【割烹 春一】
朱禅「Σうわっ！ お前どしたよそれっ」
粋「ここ数日のなんやかんやで 兄貴が不具合は叩いたら直るって覚えちまったんだよ」 ボロッ
庵「いや 馬鹿は叩いても治らないでしょ」真顔。
粋「Σ馬鹿だから殴られたんじゃないんだけどなっ！！」
ひな「Σえ」
粋「Σそっちも！？」
朱禅「え？馬鹿以外で何があったんだよ」
彬羽「まあ 色々とだ。
それよりお前 兄貴に変わって妖怪温泉の見廻り引き受けたんじゃねえのか？
見当たらねえって 結局兄貴の方が行ってたぞ」
庵「うっわ死亡フラグ。」
ひな「頭持ちますかねえ」うーん
粋「Σぎゃああいってきまーす！！」だだっ
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【妖怪温泉】
白「じゃ 詫びに腕立て300回な。」抹茶牛乳ずずー。
粋「どつかれなきゃ何でもいいんすけど
あの兄上 気のせいかめっさエンジョイしてないでしょか？」
白「見廻りなんて、何も起きなきゃ楽なもんだし」
粋「いや、配膳用からくりめちゃはべらしてねえ？」
白「なんか懐かれた。」
粋「Σからくりに！？」
白「前々から思ってたんだけどな
こいつら自分で動けるし 懐くって事はもう生き物じゃないかなこれ
喋るし。」
粋「兄貴 マジでこれ意味解んの？」
からくり「カタカタカタカタカタカタカタカタカタ」
白「からくりじゃなくポチと呼べ サンドバック小僧
そんなだから見習いなんだよヤンキー崩れが。って言ってるぞ」
粋「Σ名前つけたの絶対兄貴だろこれ！！」
白「うん。」即答。
粋(つーか、口悪っ
えー なんかカタカタ言ってたの 実はすんげー罵詈雑言吐かれてたとか？)うわあ
白「あれ？
コマ ネジが浮いてるぞ
お前ここよく緩むな」ねじ押し込みっ。
粋「あー。ネジ穴劣化してんじゃね？
持ち主に報告してねーと その内落としちまうぞこれ」
白「もう落ちそうだな」うーん。
粋(兄貴が無理矢理ネジ押し込んだからだよ。)
白「仕方ない うっかり持って帰ってた小道具で代わりにとめとくか」かんざしっ
粋「Σなんでそれ持ち帰った！？
え！？ まっさかまた舞台衣裳のまんま帰っ Σぎゃああ！捩じ込みストップ！！
兄上それ高い奴ううう！」ひいいっ
白「よし。とまった。」ふう
粋「・・あーうん。 すげえ変形したな
おかげでしっかりとまってるなあ
つか こっちは叩いてなおさねえんだな やっぱ。」諦め。
からくり(コマ)「カタカタッ」ぽっ
白「あーうん。似合う似合う」
粋「Σ！？」
魄哉「あの子 大概タラシですよねえ」うーん。
蒼月「だよねー。ネジ穴にかんざし突き刺さってるけどね
てか アンタ生物は作らないんじゃなかったの？」
魄哉「げ。着いてきてたんですか！？
あーその それは
僕も意思持つとは思わなかったんですよねえ
あくまで『からくり人形』作りたかっただけで
罪深い事しちゃった感はあります。」うーん
蒼月「幸せそうだからいいんじゃない？
初々しくて可愛いしー」ごきげんっ
魄哉「Σえ、許容範囲広すぎませんか！？
ちょ ダメですよ！ うちの娘ですから！！」
