小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

1月13日

f:id:t00c:20200113122452j:plain



【割烹 春一】





ひな「Σうわっ! どうしたんですかそれっ」

シロ「色々あってな。」ボロッ





庵「顎に絆創膏って珍しい
誰かにアッパー決められたとか・・

いや無理か ごめん」

シロ「なぜ謝る」※身長155㎝


朱禅「なんだ 転んで顎から着地したか?
気を付けろよー 骨とぶつけたもんに挟まれて肉がパックリと
シロ「まさにそのパックリだ。転んどらんがな」

庵「Σうわ いったあ!!」ひいいっ

ひな「舌噛まなくて良かったですねえ」うわあ。

シロ「だな。
まあ仕方無い 自業自得だしな。」ため息。



庵「何でまたそんなんなったの?」


シロ「うむ。実はな

日課で家康と手合わせしておるのだがな」

ひな「あー。彬羽さんが言ってましたねえ
毎日竹刀で打ち合いしてるとか」ふむ。

シロ「あんなんだが あやつは実戦叩き上げ方だ
学ぶところも多くてな

で、だ。 少し腕試しをしたくなったのでその」

ひな「? 誰にお相手頼んだんです?」




シロ「仮にも師で有るわけだし
白の奴に頼んだ所
絶対嫌だと撥ね付けられたので
腹は立ったし 嫌でも相手させてやるわと斬りかかったら 顎を思いきり蹴りあげられたと言う


ひな「あの人、斬りかかられたら条件反射でカウンター入れると思うんですけど」

シロ「だな。衝撃で脳震盪起こして軽く騒ぎになったわ。」ふっ



庵(全く何も教えてくれない師匠って何だろ。)うーん。


朱禅「顎蹴り割られて脳震盪でのびてるって
もはや現場じゃねえかよ」うわあ。

シロ「気がついたら着物の衿が真っ赤であったわ。」

ひな「それは
蹴っちゃった方も途方に暮れたでしょうねえ」



シロ「今後 不意討ちその他はしないように気を付ける
まだ死にたくないからな」ため息。

ひな(腕上げてテンション上がった分凹んでますねえ)うーん。




シロ「と、言うことで 軽く手合わせ願えんか?」きりっ

朱禅「Σなんで俺?!」


シロ「俺の周りでは比較的理性と加減の出来る相手と見た。

やはり今の己の実力は知りたいではないか」

朱禅「いや寝てろ怪我人 傷口開くぞ」



シロ「安心しろ! 既にくっそ長い石段のせいで開き切っておるわっ!!」くわっ

ひな「お家山奥ですからね」

庵「傷口くっつかなくなるんでない?それ」





ごすっ





彬羽「馬鹿かお前は! 大人しくしてろと言われてるだろが!!」

シロ「」きゅうっ


ひな「彬羽さん トドメになります。落ち着いて」



彬羽「全く
ケガで軽く発熱してるそうだ。
迷惑かけたな。」

ひな「成る程。熱で奇行に走ってたんですね」

彬羽「頭も打ったかもな」ぼそっ

庵「どんだけの勢いで蹴られたの」うわあ。


彬羽「・・あれに不意討ち出来る時点で大した進歩なんだがな」

ひな「それ言ったら またやりますよね。この子。」うーん





ーーーーーーーー





家康「んで、 いい加減まともに相手してあげたら?」

白「一人前になったらな。」しれっ



千様「気むずかしいお師匠ねえ」

小太郎「頭にたんこぶつけた師匠な。怒られたのか」

蒼月「やり過ぎだって バカラスにどつかれてたよ」




粋「つーか。兄貴の性格で一人前とか認める日が来んのかよ」


白「さあな?まずお前はこれ溢さずに歩けるようになれ。」
水入った湯飲み乗せっ

粋「Σうおおお!墓穴掘った!!」



白「悔しかったら認めさせてみろ。」ふんっ



千様「あら 拗ねた。」



魄哉「悪気無かっただけに気にしてるんですよ」ひそっ

石燕「成る程。あんまり弄っちゃ可哀相っすねえ」





>サイトトップに戻る