小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

5月15日

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家康「あれっ!白どこに行ったの!?」

蒼月「んー?
あれ さっきまでその辺でゴロゴロしてたけど?」



家康「また何処か行っちゃった!?
うわー。 徘徊する時期だから ちゃんと見てろって言われてたのになあ
あー天海に怒られる」ため息

蒼月「は?なんで監視付き?

仕事オフの時くらい自由にさせてやんなよ あの人飼い慣らそうとしたら噛まれるよ?」




家康「誰もあんな気分で噛みつく猛獣慣らそうとか思いません
迷子になられたら まーた捕獲に時間かかるでしょ」

蒼月「あー。最初この家訪ねて来た時3ヶ月迷子だったとか何とか「いや半年。」







蒼月「ぱないね。

じゃ 人相書付きの尋ね人になる前に責任取って探しなよ」

家康「Σいやいやいやいや!手伝ってよ!!」


蒼月「今反省文書かされてるからムリー」

家康「・・・何したの?」





蒼月「この前徳川の雑務手伝った時にさ
ジジイとケンカした後でムカついたから全部にゼロ一個ずつ書き足し

家康「いやそれテロ行為だからね?」



蒼月「らしいね。 さすがにめちゃめちゃ怒られたよ」前髪あげっ

タンスの角に小指ぶつけやすくなる御札っ



家康(Σなんだかんだで末っ子に甘い!!)



蒼月「おかげで 朝から五回は小指ぶつけたよ
ホンットえぐいんだからさ クソジジイ」けっ

家康「うん。本来小指もがれても文句言えないからねそれ

あー こんな事してる場合じゃない!
行方不明になられたら私も小指がヤバイっ!」だだっ




蒼月「えー そんな怒る事?」

千様「蒼月君。政務をなめてるでしょ?」お茶ずずー

蒼月「人間じゃないからね 重要とか言われてもピンと来ないねー Σあだっ!?」


千様(歩き回らないでも地味にちゃぶ台にぶつけるのねコレ。)







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石燕「えーっと。

あ、向こう居るっす ほらあれあれ」目見開きっ



家康「いや何も見えません」


石燕「あー。普通の人の視力って解りづらいっすねー」うーん

家康「それだと石燕ちゃんが視力良すぎのアフリカ人みたいだけどね。

とにかくあっちだね 近く居るなら饅頭あるよーって叫べば釣れるでしょ」安堵っ





石燕「近くっつか 数十キロ先っすが
歩いて行くんすか?」

家康「Σなんで見えるの!ちょっと視力良すぎない!?」ひいいっ


石燕「あっしのは視力じゃなくて超常現象っすからねえ
蒼月さんの逆っすよ」


粋「幻覚見せる蒼月と ホンモノなら離れてても見える石燕な

お前らキャラかぶりかと思ったら真逆だよなー」


石燕「あっしは御札貼られた事ないっすからね」どやっ



家康「うん。それが普通ね

えーとキロ単位なら 粋お願い出来る?
ほら、お前のお兄ちゃんだし」


粋「えー。

確かに行方不明は困るけどよ
その辺居るならいいじゃねえかよ
下手に捕獲したら俺が燃やされるしよー」


家康「数十キロはその辺なの?」

粋「Σな、縄張り内?」


石燕「縄張り云々は置いといて

早めに保護はした方がいいかもしれないっすね」じーっ


粋・家康「へ?」







石燕「でっかい溜め池の真横っす

あの人なんでカナヅチなのにああいう所ほろほろフラフラ行

家康「Σ急いで!風が吹いたらポロっと落ちる!!」ひいいっ


粋「Σ毎回落ちるのになんで学習しないんだよおお!!」ひいいっ









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白「うーん。」むう



がささっ



粋「いよっしゃあ!! まだはまってない!!」
勾陣全開っ

白「おい 模様。四足歩行」

粋「非常事態だからセーフ!!」くわっ



家康「いやー 速かった
落ちたら命無かったねー」ほっ

粋「あれお前背中乗ってたの?」

家康「Σ気付いて無かったの!?」



白「乗り心地最悪なのに よく落ちなかったな」感心っ

家康「確かに最悪だったねー
暴れ馬に乗るの得意で良かったよ」うんうん


粋「あの兄上 なんで乗り居心地とか知ってる風なんすか」





白「これが アメンボだ。」指差しっ

粋「知ってる」きっぱり



家康(本人の意思無視して妖怪化させた時に絶対乗り物代わりにしたよね このお兄ちゃん)



白「それはともかく
お前らそんなので こんなのに乗ってここまで走って来たのか?」

家康「あ。人の目は大丈夫

途中 墓参り中のお婆ちゃんに見られたけどなんか手合わせてせてたし」へらっ

白「それ 地獄の使いと思われたんだと思う」


粋「Σ一応めでたい獣なのに!?」がーん。






家康「で、お前はこんな所で何してるの?

