小咄

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くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

5月7日

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シロ「前々から思っておったが
何故にお前はそんなに卑屈かつ腰が低いのだ」真顔。

家康「かく言うお前はなんでそんな態度でかいの?」


白「見た目はちっちゃいのにな。」さらり。

シロ「Σお前も大して変わらんだろが!!」

白「10センチの差は大きいぞ」どやっ




石燕「ひょっとして子供の日に計ったりしたんすか?」

千様「この柱のこっちのがシロ君。
その上のが白君よ
名前と日付けつきよー」

石燕「更にその上に粋さんのが見えるんすけど」

千様「Σしーっ!」







粋「だだだ大丈夫!
兄貴も去年より3ミリ伸びてるし!!」

白「お前はケンカ売ってるのか?」ぼぼぼぼ



石燕「なんで見事に痛い目に合う言動しか出来ないんすかねえ」うーん




家康「んーとね。

私は卑屈とかじゃなくて相手に敬意を払ってんだよ」

シロ「敬意?」

家康「どう説明すればいいのかなあ

あ、調度いいや
白ちょいこっち向いて」

白「ん?」





家康「百聞より一見。」銃じゃこんっ

一同「Σえ」


シロ「Σ待て待て!お前何を!!」ひいいっ





ドンッ!ガウン!ガウンっ!!





しーん。





小太郎「・・ぎゃおおんっ」恐る恐る目開けっ






粋「あのー兄上 なんで無傷で?」びくびく

白「弾全部蒸発させたから」きっぱり


小太郎「Σこの至近距離で!?」ぎゃいいんっ!!




家康「ね?」

シロ「『ね?』じゃないわ!いきなり何をするか危ない!!」心臓ばくばくっ


家康「効かないの解ってたからやってんですー

ほらね。私の唯一最大の武器が効かないでしょ?
つまりはそういう事だよ」

小太郎「いや。どういう事だよ」わおんっ



家康「その気になれば私なんて一瞬で あーれージュオオッ!って消し炭でしょ?

けど、どんだけムカついても絶対やらないし
そもそも対等に扱って貰ってる

それはここの皆ほとんどに共通でしょ?」

シロ「ん? まあそりゃそうだが」ふむ。


家康「人間てのは奢り高ぶる生き物だからねえ

力持つと絶対人を下に見たがるんだよ
それを嫌って程見て来たから 対等扱いして貰えると敬意を持って接したくなっちゃうんだよねえ

結果 腰も低くなるよ」へらっ





石燕「そこは解るんすけどね



ヒトに銃向けちゃダメって 散々言われてるっすよね?」

魄哉「何回同じこと言わせるんですかねえ?」指バキボキッ










小太郎「あああ!断末魔がっ!」ひいいっ

千様「あんだけシバかれても敬意を持って反撃しない辺り 殿、人間出来てるのかもねえ。」ふむ

石燕「上下関係出来上がっちゃってて やり返せないだけだと思うっす。」きっぱり





粋「つーか。アレ俺だと咄嗟に対応出来る気しねえんだけど

兄貴もよく反応できるよなあ」

白「ん?
前に家康が酔っぱらって発砲した時 咄嗟にじゅおってやったからな

その時大丈夫って解ったんだろ」




石燕「白さんストップっす。

家康さんの身が持たないっすよ」



魄哉「またやってたんですか!!ケガ人出るから飲むなら撃つなって言ってるでしょうが!!」ぶちーん!




千様「アンタはもうちょい主君に敬意とか何とか
あー その前にオカンだったわ無理ね うん」








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