小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

4月4日

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蒼月「よっしゃああ!天気良し!!気候良し!!

出掛けてくるねー」わくわくっ







魄哉「オフなのに申し訳無いんですが
まーた寒の戻りが有るそうなので夕方には回収お願いします。
僕これから江戸城なんですよ」



白「暇だから良いけどな。」

粋「だなー。町中で冬眠されたり蛇に戻られたらヤッベエし」うんうん。



白「良し。暇だし着いてくぞ」ずいっ

蒼月「Σ一人で好き放題遊びたいんだけど!?」




シロ「面子が不安過ぎんか?
何なら俺も行くが」
魄哉「お願いします。」即答っ







ーーーーーーーーーー


【街中】





蒼月「あーもう。
なんか大人数になったし」ため息。

小太郎「おっさんぽおっさんぽっ」るんるん


粋「人多いから喋るの無しでな。」しー。

小太郎「Σはっ! わ、わんっ!!」ぴしっ

蒼月「そこらにナワバリつけんなよ

つーか 人多いとやりにくいんだよなあ」





白「ナンパか。」

粋「Σえええ!あんだけ鏡子とフラグぶっ立ててきながら!?」ひいいっ


蒼月「Σいいでしょ別に!!所帯持ってる訳じゃないんだからっ
こっちは冬の間引きこもりるしか無かったんだよ 春くらいはしゃがせてよ!」




シロ「まさに畜生だな。」ふっ

蒼月「うっわ。 この上無く汚らわしげに見下された」


コマ「カタカタカタカタカタカタカタカタッ」

白「『思春期はそういうの嫌がるもんだし正常正常』って言ってるぞ」

粋「なんでカラクリなのにんな人の思春期に理解あんだよ。」



蒼月「てかさ。
なんでこの面子にコマちゃん?」





白「虫干し。

木で出来てるからたまに風に当てないとカビも生えるらしいぞ」

コマ「カタカタ」こくこく。


シロ「お前も大変だな」うわあ。



白「カビてもパーツ取り替えれば良いらしいけど作るの結構大変だから 出来るだけ取り替え無しでって話だ。」

粋「取り替えてんの見たら失神する自信あるわ俺」


蒼月「女の子連れでナンパ・・

いやこれはさすがに」うーん。


小太郎(今の話の後で普通にメス扱い出来るの凄いなあ)てくてく。




蒼月「つーかさ。お腹空かない?

アンタらめっちゃ食べるじゃん?
ほら あそこの飯屋とか
俺は特に要らないからいいんだけどさー」

シロ「露骨に撒こうとするな」きっぱり

蒼月「ちっ!」



白「大丈夫だ。

どうせ腹へるから 春一寄ったら庵がおにぎりくれたぞ」どーん。

シロ「Σでかっ!」



蒼月「てかさ。どっちかと言えばあっちこっちでフラグ乱立してるの この人じゃない?」

粋「甘えな。 兄貴はフラグ立てるのも得意だけど フラグへし折るのはもっと得意なんだよ」


蒼月「あー成る程。徒花咲かせる得意なタイプねー

勿体無いなあ
俺なら見られず咲いてるのぜーんぶ部屋に持って帰って愛でるのにさ」ふふんっ

粋「お前なんでそう言うの真顔で言えんの?」引。






白「よし。録音完了」ちゃきっ

蒼月「Σ録音て何!? て 何かごっついの持ってる!!」



白「爺の珍品コレクション『言霊。』
言葉を手紙みたいに渡せるぞ」

蒼月「Σ龍神様の宝物庫何でもアリだな!!」



白「どうやったら再生されるんだっけ?
あれ?」ぺしっ

シロ「Σおい!
見るからに貴重品だろうが手荒に扱うな!!」


言霊『ガッ ザザッ!ピー

・・の件はホント悪かった 貰った右ストレートでお前の怒りが良く解った
好物のコーンクリームシチュー作って待ってるからお願いだからホント許し


ガガガッ』



粋「Σ爺の微妙に恥ずかしい台詞録音されてんだけど!!」

白「婆ちゃん怒らせて実家に帰られてたぽいな」ふむ

シロ「あの大男がシチュー煮込みながら嫁の帰り待っておったのか。」うわあ




白「そう言う事で あんまりはしゃぐとさっきの鏡子に聞かせるからな。
どんどん録音していくぞ」きりっ


蒼月「Σどういう事でそうなるの!?」ひいいっ



白「半蛇の子供ガンガン生まれたらちゃんと見てろって俺に苦情が来るし
身内のこういうのなんか嫌だから 上書きして無かった事にする」真顔。



粋「兄貴 それだと蒼月がやらかした方が助かるって話になんね?」

白「Σあ。」



シロ「阿呆は放っておいて
大人しくしておれば 何も痛い目は見ないのだぞ」

蒼月「ううっ せっかくの春なのにー」



コマ「カタタッ」

すぽっ


粋「Σぎゃっ」

蒼月「Σ慰めありがとう!でも道端で首取るのやめてえええ!!」

シロ「Σ周りの視線がああっ!!」




コマ「カタッ」

つるっ




ぽと。



ころころ


シロ・蒼月「Σ生首落ちた!!」ひいいっ





小太郎「わおおおおおーん!!」

ぺしっ
ずだだだだだだ!!



