小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

12月19日

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一二三「へっぷしゅ!」



家康「あー。寒い?
蒼月コタツつめてつめて」しっしっ

蒼月「つめてるよ んなちっさい子1人入れるくらい これで充 Σつめたああっ!!」ひいいっ

一二三「ありゃ足冷たかったぺか?」

蒼月「冷たいよ!キンッキンに冷え冷えじゃん!!
何これ何処ぞのがきんちょにでも苛められたの!?」


シロ「何だ?苛めろというフリか?」氷ぱきぱきーん。

蒼月「Σぎゃ!うそ嘘っ!!例えだよ例えっ」ひいいっ



家康「冬場のシロには逆らわない方がいいと思うよ?」

蒼月「だね、あぶなっ 氷漬けにされるとこだっよ」心臓ばくばく。



千様「あら。ホントにお手ても冷たい
彬羽君 子供はあまり着せ込まない派だものねー」うーん。

シロ「動けば体温が上がるからな。
幼い内から着込んで動かぬと言うのも不健康な話だ」うむ。

蒼月「いやアンタ 筋トレしまくって冷気バリバリ出してんじゃん」

家康「末端冷え性なのにね」うんうん。

シロ「Σ喧しわ!一般論だ!!」



千様「彬羽君が色々古風なのはねー 仕方無いけど
シモヤケとか大丈夫?」手さすりさすりっ


鏡子「そもそも何故彬羽さんに その辺の決定権が有るのですか?」どろんっ

家康「この家じゃ拾って来た奴が 面倒見るのが基本
だからかなあ?」うーん。



小太郎「俺は子犬だったから拾ったの魄哉か挿音かどっちか解らないから 両方に服従だ」わんっ

蒼月「いやお前は犬だからでしょ」


鏡子「ちなみに蒼月さんは?」

千様「何か白君にくっついて来たけど ほら、あの子シロ君の世話もしないしー

結局オカンが世話してるって感じに近いわね」


シロ「すまん、泣いて良いか?」

蒼月「いやーあの人とケンカするのは得策じゃ無いじゃん? だから普通に従おうかなーって「Σいやそっちで無く! 動物扱いされてるのは良いのか!?」


蒼月「だって俺 蛇だもん。
飼われてる自覚も有るし」あっさり。

シロ「Σそれで良いのか!?」


千様「まあ、一生セレブのヒモで暮らしたいとか言ってる子だものね。」白い目。

鏡子「へー。それは初めて聞きました」引きっ


蒼月「Σしまった!!」





小太郎「蒼月、鏡子が出て来やすいように常に近くに鏡置いてるのにな」あーあ。

一二三「一途だべ。」あったかいお茶ずずー。

シロ「あいつは女絡むと毎度懸命すぎてな 本気なのか何なのか解らん」むう。

家康「普通に暇だし女の子と絡みたい。鏡子ちゃん遊んでくれないかなー? 程度だと思うよ」





鏡子「白さん辺りに 良いお見合い相手居ないか相談してみますかねえ」ため息。

蒼月「Σえ!?ちょっ」

鏡子「ほら 妖怪の頭ですし。
意外とちゃんと真面目で切実な『将来性の有る』方を紹介してくれそうじゃないですか?」





蒼月「・・心が寒い」ひゅううっ

小太郎「冬眠するなよ」わおんっ



シロ「偉く具体的だな」うわあ。

鏡子「どんだけアタックされても 無職のヒモ志願男には未来有りませんし
そもそも私でなくても良いようですからっ」つーん。


千様(あ、これ 口だけのタイプだわ) 女の勘っ






一二三「多分 お互い嫌いでねえのに変なことなってるだな。」うーん。

家康「男と女の間には大きな溝が有るんだよ」ふっ


シロ「そこ、幼児にいらん事教えるな」



蒼月「てか、一二三ちゃん まだ足冷たいんだけど ホントに冷えきってな
小太郎「おい。女の子の足べたべた触るなよ」
シロ「鏡子にフラれたからと女児に走るのはいかがな物かと思うが。」

蒼月「Σお前ら俺を何だと思ってんだよ!!」


シロ・小太郎「淫獣。」きっぱり。

蒼月「ハモんな!!」しゃああっ




千様「あー芯まで冷えちゃったわねえ

アタシから彬羽君に言っとくわ
今年は去年より寒いし」

家康「だねえ。
女の子が冷えるの良くないねえ」うんうん。


一二三「Σだ、大丈夫だべ!
ほらぬくぬくだ!!」手足ごしごしっ

家康「いや擦ってもんなすぐ温かくなんないでしょ」

一二三「大丈夫なんだべ!!」くわっ

シロ「? 何をむきになっとるのだ
皆心配しておるのだぞ」



一二三「だって! いい子で言う事きいとかねえと
大きくなってお嫁さんにして貰えなくなっちまうだ!!」必死!

