小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

7月1日

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シロ「今日から7月か」ふむ

石燕「1日ってなんかこう 気持ち切り替わる感じっすよねー
毎度すぐ忘れちゃうんすけど あ。気合い入れてこうってなるってか




魄哉「あー解ります
僕も今日は 町の近くに出没した山賊一掃しに行ってくるんですよ」のほほんっ

石燕「Σ気合い入りすぎっす!!」ひいいっ


シロ「山賊か
最近賊が多いな」

魄哉「仕方ありませんよ
ここはそういう場所です

あ。蒼月君 準備できたら声かけてくださいね
雨降るかもしれないんで洗濯物取り込んで来ます」すたすた


蒼月「あーはいはい。
めんどくさいなあ」脚絆ぐるぐるっ


石燕「今日は蒼月さんも一緒なんすか?」

蒼月「そうらしいよ
まったく 山道とか。あの辺ケガしやすいからしっかり装備しとけって面倒くさっ」



シロ「あやつ自身は普通に袈裟なのだが?」

蒼月「そこが恐いんだよ
何でかどんな茂みでも悪路でも引っ掛からないんだよね あのジジイ」



一同(木の枝もちょっかい出したら恐いって解ってるのか?)うーん。



白「なあなあ
魄哉がさっき言ってた ここはそういう場所って何だ?」ご飯もぐもぐ

シロ「Σげ 今朝飯か!?芝居小屋遅れるぞ!」

白「最悪食べながら行くから問題ない」もぐもぐ


石燕「ん? いわく付きの土地とかじゃないんすか?」

白「ん?少なくとも俺は知らない」はて。


蒼月「あれ?そなの?
えー 霊的なもんなら大将知ってると思うんだけど」

白「単に引き継ぎ適当過ぎて教えられて無いか 忘れただけかも「あのお祖父さんなら後者の可能性大っすね」




シロ「単に元から治安が悪かったという可能性もあるがな

実際 そのほら。アレがあれだ」

蒼月「そういや徳川忍軍て 前科者とかで構成されてるんだよね」

石燕「で、主にここらでスカウトされてると」



白「?

ガラ悪いのがカタギ?になってるなら 治安良くなるんじゃないのか?
行き場の無いチンピラうろうろしてる他所のが絶対治安悪いだろ」もぐもぐ

一同「Σうっお!まさかの正論!!」ひいいっ



白「悪さ繰り返す奴は シャバに戻った時の受け入れ体制が整ってないから生活出来ないでしゃーなしにやる事も多いんだぞ」どやっ

シロ「う。うむ
言われてみればそういう事なのかもしれんがっ」

蒼月「うわ。この人に納得いく説明されちゃったよ」うっわあ







彬羽(ついさっき人が教えた事 まんま話してドヤってやがる)

一二三「どしただ?」

彬羽「いや。飯粒つけてドヤってる阿呆が居るなと思っただけだ。」




挿音「念のため言っとくがよ
実際下の町はかなーり治安マシな方だぞ?

むしろ色々呼び込んでるのは 『陰』の存在であるお前らだっつの
類友だ。類友」天井からぶらんっ

石燕「あの、あっしは人間なんすけど」

挿音「あ。」手ぽん


シロ「気持ちは解るな」うむ。


挿音「まあそれでも良いんだけどよ
陰のもんに牽かれてしょうもねえ事する奴等が寄ってくんなら まとめて片付けりゃいいってだけの話よ」

石燕「つまり。この辺はゴキブリホイホ「さすがに地元にそれはやめろ」



白「まとめてポイか。」ふむ

シロ「食事中に最悪な話題だな」

白「別にいいけどな」もぐもぐ


挿音「いやお前 朝からどんだけ食ってんだ」







粋「蒼月 準備出来たかー?」ひょこっ

蒼月「あーうん。 忘れてた」けだるげっ

粋「おい」



石燕「粋さんもご一緒なんすか?」

粋「おう。今日は芝居小屋の方は休み

んで、数多いらしいから こっちの捕縛の手伝いってなー」


蒼月「あー 団体催眠とか絶対疲れる
やだなあ。」げんなり

粋「取りこぼしたらちゃーんと捕まえといてやるから気楽に気楽にっ」

蒼月「あ。やっぱ一匹残らず一人で仕留めよう」イラッ





シロ「成る程。この人選の意味が解った」納得

白「蒼月で戦闘不能に出来れば誰もケガしないからな」もぐもぐ





魄哉「さーて。そろそろ大丈夫ですかね

じゃ。参りますかっ」




石燕・シロ・蒼月(やっぱ袈裟か。)


魄哉「?


