小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

8月17日

f:id:t00c:20200817084014j:plain






石燕「お。お祭りっすか」チラシ見つけっ


千様「あらー 暑い中やってたのねー」

石燕「? なんか意外っすね
皆こういうのめちゃめちゃ好きそうなイメージなんすけど。」

白「何日か前からやってたんだけどな
今年は特に 気を付けろって言われて日にちずらしてたんだ」

石燕「あ。お盆だからっすか?
お化け見える人だらけだから偉い事になるとか?」

白「その辺は慣れてるから大丈夫だ。」きっぱり


千様(凄い会話ねー)



小太郎「あ!はいはーい! 蒼月だな」わおんっ


石燕「? というと?」


白「蒼月 最近変な特技出来るようになったから
余計にあっちの物にかんしょう?しやすくなってるらしくて」


魄哉「お盆でこの世に戻ってきてた幽霊娘大量にお持ち帰りされたら 自爆霊だらけになっちゃうじゃないですか」

石燕「心配する所そこっすか」うわあ。

魄哉「チャラい子がモテる時代らしいですからねえ」うんざり。


白「で、大っぴらにチラシ置いてるって事は」

魄哉「今日の夕方皆で繰り出しますよー
早めにお仕事終わらせて来ますね」わくわくっ



石燕「あの、この家のメンツって基本皆で行動なんすか?」

小太郎「うん。人多いとこ行くと絶対問題起こす奴らばっかりだし 迷子とかあるしな。」わおんっ


千様「まとまりも常識もないから 保護者居ないとダメなのよねえ。 」



石燕「ホントお疲れさんっす。」真顔。

魄哉「はい?」

白「いつも保護者が一番楽しんでるから大丈夫だぞ」






ーーーーーーーーーー



【夕方】



小太郎「あれ? 中身代わったのか?」わおんっ

石燕(与一)「うむ。人の多い所は苦手だから代わりに遊んでこいと。
全く不健康な」ぶつくさっ



粋「ガキんちょに祭楽しませてやろうって気遣いに一票」

蒼月「えー。 ホントに祭苦手なのかもよ?
ほら基本部屋でドロドロした絵描いてる人だしさ」

シロ「どちらにしても 与一には石燕の思考筒抜けだがな。
気遣ってたとしても意味はないのだが。」



石燕(与一)「さて!金魚すくいとやらは何処だ」うきうきっ



粋「楽しそうだしどっちでもいいか」ああうん。

蒼月「そっか。中身ガキだったね」うんうん。

千様「楽しそうで何よりねー」にこにこ。




一二三「人多いだなー 迷子なったらどうすべ」ちょっとびくびく

魄哉「あー 一二三ちゃんは誰かと手を繋いでいた方がいいですねえ」




一二三「よっしゃ!白さん 綿菓子買いに行くだ!」ぎゅっ

白 「良し。」きらーん。


魄哉「Σ すみません!白君以外でお願いします!!
迷子が増えるっ」ひいいっ



粋「あれ?一二三の保護者は?」

千様「それがねー 彬羽君 ここに着く前に暑さに負けちゃってー。」

蒼月「うちの相棒の店でひたすら氷食ってるよ」

粋「Σなんで氷!?」

千様「彬羽君 甘いのダメだからカキ氷も食べられないのよね」ふっ

蒼月「ホント味気ない奴だよねー」うんうん。







石燕(与一)「おい。矢場なる物があったのだが
あそこの弓やたらと質が悪くないか?」

景品ごっちゃり。

シロ「Σプロがお遊びで本気を出すな!」

魄哉「あれって景品取られないようにわざと射程おかしくしてるんですよ?」

石燕(与一)「Σイカサマか!?」

魄哉「こんだけ景品取られたらイカサマであろうと無かろうと可哀想なので どっちでも良くないですか?」



小太郎「この『王将』て書いたでかい将棋ゴマどうしよう」うーん。

コマ『玄関に飾ればよろしいかと。』筆談

千様「お年寄りの家あるあるねえ」



白「ん?向こうに しゃてきってあるぞ

一般の奴等 銃とか使えるのかな」りんご飴ぼりぼり。


石燕(与一)「ほう。家康が使っている奴か
どうやって使うのだ?」

粋「えーと。まず弾入れて

あ、隣の人の真似すりゃ良くね?
ほらなんか手慣れて




家康「あれ?皆でお祭り?」※お隣

粋・与一「Σお前かよ!!」



魄哉「殿 帰ってたんですか?」ちょっとびっくり


家康「お陰さまで日本一周して来たよ

はい。頼まれてた調査結果ね」どさっ

魄哉「Σだああ お祭り来たのに大荷物っ!!」


家康「いやー朧車凄いねー

スピード出しすぎで何度召されたと思ったか」ふっ


白「そんなので日本一周して いきなり祭りか」


家康「一仕事終えて疲れて帰ったら祭囃子が聞こえた
これは遊んで疲れと取れという神様のおぼし召しでしょ」ふふんっ

蒼月「オッサンの癖に元気だな。」






白「書類邪魔だし ついでに朧車に家まで運んで貰っとくか?」

