小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

2月3日

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魄哉「柔軟良し。
では行って来ます」すたすた


蒼月「なんで出勤するのに体ほぐして行くの?」



粋「新人歓迎デスマッチでもやんじゃねえ?」

蒼月「それ新人逃げるだろ
てか徳川幕府アホだと思ってるでしょ?」



粋「・・・・」

蒼月「後でジジイにチクッとくね。」




粋「Σぎゃー!ぎゃー!無し!今の無し!!何も言ってねえし!!」

蒼月「状況証拠だけで充分だよ
てか現在進行形ですっごい自白してるって」




千様「で、結局何があるの?」

挿音「豆まき。」キセルすぱー

シロ「は?」



挿音「節分だかんな
イベント感覚で城単位で豆まきすんだよ」

シロ「あやつは どれだけ豆を投げる気だ」




家康「どんだけと言うか
江戸城天守閣から大量の餅をぶん投げて キャッチした人はいい事あるかもよー。なイベント?」

シロ「Σせめて豆を撒け!豆を!!」



家康「ほらアレでも肩書き僧正だから。
なんか御利益ありそうとかって人気イベントなんだよね」

蒼月「で、張り切って肩ほぐして行ったのか
ほんとあのジジイ こういうの好きだよね」ため息。

挿音「去年 気張り過ぎて袈裟の裾ふんずけて落ちかけたかんなあ
相当恥ずかしかったんだろ」

粋「Σめっさ注目されてる中それはきつい!!」ひいいっ

千様「相当はしゃいだのね」納得。





白「ついでに今年は餅に『当たり』って書いたの混ぜてて それを取った奴には豪華商品らしいぞ」



蒼月「それもう何のイベント?」

白「餅撒き?」はて。




千様「色々ぶっこんだわね」

家康「ぶっちゃけ そういうイベントまでノリノリで企画しちゃうから 気分転換以上に仕事増えてバテてんだよねえ」

シロ(やはり阿呆ではなかろうか。)うーん。




挿音「さて、俺もそろそろ行くか

祭りではしゃいでる奴等は何すっか解んねえかんなー」伸びっ

家康「あー 会場警備か。お前も大変だねえ 」苦笑

千様「忍の使い方間違ってる気がするわ」

挿音「血しぶきばっかじゃ頭おかしくなるからいいんだよ」

粋「Σ一気に物騒!!」





小太郎「けど、餅に当たりかあ。
当たったら嬉しいだろけど勿体無いなあ」

白「ん? ちゃんと食べれる染料使ったぞ?」

千様「あら?白君お手伝いしてたの?」



白「当たり一個じゃないし 大当り以外も粗品の沢山作るって言うから

当たり書き手伝ったぞ ほら手見ろ」真っ赤。

粋「Σうっおう! 習字練習後の子供みてえ!!」ひいいっ



千様「あら? 白君が書いたって」

挿音「あー。 こりゃ注意アナウンス要るな」





石燕「こちらが本書き前の 文字練習っす」半紙ぺらりっ


シロ「Σ梵字か!?」

石燕「ただの漢字と平仮名っすよ」




一同(相変わらず字きったねえええええ!!)


白「読めたらいいだろ」むっ

シロ「いや すまん。読めん」きっばり






襖がらっ




彬羽「おい。誰か鰯の頭を知らねえか?」

白「なんで俺ガン見だ。」



彬羽「食ってねえだろな?」疑いの目っ

白「俺は野良熊か何かか」



蒼月「鰯の頭って 玄関先に飾る節分の謎オブジェ?
生ゴミと間違って捨てたんじゃないの?」

彬羽「いやそんなはずは。
昨日本体を生姜煮にした後 確かに避けて置いて置いたんだが」悩。




家康「ん?ひょっとして台所に?」

彬羽「あんな生臭い物 他に置いておけねえだろ」






小太郎「九尾 素直に謝った方がいいぞ」

九尾「Σうっおう!バレておった!!」びくっ


小太郎「ダメだぞ ちゃんと食器に入れられて『良し。』って言われてから食べないと」わんっ

九尾「しっ仕方無かろう いつもの魚のアラだと思ったんじゃもんっ」






彬羽「夕飯は鰯の塩焼きにしてそのまま頭飾るか」ため息。

蒼月「そもそもアレって何の意味があんの?」

彬羽「生臭さで鬼に嫌がらせって理由らしい」

粋「Σしょうもなっ!」

彬羽「柊の葉を沿えるのは 鬼が痛がるようにだそ


千様「姑みたいなイベントよね。節分」









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