小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

6月28日

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粋「さんびゃくろくじゅうろーく。さんびゃくろくじゅうなーな」ぜーぜー


つつじ「ほれほれ 息が上がっとりますえ
それでもモノノケかいな。気合い入れえ気合い!」びしっ




家康「うちの道場で何してんのあの子ら。」

千様「粋君のお稽古特別メニューだそうよー」


家康(役者業の稽古で片手腕立て?)うーん。




つつじ「アカンなあ
ダチ相手やし思うて甘えがあるんとちゃいますのん?

皐月はん。ちょい踏んだって」

皐月「よっしゃ
ほれ どーん!」のしっ


粋「Σぐえ!

あれ?お前なんか重くな Σあだだだだ膝ぐりぐりやめろこら!!」





蒼月「何だろね この男女なのに恥じらいも何も無い感じ
勿体無いなー」


粋「いや こんなのに恥じらいも何もそもそも女と思
Σいっでえええええ!!」

皐月「幼児体型で悪かったな」背骨に膝立ちっ




つつじ「相変わらず御子様やなあ」ふっ

粋「Σ何が!?」

皐月「誰が御子様やて?」むかっ

つつじ「皐月はんちゃいますわ

いやー。これやから 歳上の綺麗なお姉はん好きの坊っちゃんは」ぷーくすくす


一同(マニアックな趣味が駄々漏れなんだけどいいのかこれ)




一二三「ん?どしただ?」

石燕「いえ、そう言えばアジサイにでんでん虫が居たなーっと
見に行きやしょか?」手引っ張り


つつじ「Σ何警戒しとんねん!!幼児に興味ないわ!」


粋「あーよかった 焦った焦った」

蒼月「そっちの趣味だったら確実にバカラスとのガチバトルになってたね」


つつじ「Σあかん!誤解されたらあの人刀通じひんやん!!」ひいいっ


家康「さすがに刃物は通用すると思うけどなあ」

千様「彬羽君のイメージとんでもないわね」




皐月「なんの話かよう解らんけど
お宅の兄ちゃんの許可有りやからな。今日1日め一杯シゴくで」

粋「Σうげ マジか」


家康「てか皐月ちゃん いつまで乗っかってんの」



蒼月(コイツ 脈は無さそうなのにやったら女の子と絡むの何気に多いんだよなあ)

粋「ん?何だよ」

蒼月「別にー

くたばればいいのにと思ってただけだよ」けっ

粋「Σなんで!?」




千様「ちなみにそのお兄ちゃんは?」

つつじ「白さんは本日出どす
わてら共演の演目の時以外は休み交代が基本なんどすわ」

皐月「んで、暇潰しな」


粋「おい。本音よ」




千様「で、気になってたんだけどー
今更粋君に筋トレとか居る?

100%妖怪に比べたらそりゃ体力劣るかも知れないけど 大概運動神経の固まりよー?」



つつじ「わても魑魅魍魎の類ちゃうんやけど」


千様「Σえ!?

あ。そう言えば」はっ




家康「皐月ちゃん達の一族って その辺どう考えたらいいの?」

皐月「えー。

超能力者生まれやすい人間でええんちゃうの?」

粋「適当なのにすっげえ事言ってんなあ」



皐月「なんや王様はバケモノ以上のバケモンらしいけどな
一般のは 下手すりゃほんま人間やで?」




千様「つつじ君?」

つつじ「・・あー
ホンマあれは洒落にならんかったなあって」


粋「そういや元雇い主か。王サマ

バケモン以上のバケモンてどんなだろなー」



つつじ(そんなんがお宅のお兄はんと因縁あんねんで。 とか言ったらまたややこし事になりそうやなあ) うーん。

粋(なんか考え込んでるし 相当怖え王様だったんだろなあ)ふむ




皐月「にらめっこ始まったで?」


千様「仲良しねえ」にこにこ。


家康「仲良しと言えば

確か粋の黒歴史時代からの友達なんだっけ?」

粋「Σおいやめろ。黒歴史って解ってんなら聞くな!!」




皐月「あの頃ホンマ目座っとったなあ
なんや 今ガキっちいのその反動なん?」けらけら

粋「お前にガキっちいとか言われたくな Σだああああ!」


皐月「誰がガキやねん」めきめきっ


つつじ「皐月はん力持ちやからなあ

あんま怒らすと2つに折られるから あんさんらも気いつけや?」

家康「あの さっき人と大差無いとか言ってなかった?」

蒼月「人折り畳めるとか果てしなく妖怪寄りだと思うんだよね」


粋「Σいいから助けろ!!」床ばんばん!





