小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

4月5日

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千様「ちょっとー 暗器置き忘れてるわよー」

魄哉「Σあ。しまった
うっかりうっかりすみません」じゃらん




蒼月「どうやったらあんな禍禍しい物置き忘れられるんだよ」

小太郎「術でドーンと吹っ飛ばせるのにな
わざわざ鎖って


趣味か?」わおんっ

魄哉「曇りない目でなんて事言うんですか」





家康「術でどーんだと味方巻き込んじゃう時用なんだよね

護身用護身用。」

小太郎「そんなの噛めばいいのに」わんっ

千様「それは人としてどうかと思うわ」




蒼月「つまり近距離用なんでしょ?

前から思ってたけど鎖って使い勝手悪くない?」

魄哉「そうですか?
結構小回り効くんですよ?」





シロ「ほほう。どのような感じだ?」ずいっ

魄哉「君 武道の話っぽくなると食い付き凄いですね」うわあ。




小太郎「普通に考えたら振りかぶったり要るから近距離向けじゃないよな?」わおんっ

千様「ねえ?
そいやアタシも術でドーンしか見たこと無かったわー」



家康「まあまあ。百聞より一見


よいしょっと。はーいこちらの丸太で試してみよー」

魄哉「Σえ。実演するんですか?」

家康「むしろ見せたい
はい。頑張れー」にこにこ




魄哉「えー。やりにくいですねえ

まず、長さがあるので
ある程度の距離でも届くという利点が


このように。」

びしっ! じゃららんっ



一同(Σノーモーション!?)


シロ「す。すまん
今のはどうやって」挙手。

魄哉「慣れれば結構コントロール効きますよ?」

小太郎「いや。そうじゃなくて」





蒼月「あ、解った。指の筋力だけで動かしてるね?」


家康「ピンポンピンポーン!あたーりー 」

シロ・小太郎「Σこっわあ!!」ひいいっ



家康「いやー こいつと指相撲したら普通に指とれるよ

見た目で侮ったら地獄地獄」あっはっは。

千様「指とれかけた事あるのね。」



蒼月「普通の妖怪とは体の作りが違うんだろうけどさー
その細っこさでそれは詐欺でしょ」

魄哉「誰も騙してませんが?


ちなみに 相手の動きを封じるも有りですが


あえて巻き付けた上で絞り上げるようにこう」ふんっ!

小太郎「丸大メシャッていったあああ!!」ぎゃいいんっ

シロ「ちょっと待て!相手って 生身相手にコレやっとるのか!?」



魄哉「加減はしてますよ?勿論」


丸大ずる剥けっ


小太郎「いやもう加減されない方が楽かもしれない」がくぶるっ



千様「つまり なんやかんや言っても拷問器具って事でいい?」さらり

魄哉「Σなぶる趣味無いんですけど!!


ほ、ほら普通に こう真っ直ぐ飛ばせば 殿の弾丸並みにっ





びしっ

『ぐはっ!』




一同(Σ弾丸並みのに何か当たっちゃったーーッ!!)




繁みがささっ





飛天「お前ら何だよいきなり!

いってえなあっ!!」頭じんじん涙目っ





家康「よっしゃセーフ!!」

蒼月「あー カラス天狗で良かった。
外傷じゃまずくたばんないね」ほっ


飛天「Σ良くない!!」むかっ


シロ「すまん。彬羽の頑丈さを間近で見ておるので カラス天狗はゼロ距離で大砲撃ち込まれても無傷くらいのイメージなのだ」

飛天「それはそれでうちのイトコどんなダメージ食らいながら生きてんだよ」





蒼月「ちなみに
爺はそれで カラス天狗の装甲破れるの?」

魄哉「んーそれは

全力で振りかぶって遠心力つけて殴打すれば まっ二つは無理でも背骨に到達するくらいはどうにか
飛天「Σそこ。真面目に答えるな!
いちいちリアルで怖いって!!」



一同(いけるんだ。)ごくり



飛天「うわー よく斬れる包丁の実演販売のトマトの気分」

家康「トマトなら主役級だからいいじゃない?
私だったら 切られもしないその辺の野菜くずAだよ」ふっ



蒼月「どっちも間もなく生ゴミじゃん」きっぱり




魄哉「と言うことで危険なので仕舞いますが

案外使い勝手がいいんですよ。」じゃらじゃら巻き巻き


シロ「袖に収納は重くないのか?
というか 何故パンパンにならんのだ」






挿音「そりゃウチの流派は 武器をいかに多く隠し持てるかが初歩だもんよ」



魄哉「もちろん 鎖だけじゃありませんよー」ずるり。

千様「手品感覚で刀出さないで頂戴。」



小太郎「え?
長さ? ええええ」混乱っ


シロ「そう言えばお前も収納術がとんでも無かったような」

挿音「おう。おかけで部屋に布団しかねーわ」

蒼月「Σそっち!?」



魄哉「職業病で散らかってるとつい片付けちゃうんすですよねえ」袖から伝書鳩

鳩「ぽぽー」

家康「お前のは四次元に繋がってない?」











粋「・・道具使える奴等って凄いな」しみじみ。


白「俺らは絶対やらない方がいいと思う」うん。


家康「お帰り破壊神ブラザーズ
絶対マネしないでねー」

蒼月「アンタら生きてるだけで凶器なんだからね」



粋「Σ兄貴はともかく俺はそこまでじゃねえよ!!」

白「ふーん。そうか」 御札ぺた。



飛天「ん?何貼った!?」




白「『本性を現す符。』
猫かぶりにも使えるぞ」

蒼月「Σまたお爺ちゃんの謎コレクション!?」ひいいっ






粋「グルルルルッ」 しゃああっ



小太郎「俺が言うのもなんどけど せ、せめて二足歩行をっ!」きゃいいんっ



白「さーて。疲れたし寝る」すたすた

シロ「Σいやいやいや弟どうにかしろ!!」



小太郎「Σ一人で逃げるなよおお!!」ぎゃいいんっ

挿音「俺あ無理だわ。言っても人間だしよ
じゃ 頑張れ」天井裏そそくさ


千様「飛天君。 行ける?」

飛天「んー。 骨までバリバリかじられる予感しかしない」背筋ぞわぞわ





家康「しゃーない 天海ゴー!」


魄哉「色々もげたらすみません!!」じゃららんっ!!







一二三「あの。蒼月さんの催眠じゃダメなんだか?」ひそっ

蒼月「あ。見てたの?

いや、かけてる間に噛まれたら嫌だしー
あの人なら打たれ慣れてるから死なない死なない」しれっ



一二三(後で彬羽さんに色々言いつけとくべ。)うん








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