白「ホント何も無い部屋だな」ふむ。
彬羽「いや、堂々と何だ」
白「前言撤回。
一二三のオモチャしかない部屋だな。 託児所か」がさごそ。
彬羽「Σ漁るな！その手のは片付け面倒なんだぞ！！」
白「細かい事は気にするな
ほらバイト行っていいぞ」しっしっ
彬羽「部屋荒らされるの解ってて行けるか。」
粋「お、兄貴居た居た
あれ？ まさか此処で探してんの？」ひょこっ
白「此処なら大概有るかなって」がさごそ。
彬羽「探す？何をだ」
粋「それがさー。 兄貴、つつじの奴に説教されたらしくてさ
何でも 世の中知らなさすぎ、物事知らなさすぎ
プロとして演技の幅を拡げる為にも 手っ取り早く本を読めとか何とかさー」
白「だから俺でも読める本探してるんだ」真顔。
彬羽「そりゃ確かに子供向けしかねえだろな。」納得。
白「だろ？ だから一二三の借りようかと思って」
粋「なんか悲しくね？」
彬羽「ふむ。確かに平仮名しか読めないんじゃそれくらいしか
Σ危ねえ流されかけた！ ガキ向け絵本読んで何が身に付くってんだ！！ 」
白「確かに」手ぽん。
粋「えー。結構教訓とか入ってねえ？
ほら 猿蟹合戦とか人に意地悪したら自分に反ってくるぞって話だしよ」
白「へー。あれそうなのか。」ふむ
彬羽「それを今更学ばなきゃいけないレベルなのか？手前は」
白「・・・・・？」えーと。
粋「・・・・・。」目そらしっ
彬羽「せめてどっちか否定しろ」
白「そもそも本から何を学べばいいんだ？」はて。
彬羽「そりゃ本によるだろ
そういう道徳的な話の他にも こっちのなら外国語が学べ
粋「おいやめろ。 兄貴の脳ミソ停止すっから」
彬羽「Σだああ！脳ミソ弱すぎて面倒臭い！！」イラアアッ
白「頑丈ではあるんだ。
動かないだけだぞ」えへん。
彬羽「威張るな！！」
粋(あー。確かにアホなのに頑固だ)うんうん。
彬羽「その何だ 手前の場合 外で色々学んだ方が良いんじゃねえのか？」うーん。
白「そうなのか？」
彬羽「漢字読めねえなら それしかねえだろ。
本より手間はかかるが 実際体験した方が感性を磨くって意味なら余程いいだろ」
白「ふむふむ。」ほう
粋「兄貴 絶対解ってねえよな？」
白「で？具体的に何をどう体験すればいいんだ？」
彬羽「具体的にって そこまでは
白「お前賢いんだろ。」
彬羽「Σそ、そりゃお前に比べたらな！」
粋「なあ、すっげえ墓穴掘ってる気がするの気のせい？」
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【割烹 春一】
白「て、事で １日店員だ」どやっ
朱禅「Σどういう事で！？」
シロ「成る程。スタッフ総出なのはそういう事か」うむ。
ひな「白さんお役者ですからねー
宣伝効果で売上アップです！
皆さんサポートお願いしますね」にっこにこ。
庵「じゃ出来る事って言えば とりあえず火の番と、
えーと野菜刻むのはー あ、まな板まで刻んじゃうか」用意てきぱき。
シロ(毎度把握が凄いな。)うわあ
粋「えっと。うちの兄貴が絶対何かやらかすから 俺も手伝い入るな？」
朱禅「おうよ。お前なら所帯染みてるから安心っちゃ安心だよ」ため息。
彬羽「すまん。」げんなり。
朱禅「断ったら断ったで面倒そうだし構わねえよ
お前は何も悪くねえよ」肩ぽん。
白「そこまで凹むような事なのか」むう。
彬羽「いや、お前自身はアホな事すりゃどつけば良いだけで差程問題はねえ」
白「どつくな。
じゃあ何が問題なんだ？」
がららっ
九尾「だーりんの店員姿拝みに来たぞえー！
今日は妖艶セクシー系で来てみたえ？どうじゃ？今日のわちも可愛かろ？」くねっ
地獄太夫「おんや狐さん その襟元はちっくと下品でありんす
自信が有るなら尚更 綺麗な物は安売りすべきでありんせん
主さんもそう思いせんか？」全身全力おしゃれっ
焔「よう孫ー 店員やるんだって？爺ちゃん遊びに来ちゃったぞー」わははっ
彬羽「この馬鹿変なのにばかり好かれてやがるからな 」ため息。
朱禅「うっわー。濃いなあ」引。
白「他の客がドン引きして入れないから帰れ。」きっぱり。
九尾・地獄太夫・焔「Σ！！」がーん。
シロ「確かにそうだが、さすがに気の毒だな」うーん。
白「お。納豆小僧
お前は大人しいからいいか。」
納豆小僧ぴょんぴょん(※歓喜。)
朱禅「Σいやニオイよ！！」ひいいっ
シロ「Σうお！納豆に続き小型付喪神軍団がわらわらとっ！」ひいいっ
庵「百鬼夜行？」
粋「コレ 商売出来んのかな？」ちらっ
ひな「無理ですね」ふっ
