ヒヒーン！
杜和「兄様お久し振りですっ！！」縁側からっ
挿音「久しぶりはともかく馬で上がんな馬で。」
家康「杜和姫今日も絶好調だねえ」
蒼月「見た目だけなら可愛いんだけどねー」
杜和「はい。赤兎 向こうで小太郎さんに遊んで貰ってて下さいな」びしっ
小太郎「Σヒヅメで蹴られる予感しかしない！！
」ぎゃいいんっ！
杜和「全く ここのところ遊びに来ようとするといきなり天気悪くなるわ 強行突破しようとすると前方に落雷山火事になるわ
天が意地悪するんですもの まいりましたわー」ため息
家康(天がブラコン妹の暴走を阻止しようと必死になってる)うわあ。
挿音「お前なあ
仮にも今の斎藤家の一番上だろが
んな天気の中無茶すんじゃねえよ」
杜和「上は次男の日之丸ですわよー 男の子ですから
私はあくまで輔佐ですわ」にこにこ
蒼月「んで？今日はどしたの？
大好きな兄様の休みの日聞き付けて来たの？」
杜和「ふっ。甘いですわね 蒼月さん」ちっちっ
蒼月「へ？」
杜和「愛があればっ！ スケジュール等調べずとも天が教えてくれるのです！！
つまり私が今日来たのは即ち運命っ！」くわっ
白「その割には いつも来る度 挿音仕事でいなくて吠えてるよな」きっぱり。
杜和「・・デリカシー無いって言われません？」
白「いつも言われてる」どやっ
挿音「こんだけ兄貴離れしてねーと ホント先行き不安だなコイツは。」キセルぷこー
一同(Σいい加減気付いてあげて！！)
千様「どう見ても ブラコンどころじゃないでしょこれ」
杜和「ふむ。
あーやっぱりこの家なら
思ったとおりですわ」きょろっ
粋「ん？何チェックしてんの？」
杜和「兄様。ちょっとこちらへ」袖ぐいぐい
挿音「ん？」
杜和「はいっ 石段に赤い布を敷いて
ほーら。二人並んでお雛様みたいですわっ」わーい。
家康「桜の下でやりたかったんだね」ああうん。
千様「うちの桜しぶとく咲いてるものね
てか御内裏様 すっごい微妙な顔してるんだけど」
挿音「何が楽しいんだ こりゃ？」
杜和「私は楽しいのでしばらくお付き合いくださいませっ」こきげんっ
挿音「いや。石段にベタ座りは尻冷えんぞ
嫁入り前の女がんなもん冷やすもんじゃねーわ」
家康「Σそういやこっちもデリカシー無かった！！」
杜和「まあ。私の冷えまで心配をっ」じーん。
千様「Σこの子逞しい！！」
粋「杜和相変わらずつえー
メンタル何で出来てんだよ」うわあ。
白「お前 杜和応援してるんじゃ無かったのか？」
粋「いやそれは 望み無さすぎて頑張れと言いたくなるっつか
けど、応援必要ねえよな。あいつの場合」うーん。
一二三「あ、杜和さんだー いらっしゃいませだ。
お雛様ごっこだか？」ひょこっ
杜和「ですです！
桃の季節が終わったので 桜の名残でセカンド雛祭りですわー」
一二三「へえ。なんかいいだな。
あ！」
シロ「む？」
一二三「サイズ的に シロさんお隣座るだっ」わくわくっ
シロ「Σどういう意味だ！！」
千様「あら可愛い」ほほう
家康「あー。なんだろしっくり来るね」
蒼月「ちっさいからね。」きっぱり
シロ「お前らな」むかああっ
白「バカラスに言いつけとこう」ふっ
シロ「Σお前は何を誤解しとるのだ！
幼児に興味ないわ！！」
粋「あれ？お前と一二三っていくつ差くらいよ？」
シロ「知るか！」ふんっ
家康「えーと。シロが元服辺りでしょ？
んで一二三ちゃんがおそらく人で言う６歳くらい？
んー。１０歳差行かないくらいかな？」
杜和「大丈夫ですわ。
私と兄様は余裕で１０歳離れておりますわっ」びしっ
シロ「Σ何がどう大丈夫なのだ！？」
蒼月「・・あと数年もすれば まあ１０才差くらい誤差だよね」ふむ。
シロ「Σいやいやいや！何を本人達の意志関係無しで！」
白「一二三。団子やるからこっち来い。」手招きっ
粋「Σ兄貴は兄貴で本気で妬くなよ！！」
挿音「すげえな。一二三モテやがんなー」キセルふー。
杜和「あら？ひょっとして白さんてそういう御趣味」あらまあっ
粋「Σ皆が皆脳ミソピンクじゃねえんだよ！！」
白「まだどこにも嫁にはやらない」ふんっ
家康「お前特に育ててないよね？」
魄哉「・・皆さん何を揉めてるんですか？」困惑
石燕「えーっと
一応最初から見てたんすが 俗に言う修羅場っすかねえ」うーん。
鏡子「あの
最初から見ててなんでそうなっちゃうんですか？」
