小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

1月6日

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石燕「あの。すっごい真面目な相談があるんすがっ」くわっ

家康「開眼怖い怖い怖い どしたの何から狙われてるの」




石燕「実を言うと お宅の軍師さんなんすが」

家康「へ?何怒られるような事したの? そこはちゃんと謝ったらそんな怖くな 「家康さんじゃあるまいし、んなワケないっす。」きっぱり




家康「今日の石燕ちゃんめちゃキツいんですけど。」ずーん。

シロ「実際常に怒られとるからな。」


小太郎「家康に相談するのが間違いだぞ
俺らに話してみろ」わおんっ

家康「Σもしもしそこのわんわん!?」




石燕「実はそのー」

家康「Σ納得なの!? 私より犬のが相談相手としてふさわしいの!?」




石燕「実はほら あっし大晦日に足の骨やったじゃないっすか」

小太郎「あー。ヒビ言ってるのにうっかり動いてトドメさしたやつな」うんうん

シロ「だったな。
冷や汗で畳が変色しておったな。」




石燕「そして 昨年の話になりますが

魄哉さん作の謎スライム覚えてるっすか?」

シロ「あったな。 傷口の菌を滅して細胞を活性化させて治すあれか 察した。」うわあ



石燕「・・早く治したいんすけど、アレは生理的に受け付けないっす」

小太郎「大丈夫だ。俺もアレはムリムリ
見た目蠢くヘドロだもん」

シロ「そもそもなぜあの見た目にしたんだ あやつは。」うーん。



小太郎「てかさ。骨折って傷口無いのにどうやって浸透するんだ?」



石燕「なんでも 皮膚から浸透して細胞の隅々までなんちゃらと

アレに体内侵食されるとか恐怖以外の何者でも無いんすが。」

シロ「すまん。俺も無理だ」ドン引き。




石燕「敏感肌なんで無理っすってかわしてんですけどね
時々 何か言いたげな視線が。

お気遣いはありがたいんすけど、やっぱ無理なもんは無理と言うか」うーん。

小太郎「あー。基本がオカンだからなあ」

シロ「制作者として安全面で自信があるのだろうが、嫌な物は嫌だな。」うんうん


石燕「そもそも!骨折なんて早くても一ヶ月かかるもんっす!
そんな瞬時にとか思ってないんでホントスライムは勘弁してほし


粋「ごめん。俺一週間ありゃくっつくわ 」


石燕「・・・ そんな物なんすか?」

粋「つーか。それが普通だと思ってた

マジか。お前一ヶ月かかるのか」うわあ


小太郎「そういう所はがっつり人外なんだな?」

粋「じじいが言うには こっちの俺が人間してるのはパッと見だけらしいんだよなー
自覚無いけど。」

シロ「ん?勾陣にならんでも大差ないのか」


粋「いやあれ 実はたまーに自我持ってかれそうに「Σさらっとどんなカミングアウトだ!」

小太郎「Σどんくさいんだからもう勾陣なるな!!」ぎゃいいんっ




石燕「あれ?ひょっとして 他の人も治り早いんすか?」

シロ「ん?
まあ人間に比べたら多少は早いかもしれんな」

小太郎「この兄弟は特別だと思うけど」


粋「て事は 兄貴もくっつくの早いのか

おーい 兄貴 骨折ったらどんくらいでくっつく?」




白「骨?折った事あったっけ?」 はて。

粋「折れても気がついて無さそうだな。」ああうん。

石燕「どんだけ適当なんすか。」




シロ「成る程な。

尋常でなく治りが早い者ばかり見ておるから なかなか治らんお前が気になって仕方無いのだろ」

石燕「あの、折れてまだ5日なんすけど」



粋「俺は5日ありゃ動かせるくらいに「黙っておれ。」







挿音「おいこらガキ共 あんまうちの殿虐めんなよ
鬱陶しくてかなわねーわ」むすっ


小太郎「Σあ!そういえば家康忘れた!!」

シロ「Σまさかの言いつけに言ったのか!あのアホ殿はっ!」

挿音「いや。単に隅っこで凹んでてくっそウゼえ。
いちいちメンタル草履虫なんだよな」ため息

粋「主相手に凄まじい言い様だなおい」




石燕「あ。そうだ
忍ってやっぱケガ治るの早いんすか?

なんかコツとかあったら教えて欲しいんすけど」

挿音「ん?コツ?
そりゃ代謝良くしとくしかねえだろ


あー。骨やってんのか そういや」ふむ


石燕「あーやっぱ人間の体じゃ限界あるっすよねえ」





挿音「単に動かすだけなら 上から圧をかけて骨同士をめりこませりゃ短時間なら動くには動くぞ」


石燕「Σ治りたいんであって 何かと死闘繰り広げてるワケじゃないんすけど!!」ひいいっ



千様「それで元に戻るのアンタだけよ。人にすすめんじゃないの」

べいんっ

挿音「Σあだっ」



小太郎「よくそんな化け物殴れるな」うわあ

千様「素手で殴ったら手が壊れるわよ」お盆っ

粋「いやそれ 分類上は人間だろ


多分。」






シロ「気にするな
見てのとおり 周りがおかしいのだ。」

石燕「そうっすね

マイペースに治すとするっす」







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