小咄

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くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

6月11日

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シロ「そうか。六月なのだな」ふむ

小太郎「どした?日めくりガン見して」





粋「ヒント。父の日」

シロ「あれを父と呼んでいいのか甚だ疑問なのだがな」ふっ

千様「オカン呼ばわりは複雑みたいだしいいんじゃないかしら?」


家康「あいつ六月誕生日だしいいんじゃないの?
私は昔から父の日と合同で」

シロ「ちょっと待て。 お前も魄哉を父扱いなのか?」


家康「えー。だって子供の時からなんやかんや世話焼いて貰ってるよ?」

シロ「いやそうかもしれんが ・・えええ」困惑っ


千様「人間って成長早いものねー」せんべいぼりぼり

粋「姉ちゃん こぼしたら蟻が来んぞ」






蒼月「俺らは無理矢理ヒトの行事に乗っかる必要も無いんだけどねー

つーか。親ってか単に居候してるだけだしー」


白「毎年肩叩き券が何か言ってる」

蒼月「Σえ、なんのことっ」ぎく


千様「ごめんね蒼月君。
皆知ってるわ」



シロ「参考までに聞くが
お前は父の日って何をしとるのだ?
認識云々は置いておいて、何もしておる気がせんのだが」

家康「うわー。イメージひっどいなあ

お前達もよく知ってるよ?」

小太郎「へ?」

千様「どういうこと?」



家康「んー。今の時期は解りにくいけど
はーい 縁側から外見てみよう。

わっかるかなー?」


粋「外?」

蒼月「普通に山じゃん」

シロ「土地 ではないか。
毎年副官に土地与えるとかややこしい事になるな」

家康「うん。発想が怖いね
それはやっちゃダメなラインだね」うんうん




白「あ。桜?

うちの周りに無茶苦茶あって今の時期解らない。」

家康「お!ピンポンピンポンせいかーい
毎年好きな品種の一本プレゼントしてまーす!!」ぱちぱち


一同「毎年桜!?」ひいいっ



千様「Σちょっと待って!それってあれ?
うちの周りのアレ全部!?」

家康「チリも積もれば山ひとつ分くらいにはなるよ」あっはっは


粋「えー。年1本であの数
家康が何歳の時からだよ」うーん。

小太郎・シロ(年齢の不詳っぷりがまたややこしく!!)

蒼月「はー。ジジイ園芸好きだからねえ
そういう事か

でもさ。なんで桜?」

家康「・・Σえ」



シロ「ふむ。理由無く毎年同じものと言うのもおかしな話だな

何かこだわりがあるのか?」

家康「え。えーと その」冷や汗だらだらっ



白「なんか顔色悪いぞお前」





蒼月「昔イタズラして 大事にしてた桜の樹切った御詫びとかそんなん?」

家康「Σ私はどこの頭悪いワ●ントン!?」




粋「あれ?姉ちゃん どしたよ?」

千様「Σへ!?

え 何もっ!」びくっ



小太郎「?」




家康(しまったっ!)

千様(絶対言えないっ)




家康・千様(あいつと亡き奥さんの思い出の樹だからとか 勝手にバラしたら叩絶対き出されるーーっ!!)

シロ「Σおい!2人そろって冷や汗凄いぞ!!」




白(そもそもこいつら 魄哉が没イチなの知らないよなあ)うーん。


蒼月「あの、何か察してるみたいだけど 何?マジで」

白「プライバシーと えーと。
デリカシーもか? の関係で言えない。」









石燕「あの。一二三ちゃん。何してるんすか?」

一二三「父の日 だかあ。」ふむ

石燕「あー。

彬羽さんなら お父さんありがとう的なお手紙とかいいんじゃないっすかねえ?
あの人王道に弱いっす」

一二三「おお!んだなっおら頑張るべ!」きらきらっ







ーーーーーーー





魄哉「蒼月君。どうかしたんですか?」

蒼月「Σえ? べ、べつにー?」




シロ「おい!本人に聞くのはやめておけ!!
奴等の様子からして世の中にはタブーと言うものがっ!!」おろおろっ


魄哉「いやホントに何があったんですか」








白「バラしちゃダメだよな?これ」ひそっ

挿音「トラウマになってるみてえだしなあ
他人がアレコレ言うもんじゃねえだろ

つか、なんでお前は知ってんだよ」

白「毎月 同じ日に線香臭いから後つけた」きっぱり

挿音「あーうん。 まだまだバラしちゃ駄目な感じだな」






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