つつじ「ちなみに 出くわしたんは確かどっちもあんさんら付け狙っとったからやな」

粋「Σスルーして語り始めた!!」




家康「元々アサシンだっけ?
私その頃知らないからなあ」

つつじ「せやなあ
わてはどっちか言うと斥候やったけどな
んで、サクッと裏切ってそのまんま逃げて来たっちゅー話や」





ごきっ


皐月Σあ。やば関節ズレたかも」

千様「Σ粋くーん!!」ひいいっ



蒼月「うっわ。声も出さずにピクピクしてる」

家康「えーと 関節ってどうやってはめるんだっけ!?」わたわたっ




コマ「カタタッ?」ひょこっ


千様「あ。コマちゃん 魄哉か挿音辺りに急いで連絡取れない!?」



コマ「カタタタタ」てくてく

つつじ「ん?コマはん 出来はんの?」





ごきゃっ




コマ『お大事に。』筆談


粋「・・・おう。」



蒼月(涙目だ)

家康(今のは痛い。絶対痛い)

千様(コマちゃん痛覚無いから 加減とか解らないわよね)うわあ。





つつじ「えーと。

ほんなら 腕立てはアカンな?」

粋「Σ出来てたまるかああ!!」涙目っ


皐月「いやゴメンゴメン。ちょい力んででもたわー」

家康「Σちょっとなの!?」ひいいっ




つつじ「けんどなあ
ホンマ 役者業言うのは体力勝負言うか 筋力勝負なとこあんねんで?

わてがすんなりこっちに転職出来たんもなあ

音もなく全力疾走出来て 一飛びで間合い詰めれる筋力あってのもんやで?」


粋「お前の話聞いてると役者=特殊部隊に思えてくんだけど」

つつじ「ある意味役者しとるお人らはアサシンの素質があるって事やと思うとる」きっぱり



千様「そういう物なの?」

家康・蒼月「無いと思う。」きっぱり





つつじ「腕が使えんならしゃーない
音無しで全力疾走言ってみよか」

粋「Σさらっとハードル爆上がった!!」ひいいっ


蒼月「あんた足音うっさいもんね」
粋「Σうっせえ!!」







挿音「ほー。面白い事してんじゃねえか。」


千様「あら?居たの?」

挿音「ちっと親父の忘れもん取りによ

まあちょっとくらい寄り道しても構わねえだろ」にやあっ


粋「Σ!?」






家康「忍頭で体育会系だからねー
新人相手のこの手の特訓好きなんだよねえ」

千様「あー。成る程」納得

蒼月「あの人のしごきとか死亡フラグ立ってない?」






白「ただいま 皆で何やってるんだ?」ひょこっ

千様「あら、お帰りなさーい」



粋「Σ兄貴!良いところに!ヘルプ!ヘルプ!!」じたばた


挿音「鍛えてやるっつってんのに逃げんじゃねーよ」捕縛っ

つつじ「調度ええわ。
根性から叩き直して貰いいな」にこにこ





白「さて。小太郎 散歩行くか」くるーり。

小太郎「Σぎゃいん!?」


蒼月「Σ今まで犬の散歩なんてした事無いよね!?」



家康「まあね。
やる気になってるこのコンピに逆らいたくない気持ちは解るよ」うんうん


粋「だああ見捨てられたああ!!」

皐月「そもそもあの鬼兄貴が助けてくれるワケないやろ」きっぱり












白「あいつ鍛えてどうにかなるなら とっくにいびり倒してるんだよな
問題はメンタルなんだ」ため息てくてく

小太郎「えっと。散歩て言うか 愚痴?」

白「平和ボケして 甘ったれてるからあれもこれも出来ないってなるんだ
メンタルボッコボコにされて 一皮剥ければいいんだけどな」

小太郎「ボコボコになるのメンタルだけじゃ済まないだろけどな。」わおんっ

白「大丈夫だ。多分死なない」きっぱり








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