シロ「Σこらああ!!ボール遊びではないっ!
待たんかこらあああ!!」


蒼月「だああ あんのバカ犬っ狩猟スイッチ入っちゃってる!」


白「頭追いかけるから 胴体の手引いてこい」だっ




コマ(首なし)「」うろうろ。

粋「Σ嫌だあああ!!」ひいいっ







間。







シロ「だああ!腐っても狼っ 追い付けんかっ 」ぜーぜー


蒼月「人の目がなけりゃどうにかなんのにっ 今更だけど!」ぜーっ



白「屋根飛び上がっていいか?」

シロ・蒼月「頼むからこれ以上目立つな!!」



小太郎「わおおおん!ばうわうっ!!」頭ぺしっ




蒼月「バカ犬やめろコラアア!
女の子の顔蹴るとか 仕舞いにゃ食うぞ!」くわっ

シロ(Σ生首を女扱いだと!?)



白「仕方無い

コマ。 名前の意味を教えてやれ」



コマ「カタタッ」くわっ

カパッ!!

小太郎「Σぎゃいいいん!!」びくっ




シロ・蒼月「Σ顔変わったああ!!」ひいいっ


蒼月「な、名前の意味って?」

白「狛犬のコマ。」きっぱり

シロ「Σ何故に毎回犬なのだ!!」※同じく名付親白


白「ゴンベのが良かったか?名無しの権兵衛「すまん。シロで良い」








石燕「Σうっお! 皆揃ってなんなんすか!!」びくっ

蒼月「Σあ。成る程。 画材屋前か。」



白「よし。小太郎がビビってる間にコマの頭パス。」

石燕「あ。だいたい察したっす。

よし。んじゃ行きやすよ!!」ふりかぶりっ






ぽとん。

てんってんってん ころころ








シロ「・・・・」

蒼月「・・・・」



白「・・ごめんな?」

石燕「Σ謝らなくても!!」



シロ(驚くくらい全く飛ばずに落ちた。)

蒼月(この体で弓射るあの幽霊野郎すっごいなあ。)





コマ(頭部)「カタッ」くわっ!!

小太郎「ぎゃいんぎゃいん!!」がたぶるっ




シロ「コマ。落ち着けもう良いぞ。
やれやれ小太郎のやる気も削げたか」

白「一件落着だな。」ふう






石燕「いや。この騒ぎどうすんすか。」


野次馬わらわらひそひそざわざわっ


シロ「Σうっお!いつの間にかギャラリーがっ!!」




粋「あー。やっぱ大騒ぎになってら」コマの手引きっ


蒼月「いやアンタも大概ギャラリー連れてきてるから」

粋「Σだって置きっぱにできねーだろ!!」

シロ「おい。腰が引けておるぞ」

粋「頭ねーの怖えもん!!」涙目っ


蒼月「あーうん。頑張ったんだね」





石燕「あの。コレやばいんじゃないっすか?
皆さん人じゃないのって勿論秘密っしょ?」




白「大丈夫だ。問題ないない
よし。はまった。」

カチッ

コマ(完全体)「カタタタッ」万歳っ




野次馬ざわわっ!!



石燕「Σますますビビらせてるんすけど!?」








白「以上。 宣伝だ。」きりっ

役者オーラ全開っ



粋「はーい。 次の演目は西洋の最新からくりも出演予定!
気になる方は劇場にどうぞーー!!」太鼓でんでん紙吹雪っ




おおーー パチパチパチパチ!




石燕「Σ切り換えはっや!!」







蒼月「誤魔化し慣れてるって強いよね」

シロ「それだけバレかけてるって事なのだがな。」ふっ






ーーーーーーーーーー




江戸城




魄哉「ーーーと言う事で コマもデビューするしか無くなったらしいんですが」困惑。

挿音「仕事増えてんじゃねえか。」




魄哉「演目は何にしましょう

えーと。 なんか案ありますかー?」


ガガッ ピー

挿音「いや何してんだよ
つか 何だそれ」

魄哉「言霊って言うらしいです
伝書鳩が重そうに運んできたんですよ


んで、こちらをこうすると焔さんの奥さんへのあつーい愛のメッセージが再生され「粗大ゴミか。」








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