小咄

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くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

4月11日

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【カラス天狗の里】






魄哉「困りました。」うーん

飛天「いや。なんで天海サマがうちに相談に?

良いけどさ
ほい。茶」



魄哉「ありがとうございます。頭疲れた時お茶染みますよねー

今回天海としてじゃないんですよ
あーでも。ある意味そっちかも」悩みっ


飛天「いや。ホント何?」




魄哉「昨日 ちょっと外国の方のおもてなししていた所」


我が家のメンツ ほぼ人外なのがっつり目撃されちゃいました」


飛天「Σ何してんだあいつら! Σあぢぢちっ!!」じたばたっ


魄哉「お茶熱すぎなのでは。
僕は爺なので飲めますが」ずずー。

飛天「Σ年寄り凄っ!!


じゃなくて!!え?マジで
いつもの芝居小屋の宣伝で誤魔化せない感じで?」



魄哉「ツノ出してその辺燃やしてる魔神と黒い羽出てる人の辺り素手で破壊しながらのガチケンカ

更に巻き込まれて生存本能先立ったのか体に赤い文様出るわ髪伸びるわで『宣伝です。』は無理無いですか?」

飛天「Σ原因の半分うちの従兄弟!!」ひいいっ!






魄哉「ちなみにケンカの原因は 書類お願いした彬羽君にお茶持ってこうとしたら 敷居につまづいた白君がお盆にぶつかり あっついお茶ひっかぶったと言う
あ、最終的に血がたぎった九尾ちゃんも参戦してました。

飛天「Σおおお俺は湯のみふっ飛ばさないからっ!」みしっ
魄哉「落ち着いて下さい。君らの腕力だと湯のみ割れます割れます。」





飛天「うえー。
茶が原因でバレるとか
・・ええー」

魄哉「言葉になりませんよね

ちょっと家に物取りに寄って 数秒待って貰ってる間にそれですから
あ。このお茶菓子美味しいですね」もぐもぐ

飛天「事態の割には寛ぎ倒してねえ?」


魄哉「と、言う事で

記憶をぶっ飛ばす薬 至急でお願いします。
もう多少なら記憶喪失レベルで良いので消す前提で。」真顔。


飛天「Σいやいやいや!外交!!

どの立場の人間か知らないけど自国戻ってパッパラパーになってたら絶対国際問題になるだろ!」

魄哉「そこは えーまあ
なんかもうどうにかします。追々考えるのでとりあえず記憶飛ばしましょう」

飛天「淡々とこわっ!!」ひいっ



魄哉「帰国する前に一服盛らないといけませんので なるはやでお願いします」

飛天(あ。ダメだ
話聞かないタイプだ)




魄哉「バレたのが国外の方で ある意味良かったかもしれませんがねえ」ため息。

飛天「あーまあ。地元の奴だったらかなりキッツイけど

良くは無いだろ 記憶飛ばされる方からしたら。」すりばちごりごり。






ーーーーーーーーーーー




家康「あー。

ひーずいず じゃぱにーず いず ごっど
『やおよろず』?
のー もんすたー」

貿易商「?」


蒼月「絶対通じないだろそれ。」




家康「ダメか。

彬羽パス。」

彬羽「いや。俺が何話しても」

貿易商「Σ!」びくっ


千様「アレ見られた後ならビビられるわよねー」うんうん





家康「じゃぱにーず 『こわくなーい!!』HAHAHA!!」びしっ

貿易商「Σコ コワクナーイ!」


蒼月「Σおっさんノリいいな!!」




家康「良し 彬羽今だ

『自分達は外国のモンスターと違い 人を襲いません
しかし人が怖がるので正体を隠しています
日本は全ての物に命宿り人ではない物が生まれる場所です
そしてそれらは人の良き隣人として静かに暮らしたい

よってこれは あなただけが知っている秘密としていて頂きたい。』

以上こちらさんの言葉でよろしく。」キリッ


彬羽「さっきのアレでその内容伝える気だったのか。」ドン引き。

家康「『あなただけ感』を煽るのがポイントです。」キリッ。



シロ「言葉解らんとは言え 本人前にしてその話はどうなのだ。」むう。

千様「確かに懐柔手段としては有効だけど
慣れてて何か嫌ねー」うんうん。


家康「ごめんね。戦国なんてこうでなきゃ生き抜けなかったからね」ふっ









貿易商「Oh! Ifrit!
nice to me too!!」HAHAHA


白「いふりーと?」

彬羽「モンスターでは無い。を強調したら火の精霊になったようだ。」


一同「Σすっげ納得した!!」



白「握手凄いな」ぶん回されっ


千様「外国の人はねー
でも怖がられなくて良かったわ」にこにこ。


蒼月「つーか イフリート扱いなら焼かれるとかの心配ないの?このオッサン。」

シロ「海の向こうで自国の伝説上の生物見たらこんな感じなのかもな。」ふむ



白「つまり 俺らが外国で桃太郎に会うような感じか?」

シロ「外国に犬猿雉連れた侍はおらん。」きっぱり



家康「ともあれ 良かった良かった

これでダメなら天海がどうにかして揉み消さなきゃって大暴れしちゃう所だったよ」ほっ

シロ「彬羽おらんかったから 更に悪化してた可能性大だがな」


家康「何言ってんの
彬羽口下手だから 初対面とか通訳は出来ても原文無いとほぼ喋れな

彬羽「言うな。」








貿易商「ガイガナサソウナノ リョウカイデース」

白「Σ!」

貿易商「マッタクハナセナイワケジャアリマセン
ナイショナイショ」しーっ


白「そっか。 じゃなきゃ海の向こう来ないか」ふむふむ

貿易商「タメシタノモナイショ」しー

白「わかった。どっちも内緒な」うんうん。






粋(Σ兄貴が外国人と話してるーー!!) 物陰っ


白「マンドラコラも出てこいって言ってるぞ」

粋「Σ俺!?え?俺絶叫する植物!?」がーん


彬羽「すまん。 とにかく珍しい生き物と説明するにはそれしか出てこなかった。」






蒼月「んじゃ俺 ヨルムンガルド辺りかな
そこまででかく無いけど。」

シロ「お前は西洋ならアウトだな。」

小太郎「銀の弾丸撃ち込まれそう」※人狼





貿易商「Thank You Lucifer」 HAHAHA

彬羽「ちょっと待て。」




千様「ルシファーて何だったかしら?」はて。

蒼月「Σ思いっきり悪魔じゃん
なんで納得してるの!?」





白(こんだけのバケモノからかうって 人間凄いな)うーん。




魄哉「Σあれ!? 和気藹々ですか!?」

家康「おかえりー

なんか上手くいったぽいよー」

魄哉「Σはいい!?」





貿易商「ナイショ」しーっ

白「おっけーだ。」しー。





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