小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

1月4日

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家康「おーい天海起きてる?
そろそろ準備しないとダメなんじゃないのー?」

襖ノック。



千様「あら。仕事始め?
あいつが起きてこないなんて珍しいわねー


おりゃっ」

がらっ


家康「Σ躊躇無く野郎の部屋を開けるのやめたげて!!」ひいっ


千様「だってじわじわ開けてポックリ行ってたら嫌じゃない」真顔

家康「Σじわじわ開けるって何!?
てか年明け早々ポックリとか言わないでよ」



千様「あらやだまだ寝てる
ちょっとー お仕事でしょ?起きなさいよ
生きてる?」ぐりぐりっ

家康「Σこらっ 足蹴やめたげて!!」




魄哉「・・・・・・起きます。」

千様「数秒で偉い葛藤が有ったわね。」

魄哉「またあの激務で一年かと思うと心構えが。」ため息。

家康「あのー 足蹴云々はいいの? 」おそるおそるっ

魄哉「この人に何言っても無駄でしょうが
右から入れば左からオマケついて出ていくタイプですよ。」

千様「あら。よく解ってるわね」どやっ





蒼月「なんだろね。綺麗なおねーさんに起こして貰ってるのに微塵も羨ましくないね。」

粋「お前でそれなら あいつにゃ罰ゲームだよな」うん。


魄哉「と言う事でおはようございます

なんで僕の部屋の前に集まってんですか?」




粋・蒼月「起きてこないからポックリいったのかと」

魄哉「Σ皆してどんだけポックリポックリ言うんですか!!」

家康「ごめん。私もちょっとそうじゃないと心配してたり「Σまだまだくたばりませんよ!! 仮にあの世行っても暴れて返品されてやりますっ!」



白「それは閻魔のおっちゃんが困るからダメだ」きっぱり。

魄哉「Σう!そういや知り合いっ」

千様「アンタ相手を混乱させたい時は徹底的に爆破する癖あるものねー。」うんうん。

家康「あーあれ昔からなの?」

千様「音と爆発でパニック起こすから効率的だと思うけどー
いちいち規模大きすぎてどんだけ仕掛けてんだって思うわ」


シロ「三ヶ日明けた途端凄まじい話だな」

魄哉「物騒ですみません。」ふっ

白「普通にポックリいかなきゃいいんだぞ」

魄哉「ですね。今年の目標にします」

蒼月「爆破がデフォの時点でまだまだいかないと思うよ?」




彬羽「朝からポックリポックリやめねえか。縁起でもない
書き物してんだ少し静かにしろ」むすっ

魄哉「おや、これは失礼

ところで僕のメガネ知りません?」

彬羽「気のせいか 新年からたるみきってないか?」


魄哉「このくらいで無きゃ肩こり過ぎてもげちゃいますって
あー、昨日本読みながら寝落ちしましたからねえ
その辺挟まってんですかね?」うーん。

家康「今日は行っても顔出し挨拶くらいでしょ
別に要らないんじゃない?」

魄哉「ですね。
殿、暇な時探しといて下さい」

家康「はいはーい。 影武者のたっちゃんにことよろて伝えといてね」へらっ

シロ「本当に緩いな」



白「書き物しなかったらメガネかけなくても大丈夫なのか?」

千様「老眼ってそういうものなのよー」


粋「で、お前は何書いてんの?」

彬羽「休みの内に 瓦版の方の記事を仕上げとくかと思ったんだが
新年1発目で何を書けばいいのか。」うーん。


魄哉「休める時は休んでた方がいいですよー」寝癖直し直しっ

蒼月「説得力しかないね」うん。


粋「んじゃよ。そろそろおせちにも飽きて来ただろし
食に関する豆知識とかどうよ?」どやっ

一同(Σ目のつけ所が所帯染みてるっ!!)



