小咄

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くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

10月29日

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白「この時期布団から出られないよな」あくびっ


千様「白君 猫の毛めちゃめちゃついてるわよ」

家康「あー。朝寝、猫付きとかそりゃ起きれないねえ」


蒼月「比喩とかじゃなく まんま猫と朝からいちゃこらなのがさすがだよね」コタツムリ

白「比喩?」


粋「これ以上変な事教えんな頼むから」

シロ(全く解らんのもいかがな物かと思わなくも無いが)うーん。


魄哉「蒼月君 やめなさいね
この子の場合 変に素質があるのでそっち側に目覚めちゃったらとんでもない大家族築きかねませ

粋「Σやめろよ生臭坊主 洒落になんねえっ!!」ひいいっ

家康「なんでお前 お下品アウトなのにそういう事サラッと言っちゃうの!!」



白「ひょっとして俺ボロカス言われてるか?」

彬羽「ある意味ボロカスである意味誉められてる。と言えなくも無いか」うーん。

一二三「?」


石燕「真横に幼児が居たらそりゃ説明できないっすよ」




魄哉「という事で 朝からアレなので話変えまして」くるっ

家康「一番アレなのお前だけどね。」



魄哉「あと3日やそこらで年賀状の販売が始まりますねー」にっこり。

シロ「Σうお!もうそんな時期か!!」


家康「うわー。今年も後2ヶ月?
きっついなあ 私なーんもしてないよ」あははっ

一同(お前は毎年の事だろ。)


彬羽「そろそろ年末に向けて 瓦版の方の書き溜めをしておかなきゃいけねえか」ため息

一二三「あー年末は割烹の残業増えるて言ってただなあ」彬羽のシフト表ぺらっ


千様「一二三ちゃん 馴れた奥さんみたいになってるわよ」


白「ロリコ 痛い。」

彬羽「余計な事ばっか覚えてねえでさっさと毛だらけの着替えて来い!!」拳骨。



シロ「お前らもこれからが地獄では無いのか?」

粋「おうよ。だから兄貴が布団から出たがらねーんだよ。」げんなり。

家康「あー面倒なの嫌いだからねえ」

粋「芝居小屋に着いたら別人なんだけどな
誰か兄貴のやる気スイッチ押してくれ」ため息。

蒼月「初期不良接触不良みたいなもんだし無理じゃない?」




千様「つまりアンタ今日激務なのね?」

魄哉「僕だけ団欒に入れないの悔しかったもんで。 今から出勤ですよ 江戸城ですよ。何時に帰れるか解りませんよ」ふっ

家康「わざわざ朝から忙しくなるよアピールしないの。
嫌な気持ちお裾分けはやめなさいって」苦笑



蒼月「じゃ。何?俺の出番?」コタツもそもそっ

魄哉「ですね。今年もよろしくお願いします。」



千様「あら 蒼月君お手伝い行くの?
寒がりなのに良い子ねえ」

蒼月「ん 江戸城に?行かないよ。冬眠しちゃうし」

シロ「ん?では何の話だ?」



挿音「おう 親父の部屋に手本と用紙一式揃えといたぞー
今年はちいっと多いけど 気張って頼むわ」ひょこっ

蒼月「宛名は?」

挿音「名簿置いといたから 名前だけ頼むわ
あ、部屋はちゃんと大量の火鉢で暖めといたからよ」キセルぷはー


千様「え?ちょっとこれまさか」




蒼月「とりあえず 『あけましておめでとうございます』の後は マニュアルのをまんまでいいんだよね?」

一同(Σ年賀状代筆ーーっ!!)


魄哉「それでお願いします。
名簿に誰がどの文面かはメモってますので」

蒼月「オッケー。
バイト代よろしくね」



シロ「おい。年のはじめの挨拶を代筆というのは

魄哉「間に合わないんです。本気で間に合わないんです。
直筆でやってたらどう考えても時間足りないんです
睡眠時間削り倒さないと無理なんです。
これ以上睡眠削ると年末業務が進行不可になるんです。
てか死にます マジでヤバイんです多目に見て下さい」

シロ「Σすまん!俺が悪かった!!」ひいいっ



千様「まあ確かに 徳川の肩書き持ちの上の方全員のよね?
うわー。何人居るのかしら」うーん。

蒼月「やめてよー。その人数書くの俺なんだよ」

粋「つかよ。普通書き出すのって 11月からなんじゃ?」

蒼月「だから時間足りないっつってんだろ。」

家康「年賀状だけでも年内きつい量なんだよねー」うんうん。




彬羽「偉い奴も大変だな。」

石燕「あのー。妖怪にはそういう習慣ないんすか?
あったらあったで彬羽さんが過労死しそうっすけど」

彬羽「大将の字が読めねえのは 皆知ってるから特にねえな。
新年から呪いの何かっぽい紙切れ貰っても嫌だろ」

白「皆して酷いな」むう。


蒼月「さーて。冬を越す為の資金稼ぎ頑張るか」ずーるずる。

千様「蒼月君コタツ置いてってー」


石燕「資金?」

シロ「あやつは冬の間外に出れんので いらん物を宅配で注文するのだ。」むう

一二三「通販生活だべな。」うん


家康「今年も宅配のおいちゃんが石段に泣かされるんだね」うんうん。

魄哉「殿、石段の下で荷物の受け取り頼みますね」

家康「Σ寒い中青空待機!?」





白「さて。ちゃっちゃと行くか。
つつじに怒られるし」すたすた。

粋「Σえ。兄貴がシャキッとしてる!?」




白「朝ゆっくり布団に入ってられるだけ幸せだと思った」真顔。

粋「あ。聞いてたんすね」納得。




白「帰りに皆に栄養ある物買ってくか」うん。

粋「栄養? 熊肉とかはやめといた方が」

白「妖怪横丁の人面魚「栄養あるけどマジでやめようそれ。」


彬羽「おい。本人に言っても無駄だろうからお前に言うが
妖怪横丁に近寄らせるな
年末を利用して酔い潰してどうにかこうにかなろうってストーカー女共が画策してるって話だ」

粋「Σだああ兄貴の廻りホンット変なのしか居ねええええ!!」頭かかえっ



白「ザルだから大丈夫だ。つぶれない」すたすた

粋「Σ!?」



彬羽「こいつ ホントにどこまで解って物言ってんだ。」

石燕「言っても彬羽さんより年上っすからねえ。」うーん。






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