小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

12月2日

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挿音「だーくそ 寒いなちきしょー 」ずかずか。

魄哉「夜間警備お疲れ様です はー疲れた」あくびっ



小太郎「挿音が夜勤って事は 昨日あれから江戸城行ってたのか?」わおんっ

魄哉「ですねえ。
昼間に皆さんがやっててくれた仕事を夜に仕上げるのが効率良くて」

蒼月「いや夜は寝ろよ」


挿音「ったく天井裏狭いし冷えんだよ
あー肩凝った」ゴキッ


石燕「偉い音したっすよ?

しっかし 行動がオッサン臭いっすねえ。
確かあっしより年下っしょ?」

挿音「お前はお前で微塵も若さ感じらんねえけどな」きっぱり。

石燕「Σそ、そりゃアラサーっすからねっ!」



魄哉「あの、夜勤明けは 若干手負いみたいなもんなので取り扱いに注意した方がいいですよ?」

石燕(与一)「猛獣なのか爆発物なのかどっちだ。」

魄哉「両方です」きっぱり

小太郎「あれ?石燕は?」

石燕(与一)「自覚はしていても精神ダメージが大きかったらしいので交代した
確かに若さは無いな 不健康の権化がっ」けっ


挿音「その不健康の体に居候してる奴が偉そうによ
世話になってて偉そうだなガキんちょが。」

石燕(与一)「Σ好きで取り憑いておるのではないわ!!」



魄哉「あーはいはい。絡むんじゃ有りません
とっととお風呂入って寝てください

全く昔から眠いと機嫌悪くなるんで「よし解ったからオムツネタやめろ」



家康「石燕ちゃん生きてる? あ、与一さんかな今中身どっちだろ」

千様「影しょってるから与一さん?幽霊だし」

小太郎「今は石燕でも影しょってそうだぞ」わんっ



魄哉「大丈夫ですよ。
年齢なんてある程度トシ食えばどうでもよくなります」肩ぽん。

石燕「Σ1000歳越しゃそりゃそうっしょ!」


家康「あ。石燕ちゃんだったね。」

千様「年齢なんてねー。殿なんて日常的にオッサン扱いされてるのにねえ?」

家康「うん、真顔で言われるとさすがにグッサリ来たけどね」



蒼月「オッサン共はどうでもいいけどさ。
やっぱ元ヤンって機嫌悪いとエグいよねー
ケンカまでの躊躇がないっての?」

魄哉「きみがいいますか
目があったらケンカって猿じゃないですか。

あの子はあれでかなり丸くなってるんですよ?」

蒼月「Σあれで!?」




白「よし。鬼の居ぬ間になんとやらだ
凄い時ってどんなだったんだ?」わくわく。

魄哉「さっきオムツネタダメって言われたんですが「うん。知ってる バレなきゃ良しだ」

石燕「いつから居たんすか。」



魄哉「・・どうって そうですねえ」うーん。

蒼月「話すのかよ」



千様「あー。とりあえず長ったらしい着物好きだったわよねえ?」

家康「あーうんうん。謎ファッションだったね
ヤンキーって無駄に布使うの好きだよねえ」うんうん

白「長いの?」

魄哉「えーと。ダランと長い羽織とかそんな感じです

で、背中に天下布武』と。」


蒼月「信長じゃないのそれ?」

家康「ぶっちゃけ複雑でした。」ふっ


魄哉「なんかカッコいいと思っちゃったんでしょうね
そういう時期は誰しも有ります」うんうん。

千様「アタシもね。ノブノブに虐められてた殿の前でそれはどうかと思ったけどー
典型的な頑張ってるヤンキーだったし 知らないで使ってたのかなーって。」


白(小さい頃から知ってる親戚軍団みたいだな。)お茶ずずー。




魄哉「ちなみにこちらが実物になります。」ごそっ

家康「なんで持ってんの?」

魄哉「昨日軽く大掃除をしていたら昔のあれやこれやが出てきまして」

蒼月「何保管してんだよ 捨ててやれよ」

魄哉「我が子の成長の跡ですよ?捨てられるわけ無いでしょうが」

石燕「メモリアルなお母さんあるあるっすね。」うわあ


魄哉「他にも色々一目瞭然シリーズ出てきましたが 見ます?」

一同「お断りします。」






間。



一同(結局見せられた!!)