魄哉「あー。そうですね その方が助かります」ほっ



白「良し。 んじゃ朧車もちょい頼んだ。 ごー」



カラカラカラカラカラ







ーーーーーーーーーー


【割烹 春一】


朱禅「なあ。なんか祭会場の方ででかい火の玉出たとか言ってんだけど。」

彬羽「ギリギリまであの世に戻りたくない幽霊共だろ。」ぐったり。


庵「祭か いいなー。」

ひな「早めに終えて私達も行きましょう」


朱禅「Σえ。コイツどうすんの!?」

彬羽「店員として留守番しててやるから行ってこい」うちわパタパタ





ーーーーーーーーーー






家康「よっしゃあ!私の勝ちー!!」ひゃっほう

石燕(与一)「おのれ 熟練の技かっ!」くっ




粋「Σ特大王将めちゃめちゃ増えたー!」ひいいっ

小太郎「玄関に並べる か?」うーん。

千様「もう全部殿の部屋で良くない?」

家康「残念 既に去年までので埋め尽くされてるよ。」ふっ


シロ「射的屋荒らしかお前。」ドン引き。



コマ「カタタッ」

蒼月「ん?コマちゃんも射的やるの?」

コマ「カタカタ」こくこく。



家康「結構難しいよー
あ。初心者は景品よりちょっと上狙うと良いよ。」上機嫌っ

コマ『承知した。』筆談


じゃこん。



一同「Σえ。」




コマ『モード・ガトリング!』筆談っ

だらららららららっ


シロ「Σ手元の銃を使えこらあああ!!」





魄哉「あ。 また王将増えましたね」

小太郎「Σげ。」



粋「それより先生!兄貴が居ません!!」挙手っ

魄哉「Σしまった 王将に気を取られてっ!!」ひいいっ



千様「よし!一二三ちゃんは居るわ!」良しっ

一二三「ちゃんとシロさんとお手手繋いでただ」えへんっ

小太郎「突っ込み入れつつちゃんと子守り偉いぞっ」おおっ

シロ「誉められるような事なのかこれは。」





魄哉「すみません!ちょっと迷子コーナー行ってきます」

家康「Σちょっと待って 受付で何て言うの!?」




粋「兄貴。一応大人なのに。」ずーん。

小太郎「あー よしよし。あいつ頭の中身3歳児並みだからなあ」



鏡子「今のお祭りとは大変なのですねえ」ほう


一二三「あれ?鏡子ちゃん来てただか」

蒼月「手鏡経由だよ。
コレ持ち歩いてたら お祭り一緒に行けるからね」

一二三「へー。鏡子ちゃん良かっただなー」にこにこ

シロ(相変わらず女絡みだとマメな奴め)





庵「あ!なんか目立つ集団的居ると思ったら」

ひな「やっぱり皆さんも来てたんですねー」



千様「あら。2人も来てたのー」

ひな「お客さんこちらに取られて店スカスカですらねー

あ、景品で貰っちゃったんですが おっきな王将要ります? 」

小太郎「Σまた増えたあっ!」ぎゃいいんっ


石燕(与一)「ひょっとして これが今の流行りなのか?」はっ

蒼月「んなワケ無いだろ ボケ侍」



粋「つーか。兄貴見てねえ?」オロオロ

ひな「あら?また迷子ですか?」あらまあ。

庵「空腹になりゃ帰って来るって」

粋「えーと。 Σいやいや うちの兄貴は野良犬や野良猫じゃねえから!帰巣本能ねえんだよ!!」



シロ「迷ったな。」

家康「その上 違う方向でダメダメだねえ」うーん。



庵「つまりお兄ちゃんが迷子になったから 祭楽しむどころじゃないと。

祭好きなのに大変だねー。
あ、ヤキイカ食べる?」どーんと。

粋「慰めにイカ出す女始めて見た。」うわあ

ひな「お兄さんの方なら喜ぶんですがねえ」

粋「Σうちの兄貴どんだけ外で餌付けされてんの!?」





ーーーーーーーーー






挿音「あれ? お前一人で何してんだ」

白「えーと。

綿菓子買いに?」綿菓子大人買いっ。

挿音「あーはいはい

迷子コーナー行くぞ 確実に親父が途方に暮れてるわ」察し。



白「やっぱそうか
過保護だな

で、お前は何持ってるんだ?」


挿音「あ?
あー。これな ちょっと懐かしいっつか ガキの頃よくやったなーとか思ってよ


久々に金魚すくいしたら 屋台の親父に泣かれたわ」金魚の山っ

白「金魚すくいの金魚ってたらいで持ち帰るのか」

挿音「普通は知らね。
これじゃ無きゃ入りきらねーんだよ 」


白(あれ?確か 庭の家の主って こいつが昔掬ってきた金魚だったような)ふむ

挿音「餌買って帰るか。
時間的に店開いてるか怪しいけどよ」すたすた。



白「池に入りきるかな。」真顔。

挿音「は?こんなちっせえの知れてるだろ」


※現在の主。 一匹で約5メートル




白「んーそうじゃなくて
ま、いっか



それよりお前は王将は無いのか?」

挿音「は? 将棋駒か?

欲しいなら輪投げでもして取ってこ「いらない。」







>サイトトップに戻る