小咄

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くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

2月27日

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白「よいしょ」ごそっ

蒼月「Σうっわあああ!」びくううっ



白「あれ?お前何してるんだ?」

蒼月「こっちの台詞だよ!!
俺はジジイの書類の手伝いしてたの!」




魄哉「いやー。すみませんねえ

またお客様が暴れてるとお知らせ来たんですが こっち手が離せなくて」

彬羽「本当になんで押し入れと妖怪温泉繋げた」

魄哉「楽だからです」きっぱり



白「なんでもいいけどな

あ、バカラス調度いい 九尾つっかえたからちょっと引っ張ってくれ」

九尾「ふっ。セクシーな腰がつっかえたわ」みちっ



彬羽「面倒くさがらねえで小型に化けろ」




間。




家康「毎度お疲れさんだねー
はい。皆もお茶」

蒼月「昆布茶嫌い。 年寄り臭い」ふんっ

魄哉「すみませんね。爺なもんで。」昆布茶ずずー。



彬羽「家康、今度から蒼月にはコレ飲ませてやれ」

家康「ん?何コレ」



彬羽「飛天特製琉球どくだみゴーヤ茶だ。」

蒼月「Σ昆布茶でいいよ!!」ひいいっ




魄哉「健康に良さそうですねえ」じーっ

家康「Σしまった!年寄りは健康食品に弱い!!」

彬羽「Σやめとけ!舌が痺れるくらいまっずいそ!!」

蒼月「Σちょっと何飲まそうとしてくれてんの!?」



白「書類仕事って大変だな。」昆布茶ずずー

九尾「昆布茶うまいのにのう おかしな蛇じゃ」ぺろぺろ


家康「えーと。
んで お前達は あの妖怪旅館のトラブル解決行ってたんだよね?」

九尾「そうじゃ。敬えお茶汲み将軍」どやっ

蒼月「へー 九尾ちゃんお手伝いか 」

彬羽「まあそこらの妖怪じゃ このコンビに敵わねわねえだろ」


九尾「ほほほ。面倒な事は代わりに解決。そして好感度アップアップじゃ」

蒼月「本人の前で打算暴露したら好感度ダダ下がらない?」



魄哉「大丈夫です。聞いてません」

白「こっちの饅頭貰っていいか?」もぐもぐ




家康「どんまいかな?」肩ぽん

九尾「・・よう食べて健康なんでもうよいわ」ふっ




白「あ。食べるで思い出した」

魄哉「? はい?」

白「えーとだ。

旅館内でのトラブルは力づくで解決していいんだよな?」

魄哉「はあ まあ。
それが妖怪世界のルールですよね?」

白「だよな。
多少無茶苦茶しても仕方無いんだよな?」


魄哉「すみません。うちの旅館で何やらかして来たんですか」

白「ちょっとだ。ちょっとだけ無茶しただけだ。」目そらしっ




蒼月「何?建物半壊でもさせた?
あ、全壊?」

彬羽「勢い余って鬼門ぶち破って人間世界に魑魅魍魎でも流れ出したか?」


家康「あのー それ平然と言わないで欲しいんだけど
彬羽「こいつに任せた時点で想像の斜め上の事件が起きると思え。」きっぱり。


九尾「慣れておるな カラス。」




魄哉「あの白君 怒りませんから詳しくお願いします。
絶対怒りませんから」

白「今怒らなくても後から怒られる気がす



魄哉「すみません。ゴネないでハッキリとお願いします。」



一同(Σこわっ)




魄哉「はい。こっち見ましょう。目をそらすんじゃありません」にっこり


白「・・えっと。

その、ヤマタノオロチっているよな」しどろもどろ

魄哉「ああ。常連さんですね 酒乱の。
今回も暴れてたのあの方でしたか」

白「うん。それでな えーっと」


蒼月「何? 首でも1本引きちぎっちゃった?」

白「そんなバカラスみたいなマネしないぞ」きっぱり

彬羽「Σんな事やるか!」


家康「ふむふむ。 んじゃそのヤマタノオロチとなんかあったんだね

続けて続けて はい。怖くないよー」

蒼月(何これ 子供相手?)うーん。




白「んでだ。そのヤマタノオロチなんだけどな。

ヒント。九尾が静かだと思わないか?」


一同「へ!?」






九尾「げふっ。」満腹っ



蒼月「Σえ!まさか!?」

家康「Σ食った!?食っちゃった!?」ひいいっ




白「尻尾の辺りなんだけど また生えるみたいだしセーフだよな?」

魄哉「Σお客さん食べないで下さいよ!!」ひいいっ



九尾「だだだって!たかが首8本の癖に女狐とかバカにしてくんじゃもん!!わちの尻尾のが1本多いんじゃぞ!!」

家康「Σどんな理屈!?」



白「九尾とオロチがケンカして
そこら壊れそうだからちょっと焼いたんだけどな。 それでこんがりいい匂いがして我慢できなくなったらしい」


魄哉「我慢して下さいそこは!!
ちょっと行ってきます!」押し入れ潜りっ



彬羽「やっぱり斜め上か。」ため息

家康「お前も慣れちゃったねえ。」

蒼月「Σこんなん慣れちゃダメだろ!」



白「俺は我慢したぞ。」真顔

蒼月「あーはいはい 偉いねっ!」ヤケクソっ

彬羽「そこらの妖怪がこいつに逆らわねえのそういう事か。」納得。

石燕「確かこの前密入国して来たクラーケンの足食ってたんすよね」モナカもぐもぐ

彬羽「生えるな。
そしてお前は少しは動じろ」




九尾「て事で胸やけするんで もう一杯茶くれ。」

家康「Σお願い反省して!!」

九尾「ケモノに無茶言うな。」しれっ






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