小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

11月21日

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彬羽「ネタがねえ。」どんより

粋「なーに締切前の作家みたいな事言ってんだよ」


彬羽「瓦版のコラムの話だ」

粋「Σ締切前の作家だった!!」



シロ「何でも書いて良いのだろう?
ほれ怪談、夕飯のメニュー、時事ネタ 今まで何やとジャンル気にせず書いておったろうが」

彬羽「本当に煮詰まった時ってのは 自由ってのもかえってどこから手を着けるべきか解らなくなるもんだ。」うーん。

粋「いつも以上に目付きがやべえなあ」うわあ。


家康「いっそまたカンヅメやる?
天海に言えば妖怪温泉の一室貸してくれるよ?」



彬羽「いや今日は朝から凍えた蛇放り込んでおいたそうだから あそこで落ち着いて書けるとは思わねえな。」

小太郎「Σ温泉に蒼月か!!」ぎゃいいんっ

シロ「Σ女の客は大丈夫なのかそれは!?」ひいいっ



白「大丈夫だ。あそこほとんど人型の居ないし。
蒼月自分も蛇なのに 人型にしか興味ない変態だしし」さらり。

粋「Σ言われてみれば あいつ本性蛇じゃねーか!! 」

家康(人混じりのこの子達いる時点で お宅の父君も似たようなもんなんだけどね。)



彬羽「という事でだ
あんな所に行ったら 確実に好みのが居ないとか何とか愚痴りに来る上
外寒いからと暇潰しに邪魔し倒すだろ あのクソ蛇は。」けっ。

小太郎「具体的なのが悲しいなあ」わおんっ

シロ「もはや行動パターン読めてるのがな」うむ



石燕「ふむ。彬羽さんでもネタ詰まりあるすんねえ」ほうほう

彬羽「そりゃあな。
何だお前もあるのか?」

石燕「そりゃあるっすよー
なかなか迫力ある構図が浮かばなかったり 浮かんでも何か違うで進まなかったり
生み出すのって大変っすよねえ」うんうん。



襖がらっ


魄哉「あー。肩こった

あれ?皆さんどうしま


白「物書き同士のマニアックな会話について行けない。」むう。

シロ「どんだけのたうち回りながら作品生んどるのだコイツら。」引っ


魄哉「?」

家康「えーと。あらすじを言うと 彬羽がスランプで 瓦版のコラム書けなくて困ってるらしいよ」

魄哉「あー成る程
彬羽君アガリ癖ある上 一度構えちゃうとガッチガチですからねえ

ほら僕の付き添いであんま公に出来ない取引行く時とか こっそり裏で手のひらに人人人って書いて

粋「Σうおう!はずかしっ」

シロ「妖怪にもまじないは効くのか?」

彬羽「Σ煩い! そっちも喋るな!!」


魄哉「Σあ。これは失礼」びくっ


石燕「とりあえずリラックスするのが一番すよ
力んでるうちは何も出てこないっす」

彬羽「リラックス? どうやってだ」




魄哉「あ、でしたらうちの温泉に」

彬羽「Σだから色ボケ蛇が徘徊してんだろがああ!!」キシャアアッ!

小太郎「Σ落ち着け!羽出てる羽出てる!!」

シロ「悪気は無いのだ!どうどうどうどうっ」





間。







白「で、蛇避けのフダ貰ったのか」ふむ。

彬羽「部屋の入り口に貼っとけと

イラついて悪い事したか。」うーん。



千様「ちょっとー 魄哉の奴が黒いの背負っててウザいんだけど 何かあったの?」

彬羽「Σぐ!」


シロ「良いからさっさと行って書き上げて来い
それが何よりの報いになろうが」

石燕「そっすよ
あっしも毎度読ませて貰ってるっすからね。楽しみにしてやーす」にこにこ。

家康「石燕ちゃん それプレッシャーどん!だからね?」



千様「何?」はて。


粋「えーと 器用な奴にしか解らない事。かな?」うーん。

千様「あら。じゃアタシ関係無いわね」あっさり

家康「Σ自覚が凄い!」









挿音「で、フダの中に精神安定 リラックス作用のあるのも混ぜといた。と」キセルすぱー。

魄哉「何やかんやであの子に怒鳴られたの始めてなもので」どんより。

挿音「親父よ 戦国で大暴れしてた割にメンタル脆くね?」

魄哉「疲れてるからですかねえ
今日も朝からデスクワークだったもんで
ほら、伸びをすると体が」伸びっ

バキベキボキパキペキャッ


挿音「よし。アンタこそ温泉行ってこい」




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