小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

9月10日

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家康「蒼月ー。おーい
どこ行ったの?」小声っ

千様「あら殿 また蒼月君何かで怒られてるの?」


家康「Σへ? ああうんっちょっとね」目そらしっ



千様「あら? 目をそらすって事は あの子まーた女絡みで爛れた何かがあったのねー
そりゃ女にゃ説明しにくいわよねえ」

家康「Σなんで怒ってるの!?」ひいいっ

千様「別にアタシのもんじゃないけど ここはアタシの縄張りだからよっ!!」くわっ


シロ「こやつも大概犯罪者予備軍だな」引。

小太郎「うん。 しかも年下限定でコレだからな」わおんっ



石燕「え。でも千さんて 魄哉さんとタメっすよね
この世で年下のが珍しいんじゃないっすか?」ふと。

一同「Σ!!!」




挿音「ん?なんだ?偉く空気淀んでんな

お? 石燕 じゃねえか与一 なんで頭から血い吹いてんだよ」


石燕(与一)「人とのコミュニケーションに慣れとらん馬鹿を強制的に黙らせたのだ」血だくだく。

家康「うん。とりあえず戸棚に頭突きはやめよう ね?」


小太郎「石燕しばらく起きて来ないなこれ」うわあ。

シロ「アホの与一より気遣い出来んとは。」うーん。

石燕(与一)「Σ誰がアホだ!!」

挿音「いやそれ お前も痛えだろ普通
加減しねえ時点で大概馬鹿じゃね?」きっぱり

石燕(与一)「Σぐ」


家康「なんだかんだ いいコンビだよね」うんうん。


挿音「それよりよ 蒼月の奴見つかったか?
親父が今までに無いくらいブチギレてるからよ
早い所見付けてた方が あいつの為でもあるんだよなあ」キセルぷこー

シロ「ん?いつもの人の名前でツケ溜め込んでたとか 女にちょっかい出しまくって苦情来てるとかではないのか?」

挿音「未成年がそれをいつものと言う辺りどうかと思うけどよ

今回のはさすがになあ」ため息。

小太郎「Σえ、いつも以上って何!?」



挿音「どうも人妻に手を出し
シロ「どこの家康だ」

家康「Σいやっほう!まさかの飛び火!?」 ひいいっ



シロ「前に魄哉が酔っぱらって愚痴っておったぞ
若い頃は偉く無茶をしたそうでないか」生ゴミを見る目。

家康「Σあの軍師 子供に何愚痴ってんの!?」




小太郎「成る程。 昔のあれやこれやが思い出されて更にムカついてんだな魄哉」うんうん。

挿音「いや。単に人の家庭壊すような真似すんなクソガキってだけだろ。親父真面目だし。

殿はほれ 趣味嗜好はそっちだけど 行動にはそんな出さねえか

家康「なんでお前趣味嗜好からそこまで知ってんの?」

挿音「忍び頭として 警護の為に酔っぱらった親父からあれやこれや聞き出したんだよなあ

こんなもんじゃねえぞ?」にやあ。



シロ「惨い。」うわあ

石燕(与一)「私の時代は殿というのは崇められたものだがなあ」だくだく

小太郎「血拭けよ。
家康も隅っこで影背負っちゃったな」



挿音「で、千はなんでやたらと静かなんだよ 珍しい」

千様「別に」くわっ



挿音「あー
ま、色々あるわな。 冷えたし 」すたすた



一同(Σ何か深読みして誤解した!!)





ーーーーーーーーー




【大通り】





白「見つけた。」

蒼月「Σうっぎゃー!! どこ!?どこから生えたの!?」ひいいっ



白「俺の目玉は町中にあると思え」どやっ

蒼月「Σしまった この人居たら町中の小妖怪全部敵じゃん!!

くっ 帰ってたまるか!!」路地裏ダッシュ




白「頑張れ 納豆小僧。」

ぽいっ

ぬるん。



蒼月「Σぎゃー!!」

ずるっ ごしゃあああ!



