家康「この時期はいいねー
しばらくおやつに困らない」チョコぽりぽり
千様「Σげ。殿貰ったの！？」
家康「げって何？
どこぞのオカンが代打で作った物の余り貰ってきたけど？」
千様「どこから突っ込んだらいいのかしら？」
家康「なんだかんだ言ってもだねー
世の男は母親の料理で育つからねえ。それが現実だよ」
千様「もはや何言ってるか解んないんだけど。」
家康「つまりだ。いい歳こいでなんやかんやと言われがちだけど！
野郎が母親の料理が一番とか思うのは仕方ない！！
けど、彼女の前で言っちゃ駄目って事だ！！」びしっ
千様「あーはいはい
昨日うろついててそういうドロドロ劇場見ちゃったのね」納得。
魄哉「てか生んでませんし 産めません。」きっぱり
家康「・・Σあ」
魄哉「Σあって何ですか！！」
家康「ごめん 性別オカンの認識だったもんで」
玄関がらっ
白「帰ったぞー
家康 廊下で伸びてると践むぞ」
家康「痛いです。
ごめん ちょっと待っ「うん。いつもの事だけど 倒れるなら人の通らない所でな」
蒼月「前から思ってたけど 何気にドライだよね」
白「お前のがよっぽど人情って漢字だぞ？」
蒼月「Σ蛇なんだけど！？」
魄哉「白君なんだかんだ大将ですからねえ
いちいち動じてらんないんでしょう」
蒼月「お宅の大将 いちいち動じまくりじゃ
魄哉「言わないでください 言いながら後悔しました。」
白「俺単に表情薄いだけなんだけどな。」
千様「Σえ。動じてたの！？」
白「一応な。実はさっきもな」
玄関がららっ
粋「・・・・。」
千様「あら。おかえり
ってどうしたの？」
粋「あの 色々とどう処理したら良いのか」どんより
家康「？
何がどしたの？」
粋「『昨日渡せなかった。ファンです！』てコレ押し付けられたんだけど！
そもそも俺ほぼほぼ出番ねえよ！！ 見習いだもんよ！！」
豪華ラッピングっ
家康「Σえ。まさかの人違い！？」
粋「わかんねえよ！！どうしたらいいんだよこれ！」
白「な？こんなのどうしようってなるだろ？」
蒼月「うん。なるね
つかファンなら間違えんなよ」うわあ。
魄哉「現役で出てる似たようなお役者いましたっけ？」
白「居ないと思う」うーん。
家康「初心者狩りの人とか？」
粋「Σ狩りって何だよ！？」
千様「あ。成る程
確かに売れる前の新人好みの人とか居るわよね」ふむ。
白「通行人その３を３回くらいしかやってなくてもか？」
蒼月「その１じゃないんだね」ああうん。
家康「いいんじゃない？
貰っとけば？」
粋「Σええええ！？」
家康「普通に考えてみなよ
ファンだ何だ言ってるのに渡す相手間違えないって
万一テンパッてたなら取りに来るでしょ」しれっ
蒼月「バカ殿。変なとこ落ち着いてるよね」
家康「いや。他にどうしようもないし」きっぱり
粋「・・えー。
正直ファンだとか言われるレベルじゃねえと思うんだよなあ」うーん。
蒼月「誉められたら誉められたで納得行かないんだね」
家康「気にしない気にしない
受け取ったなら受け取ったで認められたって事で
あはは良かったねー」肩ぽん
粋「お。おう」たじっ
一同「？」
千様(なんかゴリ押し？)
家康「ほらほらほらほら 職権濫用してオススメするからこんな事になんでしょ！！」ひそひそ
魄哉「だだだだって 頑張ってる新人とか応援したくなるでしょうが！」ひそひそっ
家康「いやいや単なる親バカだよね！？過保護も程々にしないと！
一部の徳川関係者は天海サマのお墨付きってだけでフィルターかかっちゃうんだからっ」
白「成る程。」地獄耳っ
粋「いや。マジで何」困惑。
