小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

1月2日

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蒼月「あれ? お正月出勤?」コタツからもそっ

白「なんかお前 コタツが甲羅の亀みたいだな。」

蒼月「Σやめてよ亀とかどんくさそうでしょ!
蛇!俺はスマートな蛇だか Σあいた!くるぶしぶつけたっ 骨の所いだだだっ」どたばたがしゃんっ

粋「あー痛いよなそれ
タツの木枠って 気が緩んでると凶器だよなー」うんうん。


白「役者ってのは皆が暇な時が稼ぎ時だから 皆休んでる時に顔出しとかなきゃ忘れられるって つつじが煩いんだ」むう。

蒼月「へーそういうもん?」足ずきずきっ

粋「まあ今日は兄貴挨拶だけだからいんじゃね?

確かに今日は皆新年の挨拶くらいだろ?」

蒼月「芝居小屋なのに芝居無い日もあんの?」


白「正月は出来るだけ休めって上が煩いからな。」チラ見っ

魄哉「すやー。」うたた寝


蒼月「うん。出来るだけトラブル起こさないでねって事だね」納得。

粋「正月休みに診療所のヘルプはマジで無謀だと思うなあ」うーん。



家康「天海おーい。座ったまんま寝てるとまた腰やるよ? おーい?」

千様「年寄りの癖に寝たら起きないのよねー

あ、石燕さんちょっと墨と筆貸して。
どこまで起きないか落書きしてやりましょ」

石燕「共犯は嫌っす」きっぱり。




一二三「墨と筆?
羽根つきだか?」ひょこっ




千様「Σ台所から物凄い殺気が!!」ひいいっ

魄哉「Σうおう!何事ですかっ」びくっ

家康「Σおはよう!さすがっ
彬羽こら 殺気で全てを語らないの!! 変な事教えない!教えないから!!」ひいいっ




白「よし。巻き込まれない内にさっさと行くか。」そそくさっ

粋「おうよ。
あ、兄貴 カンペちゃんと持った?」

白「ん? えーと。
お、あったあった これ無いと挨拶出来ないもんな」がさごそっ

蒼月「あー 挨拶なんて出来るのかと思ったら やっぱ台本あるんだ。」ほうほう


白「ぶっちゃけ考えるの忘れてどんちゃん騒ぎしたから さっきバカラスに書いてもらったんだけどな。」

粋「兄貴のキャラ崩壊すっから あんま賢くない様に、かつ新年の挨拶としてキチッとしたひんしゅく買わねえのって頼んだら
今まで書いた何より難しいって頭抱えてたんだよなー」 うんうん。

蒼月「ねえ。さっき無言で威嚇してたのって脳ミソの疲労とんでも無いんじゃないのあいつ。」




白「・・俺っぽく物を書くのってそんなに難しいのか?」はて。

粋「えー、あいつ物書きの方もプロだろ?
瓦版にコーナー持ちだよな?」

蒼月「いや無理無理。
俺も文書偽造は十八番だけど この人ぽくまともな文とか無理だもん
なんか脳が拒絶しちゃうもん」




白「嘘つき小僧が言うと凄く納得するな」ちょっとびっくり。

蒼月「うん。そういう前半と後半打ち消し合ってるけど良いのかそれって所だよ」うん。



白「成る程。
無茶言ったのか じゃ詫び代わりに大福でも買ってくるか」すたすた。

粋「兄貴それあいつにとっちゃ死亡フラグ

白「なんで甘いのダメなんだろうな?」うーん。


蒼月「体質的なもんじゃない?

ま、頑張ってねー プロってのも大変だねっ」コタツ戻りっ




白「挨拶ひとつで忘れられないなら良いか」ため息。

粋「だなー。兄貴みたいな派手系って常にインパクトぼんぼん続けねーといけねえから大変だよな」


玄関がららっ



白「・・・。」






玄関ぴしゃん。

蒼月「北風に負けんなよ。プロ」




白「寒い。」真顔。


蒼月「Σ知ってるよ!!
いやいやさあ新年1発目頑張るかっ て流れだったじゃん!」

白「コタツ亀に言われたくない
俺だって 暖かい所でぬくぬくしてたい ダラダラ寝正月したい、
挨拶だけしに行くとか 逆にめんどくさ「Σこういう時はほんっと饒舌だな!!」






彬羽「いいからさっさと行け。」


白「解った。 行くからおろし金構えるな」

蒼月「つかお前台所で何してんの?」

彬羽「大根のおろし汁は胃痛に効くと「また痛めてんのかよ。」

粋「副音声で 『俺の苦労を無にするな』って聞こえた気がするなあ」うわあ。



コマ『暖かくしていってらっしゃいませ。』筆談どてら着せっ

白「お。暖かい」おおっ

粋「Σ仕事始めにどてらは不味くね!?」



コマ『体が資本です。
さあ 今日も元気に行ってらっしゃい!』筆談っ



白「これもインパクト?ってのになるか?」

粋「ある意味なるだろけど。
え?兄貴はそれでいいの?」困惑っ





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