小咄

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くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

9月14日

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江戸城



魄哉「今時 不幸の手紙ですか」うわあ。

女中A「天海様も大変ですねえ」あらまあ。


女中B「不敬罪でしょっぴいていいんじゃないですか?
毎日国中の治水やら道路整備やら めちゃめちゃ尽力されてるのにー」むすっ

魄哉「まあ 政治家なんて 恨まれてナンボですからねえ」

女中C「あ!そう言えばこの前も工事の中抜きやってたお代官 クビにしたって
それかもしれませんよ!!」おおっ

女中B「Σこら! 政務に口出ししないの!」


魄哉「あ、やっぱそれですかねえ」うーん。




挿音(相変わらず謎の女人気あるよな 親父)天井裏っ




魄哉「ところで 捜し物は見付かりましたか?」

女中B「はーい!こちら御借りします」古ーい本。


魄哉「勉学は良い事ですからね
あ、解読難しいなら言ってくださいね」

女中B「はーい。ありがとうございますっ」

女中C「良かったねー
こんな本 そこらの学者さんでも持ってないよ」にこにこ


女中A「素晴らしいコレクションですね。
やはり天海様ともなると 国中から集めておられるんですねえ」感心っ




挿音(いや。本の虫が長生きしてっから 勝手に古いの貯まってってるだけだっての。)天井こそそっ


魄哉「ここにあるの以外でも 読みたいのがあれば気軽に言ってください
自宅にある物も探してみますので」

女中B「Σいいんですか!?」おおおっ

女中A「つまり ほとんどの物はお持ちだとっ」おおっ


魄哉「めぼしい物はですがね。
本は人生を豊かにするのでガンガン読んで下さいね」にこにこ。

女中B「ありがとうございますっ」ぺこっ

女中C「良かったねー あ、内容教えてね」

女中A「アンタは自分で読みなさいよ」



挿音(これが かしましいって奴か)げんなり。




魄哉「さて、先程ヒント頂きましたし
念のため こちらの手紙も差出人調べておきますかね」

女中B「ですです!それがいいですっ」こくこくっ



魄哉「何かあってからでは遅いですからねえ
いや助かりまし Σん!?」びくっ

女中トリオ「?」





ちりーん。



挿音(Σやっぺ! マヨイガ繋がった時の音じゃねえか!!
白の野郎 呼んでもねえのに何勝手に繋げてんだっ)



魄哉「仕方ありません!
煙玉っ!!」

ぼむっ

女中トリオ「Σきゃー!!」ひいいっ





挿音「Σいやそれ俺の仕事だろ!!」







がららっ


焔「ん? うわやっべ。

間違えた?」寝ぼけまなこっ

魄哉「Σまさかの!?」




女中A「え?え?どうしたんです?天海様?」

女中C「何これ 前見えないー!」けほっ

女中B「ご無事ですかー!?」



魄哉「Σえ、えーと。
すみません!
ちょっと忍の人の姿を見られるわけにはいかないものでっ 」

女中B「Σなるほど! 素顔が秘密の凄腕忍者に手紙の送り主探らせるのですねっ」おおっ



焔「なあ?厠かりていいか?」ぼー

挿音「そこの突き当たりな。

頼むから人に見付かんなよ
んで、ついでに顔洗ってさっさと帰ってくれ」



煙もくもく。


女中C(Σ忍者の暗号!?)

魄哉(いいから早く帰って下さい 煙もたないいいっ)ひいいっ









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白「じじい 寝ぼけて江戸城侵入したんだって?」

焔「おうよ。 ここに繋げようとしたら寝ぼけちまってなあ」わははっ

粋「うわー。 人に見られてねえだろなあ」

焔「見られても ちょっと派手な人間くらいにしか思わねえだろ?」



シロ「いや。問題は 押し入れでも何でも扉になる物があればそこから出てきてしまう事ではないかと思うのだが。」

千様「誰も居ないはずの所に いきなり大男生えたら怖いわよね」ふむ。




家康「天海?今度は何してんの?」

魄哉「ちょっとイリュージョンの練習を。

あ、殿。ちょっとこの箱入って貰えます?」




挿音「いざとなったら手品で誤魔化す為にだとよ」キセルぷこー

粋「Σうちの爺と兄貴がたびたぴごめん!!」ひいいっ






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