小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

12月14日

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一二三「ひゃー寒いだっ」ぶるっ

彬羽「寒波が来てるらしいからな。」瓦版じーっ

一二三「彬羽さんは寒くねえだか?」




彬羽「寒いと言えば寒いが これくらいの方が頭が冴えて調度い

白「お前 夏無茶苦茶暑がりなのって何処か壊れてるんじゃないのか?」

彬羽「いや。着込むと頭がボーッとするだろが。」

白「だから、皆より低い所に温度設定されてるんじゃないのか?」


一二三「Σ成る程!だからこんだけ寒くても涼しい顔してんだべ!」鼻ずびっ

彬羽「Σちょっと待て 俺は異常レベルなのか!?」

白「俺から見たら 蒼月の冬眠並に普通じゃないぞ
ほら。一二三 鼻ちーんしろ」



彬羽「まさかのあのレベルかっ」ずーん。


蒼月「失礼だな、俺は生物的にしゃーないんだよ。」けっ


一二三「ぶびーーっ!」

白「耳痛くなるぞ」

蒼月「何気にチビッ子の世話慣れてきてるね」



一二三「で、どうすれば設定温度上げられんだべ?
コマちゃんみたいに歯車ついてるだか?」すっきり。

彬羽「いやナマモノに歯車はついてないからな?」

一二三「・・・へ?」きょとん。




蒼月「あれ、ひょっとしてバカラスこれ からくりと思われてたパターン?」

彬羽「Σ!!」がーん。


白「生にしちゃ頑丈だしコマ並に物壊すもんな」うん。


千様「はいはい 暇だからって彬羽君虐めないのー
真面目だからすぐ真に受けちゃうでしょ」

彬羽「と、言うことは」ほっ



一二三「大丈夫だ。
たまに さいぼーぐって奴でねえかと思うくらいだべ。」

千様「ごめんね。大差無かったわ」あらまあ

彬羽「もうどうでもいい。」遠い目。



白「からくりとどう違うんだ?」

蒼月「えっと からくりは100パー人工物で
サイボーグは元々人間だったのを弄ったとかそんなの?
ベースが生物かそうでないかのはずだよ」


白「ふーん。

そうか」ちらっ

彬羽「疑うな そこ。」


蒼月「てか確かからくりって 精密になると熱に弱「畳み掛けるな!!」


石燕「つか彬羽さん
瓦版のコラム記事考えてたんじゃないんすか?
夕方までに一本すよね?」

彬羽「Σはっ
だああ この馬鹿共いらん時間使わせやがって!!」どたばたっ

一二三「部屋に逃げたべ。」



白「だから一二三の相手しに来てやったのに。」むう

蒼月「うん。率先して邪魔してたけどね。」



千様「しっかし器用ねえ
割烹勤務で政務の手伝いして毎日瓦版の記事書いて。」

石燕「何冊か本出してるっすしねー

えーと、確か犬猫飼育本と料理本と怪談本となんかよく解らない外国語の翻訳したのと 後なんすかね?」えーっと

千様「ジャンルが見事にバラバラね。」

蒼月「いつの間にか翻訳にまで手出してんのかよ」うわあ。

石燕「魄哉さんに着いて外交の場に出てる人っすからねえ」

千様「カラスってホント器用なのねえ」しみじみ。



白「どれか一個にすればいいのにな。
あっちもこっちも面倒そうだな」


千様「それ白君が言うの?」

白「ん?」



石燕・蒼月(役者でモノノケの頭である意味神様で 更に人妖双方の裁判官て器用過ぎだろ。)


一二三「多分 忘れるくらい深く考えてねえから勤まるんだべ
あれもこれもってなったら頭どーんてなるだよ」

千様「あー確かにねえ。
世の中上手く出来てるわね」納得。

石燕「同じ器用なのでも彬羽さんと真逆なんすね」ふむ。

蒼月「だから大将と副官やれてんじゃない?」





彬羽「おい。この辺に硯おきっぱなしにしてなかっ
Σげ。」

一二三「ん?」きょとん。


千様「硯? あらーどこかしら?」コタツめくりっ




彬羽「こら手前何だこのモコモコは!!」

白「綿入れだ。
一二三寒いって言ってるのに薄着で可哀想だろ」

彬羽「着込ませりゃいいってもんじゃねえだろ! 転がるだろこんなの!
だいたい子供ってのは 少し寒いくらいが調度い
「お前の調度いいだとめちゃ寒いだろ 設定温度壊れた暑がりサイボーグ」ふんっ

彬羽「Σ生物だって言ってるだろが!!」




石燕「意見は合わないみたいっすね。」

蒼月「いや 一二三ちゃんに関しては二人ともガチ過ぎなだけだから。」


千様「一二三ちゃん ホントお姫さまねー。」




小太郎「で、一二三はモコモコのがいいのか?
薄着でも可愛い着物のがいいのか?」わおんっ

一二三「んー。いつものだと寒いし
けんど、白さんのだとモコモコ過ぎて動けねえだ」うーん。



シロ「こら保護者共! 本人の意思を尊重せんか!!」

彬羽・白「Σ!!」


小太郎「猫っ可愛がりもどうかと思うぞ
独りよがりは もうちょい大きくなってから嫌われるんだぞ」わおんっ




一二三「いつも足して二で割ったくらいが調度いいだっ」挙手っ

蒼月「あーアンタら プラマイゼロだと普通だになりそうだね。」納得。

白「Σえ。俺も普通じゃないのか?」

シロ「むしろどこをもって普通と思った」きっぱり






千様「あ。硯あったわよー
何でかコタツの中でホカホカっ」ほかっ

石燕「お。冬あるあるっすねー」うんうん

千様「あら?

アタシがコタツに潜ってる間に何が?」


シロ「簡単に言うと 極端な奴等が自信喪失しておるのだ」

千様「?」






白「・・普通って難しいな」

彬羽「だな。」

どんより。





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