小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

12月7日

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彬羽「緊急事態だ。」

白「うん。俺でも一目で解った。」



家康「はい。そのままそのまま そーっとね
はい、ゆーっくり息はいてー。はい動いてみようかな?
ゆっくり、ゆっくりねー」

魄哉「 あああ Σあだだだだっ」ぷるぷるっ



千様「立った途端に腰が召されたのね 」あーあ。


彬羽「この冷えで化石並の年寄りが延々デスクワークだ
無理も無いと言えばそうなんだが」うーん。

粋「立った途端とか 一番危ないって普段めちゃめちゃ気を付けてんのになあ

家康が馴れてて良かったけどよ」



彬羽「実は今日は珍しく蒼月が真面目に手伝いやってたんだが、異常に大人しいんで見たら 意識が飛びかけ
千様「Σぎゃー!ホントに冬眠しかかってる!!」

小太郎「蒼月起きろおおおお!」肉球でびしばしっ


白「うん。あんなの見たら びっくりしてパッと立っちゃうな」納得。

粋「Σいや蒼月の蘇生もいると思うんだけど!」



一二三「おまちどうさまだ。

コマちゃんゴー!」びしっ

コマ『心得た。』筆談

どぽぽぽぽっ



蒼月「Σうあっちいいいい!!え!?ちょこれ熱湯!? やめてやめてえええ!!」ひいいっ


一二三「あれ?お湯かけたらぬくもんでねえだか?」はて。

彬羽「熱湯はやめとけ。
普通なら火傷するからな」

蒼月「Σ俺ならいいみたいに言わないでくれる!?
火傷トラウマ有りなんだからね!!」※右目火傷で隻眼


粋「あ、すげ。ほんとに無傷だ」おおっ

白「蒼月火耐性有るよな」うん。


魄哉「そりゃ蛇は水の眷族 Σあだっ ちょこれ以上無理ですっ」ぷるぷるっ

千様「まだやってたの?」

家康「動くと痛むから 動くに動けないんだよねー
さーて。どうするかなあ」苦笑



魄哉「ぼ、僕の事より政務の方をっ
おそらく蒼月君また召されかけますし 今動けるの彬羽君だけです ぶっちゃけ色々ヤバイです」ぜーぜー。

彬羽「解った。どうにかするから自分の事を考えろ」

魄哉「いやしかし「ギックリ爺が身動きとれなくなってる横で仕事出来ると思うか?」

魄哉「Σく!」



家康「はいはい。そういう事だからちょっとずつ動こう
はーい ゆっくりゆっくり右足から出してみようねー」


小太郎「家康ホント馴れてるな」わおんっ

粋「天海坊専属介護士かあ」うーん。






白「で、それお前1人でどうにかなるのか?」

彬羽「量がな。ともかく人手が欲しい
これだけ見ても何が何だか解らねえだろうが、万が一に備えて口外しないような、
それでいて一定以上の学力が有る奴 ってそんなの居たらとっくに雇ってるか」うーん。



白「頭よさそうな

とりあえず このひとうばん?と つるべ落とし と
んー。火車も呼んでみるか」妖怪名簿っ

彬羽「そりゃ頭良いんじゃ無く頭部のみの妖怪だろ」

白「ダメなのか?」

彬羽「むしろ何でそれで行けると思った」

白「頭つながり?

