小咄

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くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

1月25日

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魄哉「さて、皆さん準備出来ましたか?」



家康「はいはーい。おっけー」

石燕「ばっちしっす!」

彬羽「問題ない」

シロ「獲物は竹刀で良いのだな?」




蒼月「? 何この面子」はて。


千様「なんでも 一般の部からの幕府の人員選考のテスト試験官?らしいわよ」

蒼月「このメンバーで?」


魄哉「一般の方からとなると、立身出世を志した色々な方が来ますがね

あらゆる面で試験をしないと という事です。」にこにこ

蒼月「募集多かったんだね わかりやすっ

でもさあ、一般からってなると 変なのが紛れこんでんじゃないの?
くれぐれも変なの採用しないようにね」






魄哉「その為の試験官じゃないですか」

蒼月「ちょっと待て。 何の試験やるつもりだよ。」




魄哉「えーと。まずは筆記試験 後に
シロ君と打ち合いをして頂きます。

人じゃまず勝てないので 子供にボッコボコにされてもめげないメンタルかどうかを判断します」

千様「いきなりえげつないわね。」うわあ



魄哉「そして お昼を食べて頂きホッとしたところで

ゴリッゴリの霊媒体質石燕さんの実体験を生々しく語って頂きます。」

蒼月「平たく言えば怪談だよね?」



魄哉「そして、中身を与一さんに変わってもらい

戦場であった怖い話を一武将の目から見た

蒼月「Σどんだけ応募者のメンタル虐めるんだよ!
だっから人手足りないんじゃないの!?」


魄哉「これくらいでビビってたら公務員出来ませんって
なお、お話中は参加者全員に こちらの心拍数測定器をつけて頂き 一定以上ビヒると失格です」


家康「その測定器の見た目が一番ホラーなんだけど。」

魄哉「頑張りました。」ふっ

蒼月「お手製かよ。」

千様「相変わらず悪趣味ねえ」





粋「俺 この試験受かる気しねえわ。」

家康「ビビりには辛いよねー」うんうん





魄哉「粋君なら戦闘力の特別枠で入れますが?」

粋「すんません。勤まる気がしないんで辞退します」きっぱり





千様「あら?でも今回は人じゃない応募者も多いのよね?

妖怪ビビらすぐらい石燕さんと与一さんならワケ無さそうだけど あんまり怒らすとヤバくない?」





魄哉「抜かりはありません」

白「暴れたら鎮圧すればいいし。」



千様「総大将の監視つきなのね」ああうん。


蒼月「成る程 それでさっきから小妖怪ちょろちょろしてんだね

軍団で警備ってわけだ」納得。

粋「Σうえ!?なんかいんの!!」ひいいっ

蒼月「だから 同種に何でビビんの?」

粋「お化け怖いだろ!!」くわっ



シロ「理屈では無いらしいな。」うーん

彬羽「感覚で生きてるのは血筋だろ」

白「俺こんなビビりじゃないぞ」むっ


千様「あら?彬羽君も試験官?」




魄哉「いえ。炊き出し班です」

家康「彬羽が腕試しとかしたら相手ミンチになっちゃうからねー」

千様「Σ確かに!」ひいいっ





粋「あれ?俺も警備班だけど

家康は?
お前は影武者が表出てるから 隠れてなきゃいけねんじゃね?」



家康「あ。 私 書記。」へらっ

魄哉「僕のお手伝いです。」きっぱり



粋「Σいやいやいや征夷大将軍ーーっ!!」





石燕「はじめは受付の予定だったんすけど さすがに危ないって事で変更になったんすよ」

千様「相変わらず殿の扱い雑ねえ」うわあ。




魄哉「あんなんでも一般人に負ける程耄碌してませんよ。

さて、 では皆さん
各自手加減無しでよろしくお願い致します」




蒼月「この面子で手加減無しって」

千様「合格者出るのかしら」うーん。







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