰なタイプだ」

白「イトコが言ってるんだから確かだな」うん。

一同「Σマジか。」



飛天「な? だからだらけない為にもそういうの無理!
はいっお断りします!」びしっ

魄哉「はい。もう無茶言いません」白旗っ

家康「うわ。しつこさに定評のある天海が負けたっ」


粋「ダメ妖怪化はなー。」うんうん

蒼月「Σいちいちこっち見んな!!」


飛天「こういう擬似実家みたいな所はさ。
やっぱこう 多少頭凝り固まった奴のが向いてるよ
いろんな意味で

ほれ、お前も 里で鬱々してるよりこっちのが生き生きしてんだろ?」

彬羽「Σう。確かにそうだが」むっ


飛天「ここ居たらお前ももう変なキレ方しねえって
合ってる所に拾われて飼われて良かったなー」あっはっはー

千様「んーそうね むしろ里では飛天君が率先してキレさせてたぽいわねー」うーん。



小太郎「けど、良かったよな
飛天が引きずるタイプじゃなくて

なんか壊れた音したけど。」

蒼月「だねー。引きずる所が綺麗さっぱりどうでもいいやって感じだよね
ガチで首取りに来られて どんな神経してんだろうね

あ、なんか割れたな。」

千様「ま、ズレてるけどそこが長所なんでしょうねー
基本賢いし。 何だかんだでいいコンビ


ねえちょっと家大丈夫?」





挿音「鎮圧完了。」キセルふー。



彬羽「すまん。頭に血が上った。」頭にクナイさっくり。

飛天「えーと。 デリカシー無くてごめんなさい?」吹き矢ぷっすり。

魄哉「挿音が居ると怒らなくて済むんで助かります」にっこり。


白「あっち怒らせたら色々終わるからな?」

飛天「Σ肝に命じます!!」ひいいっ



挿音「ったく毎度毎度
毎度修繕する方の身にもな

ん?どしたよ」


粋「な、何もっ」顔土気色冷や汗ダラダラぼたぼたっ

※再会時、荒みきっててグレ倒してて会話の余地無しで本気で兄の首取りに来た弟。(大惨事になりました。)




挿音「え。えーと、何だ
ほれ、 お前の兄貴もあんま引きずらねーし
ほらアホだから 何かとほらな?

あー・・ もう良くね?」

千様「慰め下手すぎでしょ」





シロ「話聞きながら 傷口ごりごり抉られておる心境だったか」

魄哉「気にして無いって言ってやったらどうです?」

白「言ったら言ったでなんでか気にするだろ ああいう奴は」

小太郎「確かに」わんっ




飛天「えっと。なんかごめん。
詫びとして 土産の京饅頭」そっと出し

粋「いや、今食欲がよ。
つかお前ホントにどんだけ買って来てんの?」




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