あ、じゃあぬらりひょん「Σそりゃただの頭のでかい爺だろが!!」




千様「はいはーい。お菓子あげるから邪魔しないのー

皆が無事にお正月迎えられるかは彬羽君にかかってるんだから 大人しくしてましょうねー」

彬羽「Σおいやめろ! プレッシャーかけるな!!」

粋「あ、ヤバイ。 こいつメンタル面は頑丈じゃねえんだった。」

小太郎「胃もな。」うん






シロ「俺らが手伝えれば良いのだが」うーん。

石燕「あっしらに出来るレベルのもんじゃねえっすしねえ

あちらもっすけど。」ちら。

挿音「ヤベエな。親父 さっきからミリ程しか動けてねえわ。
脂汗すげー」うーん。

石燕「あの ギックリって忍の人でもどうにかなんないんすか? ほら、ツボとか 何か薬とか」

挿音「んなもん有ったらとっくに使ってんだよなあ」

シロ「護衛中にギックリいった時はどうしているのだ?」

挿音「そりゃ 『我慢しろ』しかねえだろ。
で、安全な所まで普通に輸送よ」キセルふー




石燕「家康さんが手慣れてんのって」

シロ「見かねたのであろうなあ。」遠い目。






コマ「カタタッ」

家康「お。コマちゃん 蒸した手拭いかな?助かるよ
腰に当てたげて」

一二三「いんや。蒼月さんにぶっかけたお湯の残りであっためた奴だべ」


魄哉「あ、ありがとうございます。」複雑っ






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飛天「無理無理無理無理!!こんなん出来ねえって!!」ひいいっ

彬羽「ほう、つまり見てすぐ何か解ったわけだ。
理解は出来てるって事だな」きらーん。




小太郎「そっか カラス天狗ってベースがカラスだから皆結構頭いいんだっけ」

飛天「Σ英才教育受けまくったコイツと一緒にすんな!無理無理っ!!」


白「薬の知識凄いし お前普通に賢いと思うぞ?」

飛天「いやいやバカです!!無理です!責任持てません!!」必死っ

粋「いやバカが診療所の先生してたらやべーだろ」





彬羽「煩え バイト料はずむって言ってるだろが仕送り野郎。
何だ?手前は医者の癖に 常連患者の胃に穴空ける気か?」

飛天「Σどんだけ追い詰められてんのお前!?」ひいいっ


小太郎「常連だったのか。」

シロ「言ってる間に吐血しそうな勢いだな」うむ。



彬羽「難しいもんはお前にゃ振らねえ安心しろ!
だああ時間が惜しい!さっさとやるぞ」

飛天「Σぎゃー! この家こんなに人数居てなんで誰も出来な

一同「バカばっかりで悪かったな。」けっ




蒼月「大丈夫 俺ももちょいやれるし
冬眠防止にコタツでやるからペース落ちるけどさ」コタツ潜り込みっ

飛天「Σ意外と根性ある!」おおっ

石燕「魄哉さんが まだ廊下渡りきれて無いっすからねえ」

シロ「蛇にも情けだ。
あれ見たら そりゃ片付けててやりたくもなるだろ」うむ。



白「じゃ、俺は手伝いできない分応援するな

えー じじいの家からパクってきた日記によると
飛天6歳、カブトムシを取りに行って肥溜めにハマ「Σ応援じゃなく脅迫! やる!やるからっ!!」ひいいっ



彬羽「お前、あの行方不明騒ぎの時 んな物にはまってたのか。」ドン引き。

飛天「Σ何でお前そんな昔の事覚えてんの!?」



白「これに寄ると イトコに一緒に遊びに行こうって言って無視されたから カブトムシ取りにって」ふむふむ。

千様「あー。 遊んでやってたら行方不明とかならなかったとか悩んだとか 色々あったパターンね」

挿音「解りやすい事この上ねえな。」



石燕「ん? お爺さんの日記って
白さん 平仮名しか読めないんじゃ」

白「全部平仮名だからな。

ほら。」日記びらっ

石燕「Σげ。」



千様「あー。 お爺ちゃん
そういや元々チンピラだったとか何とか」あらまあ。

挿音「その上純度100%の妖怪だしよ
まあ、書けるだけマシか?」うーん。

粋「Σうわマジか 俺がこの家系じゃ賢い方かよ」

一同「Σうわ アホの血脈!!」ひいいっ

粋「Σ俺で賢いと一気にそれ!?」






彬羽「な? 手前なんざ充分に頭いい方だ。」

飛天「うん。 頑張るわ」納得書類がさがさ






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