蒼月「鬼!?鬼なの!?
納豆小僧投げんな!!思いきし踏んづけて中身出ちゃっただろっ 」ひいいっ

納豆小僧でろんっ


白「大丈夫だ。中身詰め替えたら復活するし
そろそろ賞味期限ヤバイから中身新しくするって言ってたし」しれっ

蒼月「Σ九十九神便利過ぎるだろ!!」



白「そんな事より お前ちょっとはしゃぎ過ぎだろ
魄哉じゃなくてもどうかと思うぞ」むう。

蒼月「いや。これそんな事なの?
今回のは その、誤解だよ誤解」むすっ




白「節操無く手出しまくったら その内1人がそんなだったとかか。」納得。

蒼月「なんでそっちで納得しちゃうの? 違うって。


白「?」はて。

蒼月「あのさ。その

俺ってさ 本性蛇じゃん?」

白「ん? そうだな」うん。

蒼月「でさ。考えてもみてよ。蛇と人じゃ種が違うじゃん?
つまり 人の女の子好きなのは いわゆる本能的なもんじゃないんだよね?
言わば高尚な趣味?

だってほら、デフォルトじゃ生き物って他の種族にそういう意味で興味持たないもんだしー」



白「俺にそれ言うのか」※母親人間。

蒼月「Σあ」

白「あと。お前の双子の片割れの朱禅とかどうなるんだそれ」

蒼月「Σ確かに!!」


白(これが『きべん』とか二枚舌って奴かな?)ふむ。

蒼月「えーまあその
んじゃあくまでも俺の場合ね?
俺の場合は趣味なんだよね
だから、別にいわゆる雄の本能としてがっつく的なのは無いんだよ」

白「・・ん?」首かしげ


蒼月「つまりー。

女の子にモテるのが好きだから
誰かれ構わず優しくしてたら なんか勘違いされて偉い誤解生んだと言うか 何と言うかね」ふっ

白「やっぱ最低だな お前。」きっぱり



蒼月「別に 気を持たせるような事した覚えは無いよ?
人のもんに興味無いしさ」

白「お前の言ってる事がどこまでがホントか解らないしな」うーん。

蒼月「Σなんでそんな信用無いの!?」

白「日頃の行いだ」きっぱり

蒼月「んな言われる程悪くないよ!失礼だな

俺はあくまで人の雌が好きだから優しくしてるだけ!

だから年齢的問わず態度は変わらないし ある意味人間の雄より誠実だよ!!」くわっ

白「何か凄い事言ってないか?」



蒼月「ぶっちゃけ 幼女から老女まで問題ないよ?

相手の人生考えて手出ししないけどさ」さらり。

白「うん。バカラスが早めに始末しとこうって言ってたのやっぱ正しかったな。」うんうん。

蒼月「Σ信用無いな!!一二三ちゃんには手出ししないって!!」



白「・・・・
うん。そうだな。

片方だけの話聞くのも何だし
今のは魄哉に伝えといてやる。」

蒼月「何 今の間。

お願いするよ ジジイ俺がやからしたって決めつけてるだろしさー


全く こんな心優しきフェミニスト紳士なのにさ」ふっ


白「納豆まみれで何気取ってるんだ」

蒼月「ねえ 誰のせい?」




白「何でもいいけど 相手に期待持たせるようなのもどうかと思うぞ
ふぇみ何とかって よく解らないけど。」

蒼月「ん?
んー 意外な人に意外なアドバイスされちゃったなあ

気を付けては居るんだけどね
ほら、やっぱ普通にモテるってのもあるしー」ふふんっ


白「調子に乗ってられるのも今のうちだぞ
女は怖いぞ?」

蒼月「あの、興味無いのか慣れてんのかどっちなの?
そっちのが怖いんだけど。」びくっ






ーーーーーーーーー





粋「おいい!! 春一に刃物持った女が押し来んだって!!」顔面蒼白っ

小太郎「Σえええ!?強盗!?」ぎゃいいんっ

粋「それがっ なんでも蒼月の身内がやってる店ってバレたらしくて

二股男出てこーい!とかっ」おろおろっ







鏡子「まだまだ甘いですね。二股どころじゃないと言うのに」ふっ

挿音「怖えぞ 鏡子。」



家康「あのー。」おそるおそるっ


魄哉「早く本人の口から お話聞きたいですねえ」







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