小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

5月25日

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粋「やっべえ 兄貴が起きねえわ」冷や汗っ


蒼月「起こして来なよ
仕事遅刻しちゃうんじゃないの?

舞台に穴あけたら偉い事になんじゃなかったけ?」



粋「Σ解ってるよ!!
ただそのっ

この季節だぞ」

蒼月「Σあ」



石燕「この時期なんかあるんすか?」



千様「あー・・
えっとね。ほら寝る前とかジメッとしてムシッとしてるじゃない? 」

石燕「あー 寝起き悪いとかっすか?」


家康「甘いね そんな可愛い物なら苦労しないって」ふっ





粋「しゃーねえ

おーいカラス!いっちょ頼むー!!」

彬羽「Σげ。もうそんな時期か」

一二三「?」きょとん




石燕「あの、彬羽さんがあんだけ引くって何事っすか?」


家康「見てりゃ解るよ
はい。一二三ちゃんも大人しく見てようね 危ないから」




千様「こんな事もあろうかと
挿音が使えって置いてったわ

あ。刃は潰してるから安心してね」大太刀っ

彬羽「普通に鈍器だな」

石燕「Σとんだけ重装備で何に挑むんすか!?」




魄哉「もはや梅雨の風物詩ですねえ

頑張ってくださいねー」


彬羽「頑張りたくねえ」ため息



石燕「あ、ひょっとして白さん 梅雨時に凶暴化するとかっすか?
血筋的には水の眷属っすよね?」



一同(あいつ水の眷属なのにカナヅチなのか。)うわあ


石燕「あっしも言ってて思ったっすよ」ふっ



魄哉「えー。カナヅチ云々は置いときまして」

千様「誰も口にはだしてないわよ」

魄哉「Σう


そ、その
ほら あの子普段からよく寝るでしょう?」

石燕「ん?確かによくその辺転がって すやすやっすねえ」


魄哉「どうも人より睡眠を必要とする体質らしくて

眠りが浅いと 朝になっても覚醒状態になりきらず 結果何するか解らないと言う


石燕「それ世間一般で言う 寝ぼけてるって奴っすよね?」





魄哉「いえ。あれを見れば 寝ぼけてるってレベルでは無





どむっ!!


小太郎「Σぎゃいいいいんっ!! 壁が吹っ飛んだああ!!」

シロ「Σこらああ!毎度毎度大概にせんかああ!!」






魄哉「・・ね?」ふっ

石燕「壁っつか。庭の一部まで振っとんだんすけど」背筋ぞわわ


粋「だからカラス並の強度がねえと起こすのも不可能なんだよ」

一二三「はー。なる程だべ」ほう

石燕「Σいいんすか!?保護者さん人一人起こすのに命懸けっすよ!?」

一二三「彬羽さんなら平気だべ」にかっ



千様「信頼が眩しいわー」

家康「あれで平気と思われる辺り 最早人でも妖怪でもない認識だと思うけどね」



石燕「え?皆慣れっこなんすか?」

蒼月「そだよ
だからアンタの部屋 一番被害受けなさそうな離れなんじゃん

少しでも巻き込まれたら死ぬもん。」きっぱり

石燕「Σそんな理由!?」




家康「あれ?
あのー 天海?私も人間なんだけど

白の部屋の斜め前とか 大概危険なんじゃ」



魄哉「なんだかんだでくたばりそうに無いんで問題ありません」きっぱり

家康「Σ根拠どこ!?」


千様「大丈夫よー。
そいつさりげに殿の部屋の前に 威力半減するよな結界張ってるから」

家康「Σ半減でも無理だと思います!!」

魄哉「全部ガードしようとすると結界持たないんですよ
ナンボか素通りさせないとモロ食らいますよ?」


粋「あ。離れって確か物置あったよな」手ぽん

家康「部屋移動します」即答。


蒼月「Σどんどんランクダウンしてくけどいいの!?」

家康「いのちだいじに!!」くわっ






魄哉「あ。アホな事やってる間に落ち着いたみたいですね」

家康「Σ大真面目なんだけど!?」


粋(ホントに どんどん扱いランクダウンしてくなあ)









白「おはよう」

ぼろっ


粋「お早くねえっす。
どんだけ暴れたんすか兄上」



千様「お疲れ様。」

彬羽「こんの怪獣がっ」ぜーぜー


石燕「あの 頭から血垂れてるんすけど」おそるおそるっ

彬羽「ああそりゃ暴れて近寄れねえから 預かった大太刀ぶん投げた跡だ」

白「それでしっかり目が覚めた」えへん。





魄哉「部屋の防火符補充しときますか。」すたすた


千様「アンタも毎度お疲れ様ねー」







石燕「あのーまさか。まさかとは思うんすけど
コレ梅雨の間ずっとなんすか?」

シロ「うむ。 どこの少年漫画かという無茶苦茶な異能バトルがほぼ毎朝だ」


石燕「Σ寝起きからヘビー過ぎる!!」ひいいっ



小太郎「大丈夫だ。
夏になったら暑さでへばるから夜の内グッスリで寝ぼけなくなるぞっ」わおんっ

石燕「Σ地味に長期間!!」





彬羽「一番キツいのは俺だっ」ぼろっ


粋「その節はマジで助かるわ。

つーかお前よく生きてるよなあ」しみじみ







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