彬羽「いや、既にそっちで考えてるんだが」

蒼月「お前もかよ。」


彬羽「蝦夷地に住んでる人間共 思った数倍とんでもない物食ってやがるな」ドン引きっ

白「カラスが引くレベルか。」うわあ。

蒼月「なんでそこ選んだんだよ」

彬羽「普通じゃ面白くねえだろが!」くわっ

蒼月「新年1発目からゲテモノとかそっちのがヤバイだろ!! 」


千様「え?そんなヤバイの?」

家康「あー 多少噂には聞いてるけど、慣れじゃないかな」目そらしっ




魄哉「どれも慣れれば美味しいですよ?」

彬羽・蒼月「Σ!!?」

シロ「よく解らんが深く追求するのはやめておこう。」うむ



魄哉「ただ生食はいかがな物かと ひ弱なシサムが食べるとお腹壊しますねえ」

白「しさむ?」

魄哉「向こうの言葉で日本人です」

千様「絶対馴染んで お友達てかファミリーしてたわねコイツ。」

家康「毎度コミュ力凄いよねえ」




石燕「あーそりゃあっしだったら一発で閻魔様こんににはコースっすね」あっはっはー

魄哉「すみません。洒落になりません」

石燕「生肉食わないんで大丈夫っす。」きっぱり

千様「ヤバイわ 石燕さんが普通に思えてきたわ」うーん。


石燕「あっしは至って普通っすが?」はて。

シロ「その台詞を吐く奴に普通はおらん。」きつまぱり


白「ちなみにどんなのだ?

そのしさむ?が食べちゃダメな奴」

彬羽「お前は人の話聞いてたのか

そのアレだ

基本的に鳥の調理法方がえげつない」 真顔。

蒼月「いやそれ単なる私情だろ」



白「蝦夷の奴らって カラス天狗食べるのか?」ちょっとびっくり。

彬羽「んな訳有るか!!」


千様「本能的なものかしら?」うーん。

家康「千ちゃん千ちゃん こいつも鳥。」

魄哉「まあ、慣れですね

あ、それとも仕留める時は一発で骨を砕いてってアレが苦手とか

シロ「おいやめろ。新年早々えげつないわ」




粋「えーっと。カラス天狗ってか良くて東北とかのもんだろ?
住んでる所被らねえで良かったんじゃね?」

魄哉「いえ、アレは普通の鳥って骨が空洞なのでとても脆いのを利用してるのであり、カラス天狗のような骨太で頑丈なタイプにはそもそも効果が無
家康「うん。論点違う違う
そもそもカラス天狗は食べられないから」




白「カラス天狗、京まわりに住んでて良かったな」

彬羽「Σちょっと待て! まさか俺らの一族があの辺にしか居ねえのは」はっ

蒼月「この流れで新説ぶっ立てんなよ」



魄哉「単純にあの辺寒すぎるからだと思いますがねえ
雪で足滑らせたら基本終わりです」

千様「てかアンタは何でんな所フラフラしてたの?」

魄哉「若気の至りです。」きっぱり。





蒼月「もうそれで良くない?瓦版のコラム。
インパクトは有ると思うよ」

彬羽「Σ成る程。」はっ

粋「Σいいの!?どんな瓦版だよ」

石燕「毎度面白いっすよー」

シロ「そりゃお前はそうだろうな」うむ。



襖すぱーん!


挿音「くおら親父 準備まだかよ
重役出勤程ほどにしろやっ!」イライラっ

魄哉「Σだああすみませんっ!急ぎますっ!!」


挿音「ちゃっちゃとしねえと『天海様は新年早々寝坊です』ってアナウンス流すぞ気合い入れろや!!」くわっ



白「やっぱ人間が一番怖い生き物だな。」うん。

挿音「あ?年始めに何まとめみたいな事言ってんだ」




千様「てかアンタ 実家の妹弟達に御年玉あげに行ってたのよね?
お財布大丈夫ー?」

挿音「言うな。」




粋「Σ9人分の御年玉っ」

白「もっと怖いのが居たぽいな」うん。





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