小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

5月31日

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【妖怪温泉】


彬羽「相変わらず ごちゃごちゃした温泉だな」遠い目。



ハチ(中居からくり)「カタタッ?」

彬羽「いや。何でもない

本当にパッと見コマと同じだな」ふむ。


ハチ『同型機ですから。』筆談。

彬羽(Σ筆跡までそっくりだと!?)


ハチ『それに 私達が意識を持つ事をマスターは意図しておりませんでした

故に個性をつけなかった。と予想されます』筆談書き書き

彬羽「成る程。
本当に至って普通のからくりしか作るつもりでは無かったと言う事か。」ふむ




ハチ『そんな こんな個性きつい子いらんかったわー。みたいな言い方酷いですよ?』書き書き

彬羽「Σ誰もそこまで言ってねえだろ!!」



ハチ『個性のキツさなら御客様の方が上ですし』筆談筆談

彬羽「手前ら客をそんな目で見てたのか」



ハチ『ぶっちゃけ呪いのからくりより ガチの妖怪のがキッツイ!!』筆談っ

彬羽「俺からしたらお前らのがワケ解らねえんだがな。」

ハチ『ええー。』筆談



彬羽(同型機ってのは性格まで似るのか?

いや、そもそもコマ自体性格がいまいち掴めねえか。)うーん。


ハチ『で、今日は湯治ですか?』筆談

彬羽「いや。台本書きだ。数本ストック欲しいと頼まれたんだが

喧しくてとても書いちゃいられねえからな」ため息。




ハチ『温泉でやたら服毒やら心中やらしたがる文豪居るので釘を刺しておきます。

営業妨害なのでやめてください。』

彬羽「Σ誰がやるか!!
そもそも文豪なんて大したものじゃねえ!!」



ハチ『何故に小難しい文を書く人は世を儚みたがるのか。

あ。流行り?』筆談

彬羽「だから俺に聞くな。」

ハチ『瓦版にもコーナーお持ちで、芝居小屋の台本担当

それは専門家と呼んでいいと思われますが?』


彬羽「・・ん?

(こいつ何で知ってんだ。)」怪訝っ




ハチ『では。奥の静かな部屋をご用意致しましょう

あれ?おーい 聞いてますか?』筆談


彬羽(ひょっとして コマの奴たまに戻ってきて同僚と世間話でもしてるのか? いや、あれがそんなタイプか?
いやしかし 呪いのからくりと言っても女。
いやまて、そもそもからくりの性別とは何だ。人間と同じ感覚で考えて良いものか)うーん。





ハチ『人の話を聞きなさい。』筆談ずいっ

彬羽「Σ聞こえるか!!」




ハチ『物書きは何処ででも思考に浸る
データに追加しておきます』筆談カタカタ

彬羽「間違ってねえが 皆が皆そうでもねえだろ。
ひとからげに考えるべきじゃねえな。」




ハチ『からあげ?』カタタッ

彬羽「からくりの癖に食い意地張ってるのか手前は。」



ハチ『からくりは物を食べないのでノーです。

データに無い言葉ですので 近い物を出してみました』かきかき

彬羽「成る程。そういう事か。」ちょっと感心っ




ハチ『時に、こちらに来られる時はマスターの部屋の押し入れが入り口のはずですが
その図体で あのせっまい入り口から入って来られたのですか?』


彬羽「Σだから何で知ってるんだお前は!!」

ハチ『私達同型機は意識を共有しておりますので』筆談

彬羽「Σはああ!?」



ハチ『私達は生物ではありません。
ですので「自分の意思で動く」この1つだけでも膨大なデータが必要です

しかし、個々でそれを収集するのは難しいので 別個体で有りながら意識を共有する事で 少しでも多くのデータを収集しているのです』書き書き書き書きっ


彬羽「長文書くの大変だな。

確かに効率はいいが、一体どんな理屈でそうなった」びっくり




ハチ『いや。こっちが聞きたい』筆談。


彬羽「Σ待て!そのシステムまさかの偶然出来たものか!?」

ハチ『こげなワケ解らんの自力で作れませんって。

そもそもマスターも私達が意思持つとは想定してなかったので そんなシステム構築出来ませんし』



彬羽「・・成る程。

偶然とは恐ろしい」ふむ




ハチ『あ。良かったらネタにどうぞー』筆談

彬羽「ん?いいのか?」


ハチ『締切地獄で首くくられるよりマシです』

彬羽「手前は物書きを何だと思ってんだ。」







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【芝居小屋】




つつじ「なあ。彬羽はん なんか辛い事でもあったん?」

粋「Σへ?なんで!?」

つつじ「いやなんか。

もろた台本案が ものごっつい思考ぶっ飛んどる言うか
頭おかしなったんかなー?と」うーん。



白「真面目すぎて壊れたかな?」はて。

つつじ「あんさんが虐めるからちゃうの?
少し加減したりやー」


粋「兄貴がいらん事してこなきゃ それはそれで不気味でストレスになりそうだけどな」


つつじ「あんさんどんだけやらかしとんの。」

白「さあ?

何だこれ。 思考を共有って要するに石燕と与一か」台本案読み。



つつじ・粋「Σ成る程!!」



白「けどなんか。
こう あの2人ってにはなんかファンタジーだな

頭にカビでも生えたのかな」うーん。







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