あ、白君
念のため 粋君の勾陣化すぐにロック外れるようにお願いします」ひそっ

白「ん? 人相手だし そっちならない方が安全じゃないのか?」

魄哉「いえ。ちょっと考えが」

白「んー。まあいいけどな
もし理性飛んで手がつけられなくなったら 何発か殴ったら上下関係理解す「そっちは躊躇ゼロですか」




石燕「あのー。 山賊とかなら 普通に忍者の挿音さんやら 山育ちの烏天狗の彬羽さんとかのがいいんじゃないすか?」



魄哉「相手の血が流れ倒しますのでアウトです。」きっぱり


白(暴走勾陣よりあいつらのが危ないのか)うーん。








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蒼月「Σあああ!ずっるいっ
勾陣なるとかズルだろ!!」

粋「Σはああ!? お前今俺にまで催眠かけようとしただろ!!
普段の俺人間と変わらねーもん!
こっちも俺だし 何もズルくありませーんっ」へーへーん



魄哉(こうなると思った。)山賊踏ん縛りっ





蒼月「だああムカつく!!
幻覚見せてアホな躍り踊らせてやろうと思ったのにっ」ふんっ

粋「Σうっお あぶねっ

てかさー。お前の催眠とか幻覚って『格下』にしか効かないんだよなあ?」にやにや


蒼月「何が言いたいんだよ」むっ

粋「勝った。」ふふんっ





蒼月「いっぺんくたばれええええ!!!」蛇眼くわっ

粋「Σぎゃ! ちょストップストップ!
ぎゃああ気を抜いたらヤバイこれ!!」目ぐるぐるっ



魄哉「やめなさい。」 

蒼月・粋「Σは、はーい!!」びくううっ




魄哉「いちいちケンカしないで下さいよ
そもそも気軽に人に催眠かけるんじゃありませんし、粋君もそれほぼ血筋の問題なんですから 自慢し過ぎるとカッコ悪いですよ」


粋「Σう。確かにっ」

蒼月「俺ならその血もっと上手く使えるのになあ」ちっ




魄哉「いえ。蒼月君は下手に能力持たな・・何してるんです?」

蒼月「やっぱ格上には効かないなあって」蛇目ぎょろんっ



粋「いや無理だろ
どう考えても効かねえし むしろ跳ね返して来そうな」

魄哉「跳ね返せません。

僕だって今人ベースなんですから」



蒼月「アンタのは人じゃなく『人型』でしょ


巨大ヒヨコのぴーちゃん」

魄哉「よし。ケンカ売ってますね
そんなに見たいなら久々にお見せしましょう」イッラアアアッ






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カラス軍団ぎゃーぎゃー!ばささっ





彬羽「おい。

山の方で 金ピカの大鳥が出たとか騒ぎになってるぽいが?」


家康「ああうん。


お前確か瓦版にコラム欄持ってたよね?
鳳凰出現。吉兆の印か 』的なの書いてくんない?」


彬羽「いや。吉兆と言うか明らかに

家康「真実より国民の精神の安定のが大事なの!!

今絶対町とか大騒ぎでしょ!?いい方向に考えさせてあげて!!」



千様「そういや梅雨は羽が生え変わる時期らしくて
あいつ毎年 ちょっとキゲン悪いのよねー
相当むず痒いんだわ」

挿音「あー 確かに毎年沸点低いわ」うんうん。




家康「て事でよろしく彬羽君
皆の心の平安はお前にかかってる!!」びしっ

彬羽「気のせいか手馴れてないか?」



家康「だから毎年キゲン悪いんだってば!!」


一二三「毎年大暴れしてんだべか」うわお





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