小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

1月30日

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蒼月「大っ概にしろよピーチクパーチクうっさいんだよ!鳥野郎っ
グチグチ愚痴愚痴話が長いんだよねちっこい鬱陶しいっ!!」ぶちーん!


魄哉「蛇にねちっこいとか言われたくありませんね
だいたい怒られるような事してる方が悪いんでしょう!!
嫌なら精進しなさい小僧っ子がっ!」くわっ





粋「久々にやってるなー」

シロ「うむ。 今年は暖冬なおかげで蒼月がなんぼか元気だからな」うんうん



千様「これがあると 春近いなーって思うわよねー」しみじみ。

石燕「いや、まだ一月っすよ

てかいいんすか? 本気でケンカしてるようにしか見えないんすけど」おろおろ

千様「しゃーないわよ。鳥と蛇だもの」せんべいぼりぼり


石燕「あー。そういう
生物的に合わないんすね」

家康「石燕ちゃん甘い甘い」

石燕「へ?」



家康「似てる者同士は反発するっていうでしょ?」びしっ


蒼月・魄哉「Σどこが!!」

粋「お、すげえ 息ぴったし」おおー



家康「安心して 性格は清清しい程正反対だから。
だからそこちょっと殺気ひっこめて怖い怖い怖いっ」

魄哉「当たり前です! 羽毛ぶちまけて鳥アレルギー発症させますよ!!」

家康「Σキレ方がいやあああっ!!」ひいいっ



千様「そういや殿。鳥の羽でくしゃみ止まらなくなるんだったわね」

粋「うわー。 えげつねえ」



蒼月「正反対なら似てないじゃんかよ
何?嫌がらせ? ふざけてるとじわじわ生爪剥がすよ?」

家康「Σこっちはこっちで直球にねちっこいし!!」





シロ「そういう所が似ておるのではないか?」


蒼月・魄哉「Σ!!」


石燕「んな言葉にならないくらいのショックなんすか」





家康「えっとね。私が言いたいのは
価値観とか考え方とかそういうんじゃなくて性質?
魄哉「似てないと思いますよ」

千様「否定が早いわね」




粋「あー!確かに!
プライドくっそ高いし理屈っぽいし その上思い通りにならないとすぐ拗ねる面倒な所似てっかも!」おおっ


一同(Σ毎度空気の読めないっ!!)ひいいっ




魄哉「僕こんな面倒臭いですか?」

蒼月「人を指差すなよ 礼儀がなってないな
俺こんな高飛車ナルシストじゃないっての

しまいにゃ食うよ?」

粋「Σえっ ちょ 二人とも目がこわっ」びくううっ




白「普段からいらない事言って痛い目にあってるのにな。」

家康「おや おかえり。
学習しない子だよねえ」苦笑。

白「お前もな。」しれっ

家康「Σぐ。」





千様「あら?そう言えば
まえーにほら 阿部清明?あの人と同僚だったとか言ってたわよね?」

魄哉「ああ、陰陽連での話ですね」




千様「あの時はここまで言い合い無かったけどー



ピーチク煩い鳥野郎
言ってる事がいちいち小賢しい狐野郎って よくケンカしてたわよねー

懐かしいわー」


シロ「Σ懐かしむにはギスギスし過ぎとらんか!?」



魄哉「・・ そんな事もありましたね。」目そらしっ

蒼月「アンタ昔っから小煩かったんだね。」うわあ




千様「まあ ケンカの八割はアタシが陰陽連までたかりに行ってたからなんだけど。」

小太郎「Σ職場にまで!?」

千様「あの時代は色々ユルかったのよー」おほほっ

白「怒られてるけどな。」






家康「成る程。阿部清明とは性格もそっくりだったんだねえ」納得

魄哉「Σはあ!?似てませんって
誰があんな嫌味ったらしい 説教狐
白「ごめん。そっくりだぞ」きっぱり




蒼月「うわ その時代に生まれてなくて良かった。
こんなジジイ二人とか無理無理っ」

小太郎「ダブル姑か。 うわあ嫌だなあ」わおんっ




魄哉「あの僕どんだけ小煩い姑野郎と思われてるんですか」


千様「自覚が無いのが凄いわよ?」





魄哉「・・・。」どんより。


家康「まあまあまあまあ。」




シロ「ふむ。成る程な

つまりは蒼月は認められておると言う事か。」

蒼月「へ?なんでそうなるの?」


シロ「考えてもみろ
阿部清明だぞ?しかも同僚で対等であったものだ

それと似たような扱いを受けていると言う事はだ
すなわち お前を対等と見ているという事ではないか?」

蒼月「!」



粋「へー。成る程 そういう考え方もあるか」



シロ「まあ 生きている歳月が違い過ぎるからな
小僧扱いされておるのは仕方無かろう」

蒼月「ふーん。 成る程 そういう事かあ」にまにま



一同(賢いはずなのにちょろいんだよなあ。)









シロ「と、いう事でだ!

ケンカはここまで 言い合う必要も無かろうっ」びしっ

蒼月「だねー。なんか向こう戦意喪失してるし もういいやっ」ごきげんっ





千様「シロ君。お疲れ様」頭なでなで。

シロ「撫でるな。
全く あまり騒ぐと夜勤明けの挿音が怖いのだ」ため息。


石燕「そっすねー。 途中からいつ来るかと気になって気になって」苦笑。

小太郎「石燕 途中から静かだったの怖かったのか。」




粋「しっかし よくあんな口から出任せ思い付いたよなあ」

シロ「ん? いや何一つ出任せは言っとらん」

石燕「Σえ、あれ本気推理っすか!?」


シロ「筋は通っておろうが


なんせ 全く対等に見られておらんから 相手にされん立場だからな。
解りもするわっ」

白「悔しかったら一人前になってみろ。」






粋「そっか。 忘れてたけど師弟だったっけ」

石燕「あれ?そうなると粋さんのシロさん兄弟子っすか?」

シロ「Σ俺は役者の方ではないわ!!」



白「やーいやーい 半人前ー。」

シロ「Σんなっ!」むかっ



千様「こら 煽らないの」

小太郎「抑揚のない囃し立てだなあ」







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【廊下】







挿音「ったく あんのガキ共延々うっせえなあ」

のそっ




一二三「Σ!!」びくううっ

彬羽「一二三。表で遊んでろ」








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