姿見えなくなったからどうしたのかなー?て思ったら 偉く遠くをお散歩してるって石燕ちゃんが言うからさー

何かトラブルでもあったのかなーって」


粋(うっわ。息をするようにあらすじ作り替えてらっ)




白「んーとな
トラブルと言うかな」

ぱちゃん


粋・家康「ん?」





白「外国の『ねっしー』て奴の子供らしいのがコッソリ連れて来られて逃げ出したらしくて」



ネッシーざぱーん!


家康「Σでかあああ!!」ひいいっ

粋「Σどうやってこんなもん持ち込んだんだよ!!」



白「逃げた時は小さかったんだよな?」


ネッシー「ぴー」こくこく。

粋「Σあ。声可愛いっ」



家康「Σやめなさいファンシーヤンキー!
あの歯見て!どう見ても肉食肉食っ」






白「で、バカラスが前に がいらいしゅはこゆうしゅを滅ぼすから持ち込んじゃいけない?
住むの自体ががダメ?

えーと
捕まえて食うのが無駄にならず供養になる?
とか言ってたから


どうしたらいい?」困惑っ

粋「Σくくく食うのは無しで!!」

白「さすがに喋れる奴は食えない」きっぱり


家康「喋れるのお前くらいだと思うよ」




ネッシー「ぴー」

白「困ったな。
これだけでかいと国に返せるかな」うーん。




粋「あー。こりゃ確かに困るかも」ふむ。

家康「だねえ。人に見つかったら問題だし

てかよく見付からなかったよね こんなでっかいの」





白「ヒント。蒼月」


粋「Σ幻術ステルス!?」

家康「Σちょい待って! 何!?蒼月も1枚噛んでたの!?
うわああやられたああっ!」



白「なんか知らないけど 蒼月今小指ぶつけ過ぎて徳川は敵だってなってるから お前も敵扱いだぞ」

家康「Σあーもうっ 天海が甘やかすから!!」



粋「なんかあったみたいだけど とりあえず蛇野郎は後にしろよ

それより ピー介をどうするか

白・家康「名前をつけるな。」



白「飼えないからな」

粋「Σう。 わ、解ってらい!」



家康「ホントにこの子らは。


あー。ここは腐っても殿にお任せあれだよ」


白・粋「へ?」






家康「カモン!護衛の忍君!!」

忍「」しゅたっ!


粋「Σうおう!なんか出た!!」



家康「これでも殿だからね
一応常に護衛はついてるんだよ」ふふんっ

粋「マジか 」うわあ


白「あれ?No.2のはずの魄哉の護衛が徳川忍軍の頭
だとするとお前の護衛は「Σ今の徳川にとっての重要度!!

あ!忍君気にしないで! めっさ助かってるから!!」わたわたっ

粋「あの、忍すっげえ冷めた目で見てんだけど」




白「そりゃ 妖怪の背中にしがみついてる殿の護衛とか嫌にもなるな」うんうん

忍「・・。」握手。



家康「Σ気苦労かけてごめんね!!」けっ




粋「んで。ピー じゃねえ
ネッシーはどうすんだ?
この忍が担いで故郷に帰しに行くとか?」

家康「忍はバケモンじゃありません


そこは天海に頼んで正面から国境越えさせて貰おう

闇ルートで商品の売買とかなんかそんなフェイクで行けるでしょ」ふふんっ




白・粋(結局は魄哉頼みか。)




家康「て事で この御手紙天海に届けてね」手紙かきかきっ

粋「忍呼んどいて頼むのがお使いかよ」






白「どうにもならないなら魄哉に頼もうと思ってたし 手間が省けていいか

良かったな。お前帰れそうだぞ」

ネッシー「ぴー!」


家康「あはは。喜んでる喜んでる」

粋「おー ホント良かったなあ」ほのぼの






白「あ。波。」


ざぷーん。

ぼちゃん




家康「Σやっぱ落ちちゃうの!?」

粋「Σ兄貴いい!!

ちょっと頑張れ今行 Σあ。」


ばくん。



家康「Σネッシーちゃんそれ餌じゃないいい!!」












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石燕「あの 彬羽さん
手が空いてるなら ちょい救助を」顔面蒼白っ


彬羽「は?」


石燕「いや空いてなくても救助を!!水難事故と えーっと 猛獣注意っす!
早く早く彬羽さん並の腕力じゃないと色々無理っす!!」パニックっ

彬羽「Σちょっと待て!いったい何が起きてんだ!!」




千様「石燕さん さっきからボーッと遠く見てたわよね?
何か見えたのかしら?」はて。

蒼月「おおお俺しーらないっ」嫌な予感っ




コマ『水難事故なら 木製なので浮き輪代わりに投げ込みますか?』筆談っ。

千様「コマちゃん。カビるからやめた方がいいわよ」










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