小咄

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くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

2月6日

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シロ「Σおわ! 魄哉の奴頭巾忘れておる!」

粋「Σげ。江戸城じゃ顔隠してんじゃなかったっけ!?」





一二三「お仕事から帰ったらお着替えせずに近所ウロウロしてるのにだか?」きょとん

彬羽「それどころか行き帰り普通に顔丸出しだぞあいつは
じゃなきゃ忘れないだろ」



シロ「Σ仮にも徳川のトップシークレットだろが!!」


蒼月「バレっバレなんだよねえ
半端な事するなら隠さなきゃいいのにさ」

家康「いや。一応正体不明ってスタンスでいるとね 周りがそっちの方向で行くかーって結構気を使ってくれたりするんだよ」

粋「江戸城の奴等大変だな」うわあ。


家康「本人隠せてる前提でいるからねー
計算してなくても事態が好転するのは才能だと思う」うんうん




白「はだかの王様か。」納得。

家康「うん。誰に教えてもらったのかな?そんな童話。」



粋「Σうおう!満場一致の視線が痛い!!」



蒼月「アンタら兄弟でどんな会話してんの?」引。

粋「いやそんな変な事は」うーん。

白「頼んでないのに誰かが何かしてくれてたら 小人の靴屋とか言うよな。

毎度知らない話に例えるから困る」むう

千様「成る程。粋君がいちいちメルヘンなのね」




シロ「ファンシーヤンキーは置いておいてだ。

この場合 顔を隠しているという前提が無ければ裸の王様も成り立たんだろう
今からでも届けるか?」

蒼月「そもそも江戸城って一般人入れるの?
ジジイが居るのってその中でも一番警備エグいとこでしょ?」



千様「門番が通して良しってなってるのって、あいつの助手の彬羽君。江戸城催事にちょいちょい呼ばれる白君辺りよね?」


彬羽「すまん。今からバイトだ。」きっぱり

粋「同じく俺らも昼から出。
兄貴舞台に穴あけらんねーぞー」スケジュール表びらっ



シロ「Σお前ら国家のなんやかんやよりバイトや舞台が大事か!」

彬羽「考えてもみろ
ただの忘れ物だろうが! こっちは朱禅が指ザックリいって板前居ねえんだ!
庵辺りが厨房に立ったら死人が出るたろが!!」くわっ


粋「Σえ。あいつそんなレベル!?」

千様「大丈夫。ただの彬羽君のイメージよ
実際はまあ。 ・・地味に豪快ね」ふっ

小太郎「どっちだ。」




白「俺の場合は遅刻でもしたら つつじが神速の居合い斬りで来るからなあ」むう。

蒼月「あの人暗殺者時代のスキル日常的にぶっ混んでくるよね」うわあ





家康「しゃーない。私が届けに行くか
どうせ暇だし」

蒼月「ん?バカ殿通して貰えるの?

影武者が『徳川家康』やってんでしょ?」



家康「強行突破して後は天海にどうにかして貰っちゃダメ?」銃じゃこんっ



一二三「ダメだと思うだ。」 きっぱり

彬羽「自分の城に攻め混む気かお前は。」



鏡子「途中で気がついて帰ってきてくれればいいんですがねえ」うーん。

石燕「そうっすねえ。 魄哉さん絶対困ってるっすよねえ」うーん。

鏡子「・・注文の絵を持ってきましたで入れません?」ちらっ

石燕「下手な事言うと与一さんが戦じゃー!てなるんでその辺で。」


粋「与一好戦的過ぎねえ?」

石燕「弓使いって冷静なイメージなん Σえ。ちょっとひどっ! 確かに行くまでにへばる自信あんすけど そもそもあの距離走れって無理でしょ!!」


シロ「よし。石燕に持久力が無くて良かった。」うむ

白「体乗っ取っても途中で力尽きるな」うんうん。






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江戸城





魄哉「なんで顔パスなんですか。」

千様「アンタこそ何かぶってんのよ」

魄哉「この間の面接の時に使った黒子の衣装です」きっぱり




挿音「なんなら鎖帷子もあんぞ?」じゃらん

魄哉「それ重いんですよ。てかそんな備品ありましたっけ?」

挿音「いんや。私物。」

千様「どんな仕事してんのアンタ」



挿音「いやお前こそほんっと何で通されてんだよ
部外者だろが」


千様「あら言ってなかった?


江戸幕府始まる前からこいつ結構忘れ物してたから よく届けてたのよー

おかげで古株の人が顔を覚えててくれてね」にこにこ。


魄哉「Σしまった!変な噂の原因これですかあっ!!」ひいいっ





千様「変な噂?」

挿音「・・あー。知らなくていいっての。」頭痛。






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