挿音「風呂敷って これ以上小さくなんねえよな。」悩っ
家康「畳みすぎじゃない？てか何したのこれ
カッチカッチなんだけど」風呂敷だったものつつきっ
挿音「持ち歩いててバラけたら面倒だろ？
洗濯ノリぶっかけてやったわ。」キセルふー
家康「それ使う時困るよね？」
挿音「問題はそこなんだよなあ」
シロ「すまんが 真面目なのかツッコミ待ちかどっちだ。」
挿音「悪い。すっげえ真面目だ」きっぱり
小太郎「風呂敷が沢山要るのか？」わおんっ
挿音「おうよ。ちっと面倒な・・」じーっ
小太郎「？」
挿音「よし。これで何枚か水増しっと。」
風呂敷入れた風呂敷結びつけっ
シロ「待て待て！江戸城に犬入れる気か！？」
挿音「忍犬ですーとか言っときゃいいだろ
ほれ手形これ忘れんなよ」
小太郎「手形？」前足じっと見。
挿音「肉球でも前足でもねえかんな？」
シロ「そんなんでいいのか？江戸城警備」うーん。
小太郎「いいんじゃない？ あいつの御墨付は別格だよ
あ。小太郎 それ仮に換金したらど偉い金額になっちゃうから絶対落とさな
挿音「なんで換金した場合の値段知ってんすか 殿。」
家康「Σあ」
シロ「さて、小太郎 散歩に行くか。」すたすた
小太郎「Σえええ手形どうしよう！！」オロオロッ
シロ「何なら預かるが？」
小太郎「お、お願いします」ぶるぶるぎゃいいん
シロ(こんなホイホイ渡してしまう犬に預けるのが問題では。)うーん。
粋「Σうおう！お前ら何してんの！？」びくっ
家康「とっても痛いお説教です」ボロッ
挿音「教育的指導なら何発か殴っていいって許可出てるしな」けっ
白「家康のが年上なのに躾されてるのか。」
家康「てかそのやって善し許可出してるのが私の副官なんですけど。Σあ、眼鏡割れてる」
粋「お前らの所 No.2が一番偉いよな マジで。」
白「で、何がどうしたんだ？」
挿音「あー・・
説明めんどいからもういい
それよりお前ら 風呂敷大量に持ち運ぶ方々知らね？」
粋「風呂敷？なんでまた」
家康「持ってく時にかさばりにくいからだよ」
白「全然何か解らないけどな。
持ってくのが大変な量なら 何か入れて運ぶのムリ大変じゃないのかそれ？」
挿音「そこは問題ねえ。
徳川忍軍総出でやるからよ」キセルぷこー
白・粋(どこまで突っ込んで聞いていいんだろう。)
家康「ありゃ二人とも途方に暮れた感じだね
気を使わなくていいよー 別に機密事項でもなんでもないから」へらっ
粋「おおう。良かった」ほっ
白「首突っ込んでまたお説教嫌だしな」うんうん
挿音「お前らどんだけ説教くらってんだよ」
白・粋「家康よりは少ない。」きっぱり
家康「甘いね 私を引き合いに出す辺りが既に駄目だよ」ふっ
間。
魄哉「はい。という事で 何のお話ですか？」にっこり
白(踏んだ。)
粋(助走つけて主君踏みつけた。)うわあ
挿音「おう。帰ってたなら調度いいわ
今年も困ってんだよ」風呂敷べろんっ
魄哉「へ？ Σあー！すみませんっ」
白「ん？風呂敷要るのお前か？」
魄哉「はあ。まあその」苦笑。
挿音「さては お前ら明日何の日か解ってねえな」ため息。
粋「へ？
Σあああ！そういう！！」ひいいっ
白「何の日だ？」
家康「徳川の誇る天然タラシ、天海様の一番忙しい日
バレンタインデーです。」ボロボロっ
魄哉「タラシこんだ覚えはありません。」
粋「え？なに？
チョコ運びに徳川忍軍使われてんの？」
挿音「甘えな。
仮にも政治のトップだぞ？
毒とか盛られてねえか調べねえと」ため息。
魄哉「ちょっとやそっとじゃ効かないんですけどね
複数に盛られてるとしばらく業務に影響が。」うーん。
粋「そういう問題なのかよ」
白(バレンタインデーってどれだっけ。)うーん。
家康「解説いる？」
挿音「面白いからそのまんまにしとけよ」
魄哉「という事で白君
今年はお仕事帰りに拉致られかけないで下さいね
お菓子くれるからって着いてっちゃダメですよー」
粋「Σうっおう！こっちも危険だった！！」ひいいっ
家康「誘拐だよね？
役者業ってヤバイ追っかけいるんだねえ」
挿音「気張れ マネージャー」
粋「あーもうマネージャーでも何でもいいよ！
明日が嫌だあああ！！」
一二三「バレンタインデーって ひょっとして嫌な行事なんだべか？」
彬羽「人に寄る。
で、いいのか？」
石燕「縁がないのでノーコメントっす。」