一同「Σそういう!?」



小太郎「アレか。 よくある大きくなったらパパと結婚するー。てのか」うわあ

シロ「このトシでここまでしっかり考えておるものか」困惑っ


蒼月「あの石頭の何処が良いのか解らないけどさー
恋心はね。応援するよ俺は」うんうん。

家康「こら そこの色ボケ焚き付けないの」




一二三「どこって、顔も頭も背も 蒼月さんより上だと思うべ」きっぱり

蒼月「Σはああ!? 他では負けてても顔面だけは負けて無いし!!」


鏡子「蒼月さん 子供相手に最高にみっとも無いです。」

シロ「一二三も色々しっかりし過ぎとらんか?」引。


蒼月「ふん、 見る目無いなっ
もういい応援してやんなーい。 俺の理解の範疇越えてるし」ふて寝っ


家康「鏡子ちゃん。たまにとは言え 何であんなのに惑わされてるの?」

鏡子「記憶にございません」即答。



シロ「まあ何だ

外は寒いが 一部は春爛漫 という事でもう良いか?」げんなり。

千様「この手の話題苦手なのは解るけど まとめ方が強引すぎないかしら?」うーん。





襖がららっ



粋「うーさむさむさむっ!」

白「なあなあなあ。 寒さ対策にって得意客から毛皮?貰ったんだけど これどう使えば良いんだ?」
とりあえず羽織りっ


家康「Σうっお 派手なのおかえりっ!!」びくっ



小太郎「後ろで寒がってる弟に貸してやる。とか?」わおんっ

白「笑えるくらいマタギになった。」きっぱり

粋「表情筋死んでる兄貴が吹き出すレベルとか さすがに着てらんねーわ」けっ


千様「あー 毛皮はねえ
着る人選ぶわよね」うんうん。



白「毛皮の元の奴にも悪いし 貰ったからには使おうと思うけど
コレ何処でどう使うんだろうな?」はて。

家康「んー。ノブノブは腰に巻いてたけどねえ」

千様「信長さん基準にしたら偉い事になるでしょ」




白「ま、いっか 部屋着で」あっさり。

一同(Σ毛皮を!?)




一二三「うわあ、ぬくそうだなあ。」ほう

白「ん? 一二三着るか?」

一同「Σ毛皮を!?」ひいいっ


一二三「いんや。 多分彬羽さんに返して来いって言われるだ」

白「んー。 確かにあいつの好みじゃ無いよな。」納得。



鏡子「あの、論点おかしくありませんか?」

小太郎「一二三溺愛してるのは白も同じだから」わんっ

千様「一二三ちゃんに関しては、世話しないって言うか子供の扱い解らないのよね。白君」




白「んー。んじゃ膝来い膝」膝ぽんぽん

一二三「へ?」

白「布団に猫入ってるとあったかいのと同じだ」

一二三「Σなる程!」おおっ






蒼月「ねえ。俺ら何を見せられてるの?」

家康「歳の差カップルのラブラブッぷり?」

千様「数年後にドロドロ三角関係にならなきゃいいわねー。」



粋「兄貴が天然タラシな理由、解った気がするなあ」うわあ。

鏡子「あの一二三ちゃん幼児ですが?」

千様「鏡子ちゃん、源氏物語読む?」






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一二三「困っただ!
おら将来 彬羽さんのお嫁さんか、白さんのお嫁さん どっちになろうっ」手足ほかほかっ


石燕(与一)「Σすまん! 中身石燕の時にして貰えるか!?」びくっ

一二三「あれ?今与一さんだか?」

石燕(与一)「石燕こら出てこい!! 私は色恋沙汰苦手なのだこら逃げるなああ!!」ひいいっ





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