精神的疲労どーん。



白「ナンボかマシになったの意味はちょっと解った」うん。

魄哉「お分かり頂けて何よりです。」


蒼月「典型的な中2ヤンキーだったんだね。
今はちょいガラ悪いだけだし 軌道修正出来て良かったねホント」げんなり。

家康「だねえ 私何回ぶん殴られたか」しみじみ。

千様「ねー。 都の、ご飯たかりにくるうっとい親戚のオッサンと思われてたからねー」

小太郎「普通親戚のオッサンは殴らないぞ」わおんっ


石燕「あれ? じゃ千様さんは何だと思われてたんすか?」


魄哉「え? そこはご飯たかりにくる親戚のおばΣ!」

一同「Σ!!!」






間。








蒼月「ジジイ?生きてる?」おそるおそるっ

魄哉「普通 回転かけて顔面に肘打ち込みますかね?」かはっ


家康「夜勤明けでポロッと出ちゃったね。どんまい」






白「ちなみに 千様は魄哉のないえんのなんとかって思われてたらしいぞ」

石燕「あーそりゃそう思うっすよね
今聞こえて無くて正解っすよ」うわあ

白「その話が出た時 シロに絶対本人達には言うなって言われたからな」どやっ

石燕「子供に何言われてんすか。

てか、んなワケ解らん環境ならグレてもしゃーないかもっすねえ」ふむ。



家康「ちなみにだ
マトモになったのは アレだねやっぱ

親父に殴れてムカついたから殴り返したい。けど腕っぷし的に無理ーで、山籠りからの徳川忍軍入った辺りからだね。 」

蒼月「Σさらっと言ってるけど加入の動機そんなのでいいの!?」

魄哉「てか、就職したいって言うんで ぶっちゃけ作りました 徳川忍軍。」

蒼月「Σ待てこら職権乱用し過ぎだろ天海サマ!!」





白「あいつがグレたのって 過保護だったからじゃないかな?」ふむ。

石燕「なんしょね。 この至れり尽くせりでストレス貯まる感じ
血の繋がりが無いから 尚更頑張ったんでしょが」うーん。



家康「私からしたら結果オーライだけどね。
いやー 助かる助かる」あっはっは。

蒼月「あの人が集団行動微妙に嫌がるの解った気がするよ」引。

魄哉「僕も やっぱちょっとウザかったかなと思いまして
今君達は放任するようにしてます」ふっ

白「蒼月はちょっと監視しまくった方がい「マジでやめて ストレスで脱皮しちゃう」




石燕「ふむ。
じゃ 前から気になってたんすが

背中に模様とかは無いんすね?」真顔。

家康「Σ本業さんでは無いと思うよ!?」


魄哉「えっと
地元のアレな方々に慕われてるのは ヤンチャしてた時代の舎弟とかであって その

ヤンキーに毛が生えた程度だったと思うんですがね」うーん。

蒼月「あーこりゃ有るかもね 凄い模様」

石燕「その辺は自信無いんすか。」

白「人間て グレると背中に模様浮き出るのか?」はて。

家康「模様って言うかね
うわ 物凄い観音様とか有りそうで怖いなあ」うわあ。




挿音「んなもん有るか」 

一同「Σうっぎゃー!!!」ひいいっ


魄哉「Σああこら白君!1人だけ逃げるの狡いっ」

白「あでぃおす Σあ。」ばさっ

挿音「忍なめんなよ。 既に庭は罠まみれだ」けっ



家康「え、えーとこれはねっ」びくびくっ

挿音「親父よ。それやるなっつったよな?
ん?言葉解らねえ程モウロクしたか?ああ?」

魄哉「あははすみません ちょっと悪魔の誘惑が」引きつり笑いっ

白「自分もノリノリだった癖に悪魔って」むう。

挿音「スマキは黙ってろ。」



魄哉「くっ こうならないように気配には気を付けて居たのに

腕を上げましたね」キリッ

挿音「誤魔化されねえよ?
つーか。俺は居なかったからよ。そりゃ気配もねえだろ」


蒼月「Σあ。ひょっとして千ちゃん!?」はっ

挿音「おう。意外な所からタレコミがあったわ」

魄哉「Σ人殴り倒しといてまだ足りなかったんですかあの人っ!!」ひいいっ



家康「後でしっかり謝っとこ?」

白「改めて言うと余計怒ると思うぞ。
こういうのは気にしてませんが1番だ」ごろーん。

蒼月「スマキの人のがマトモって何」




石燕(与一)「すまん。私が言ってるのでは無い。私ではない

結局墨は入れてるのか?」びくびく

挿音「どんだけ気になってんだあんのモヤシ!!
有るかどうか目ん玉かっぽじってよく見やがれぇ!!!」ぶちーん!







シロ「この寒いのに あいつは何モロ肌脱いどるのだ?」庭掃き掃除っ


小太郎「遠山の金さんごっこ かな?」ふっ

シロ「成る程。アホか

お。気が利くな 塵取りはこちらで頼む」

小太郎「うん。あの部屋居たら怖い事になる予感しかしなかったからな」わおんっ

シロ「は?」




千様「落ち葉集まったんならお芋焼いてー

全く あんの生臭クソ坊主腹立つわっ 嫌な事は食べて忘れなきゃ」けっ


シロ「よく解らんが またお前か」納得。





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