小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

1月5日

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挿音「あー。
今日から仕事始めか」キセルすぱーっ

千様「日曜日よ?」

挿音「忍にんなもん関係あるか」



シロ「ふむ。確かに

で、ダラダラしていて良いのか?
新年から頭領が遅刻しては示しがつかんだろう」




挿音「重役出勤。」ニヤリ

シロ「なんだかんだ お前も正月ボケしとるのだな。」

挿音「そりゃよ まとまった休みとかそうそう取れねえしよ

下手に休んだら江戸城燃えるっての」


家康「あの、その通りだけど さらっと燃えるとか言わないで」

魄哉「大丈夫です。ガワなんぞ燃えても人が無事なら何とでもなります。

て、事で今年はくれぐれも無理はしないように」

挿音「その言葉そのまんまお返しすんわ。」キセルふー




千様「正反対に見えて似た者親子よねー」

家康「有能だから助かるんだけどね。

だけどね。」うーん。




粋「ま、まあ 城が燃えたら作った大工が可哀想だよな うん。」

家康「精一杯のフォローありがとう。
それもだけど若干ずれてるずれてる」




魄哉「祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり

いつか壊れるのがこの世の理であり、それを知りつ(長いので以下略)」

家康「Σ新年1発目の説法来たーっ!」ひいいっ




千様「さて、殿は天海様のながーーい授業に入った事だし

年末から気になってたんだけど、
アンタが正月休みとれるとか少ないじゃない?

お正月の警備とかお頭抜きで大丈夫だったの?」





蒼月「重要書類ならこの家に全部あるよ? 手伝ったし」

千様「Σ言われてみれば!!」



魄哉「更に言えば うちの財政カツカツなんで命がけで盗る程ありません

そのわずかーな資金も ちゃんと隠してますし」

挿音「一体どこにだろなー」



シロ「まあ忍の仕事だろうな」うん。

粋「つかべらべら喋っていいのかよ」

蒼月「この人の口割らせるとか無理でしょ」


挿音「更に更に言えばだ
ガワとは言え江戸城も簡単に炎上させらねーからな

年末年始暇な奴等でしっかり警備してるし問題ねーわ」


千様「お正月に暇?」はて?





挿音「皆が皆 故郷や実家あるわけじゃねえんだぞ?」

千様「なんかすっごいごめんなさい」納得。



シロ「成る程 帰る場所が無い奴等にしてみればやる事があるの方有り難いかもしれんな。」ふむ

挿音「そういう事った。

その辺踏まえて希望通りにシフト作るのも結構大変なんだよなー」シフト表がささっ

粋「そんな感じなのにちゃんとシフトとか作ってんだな」

挿音「公務員なめんなよ」

シロ「公務員・・。」






一二三「なんか凄い話だなあ」きらきらっ

挿音「ん?そうか?」

一二三「だって宝物隠してるから 安心してお休みなんだべ?

つまり何処かにそれが埋まってるって事だ」わくわくっ


挿音「いやんな宝探しみてえなもんじゃ

おい。探すなよ」

一二三「Σえー!!」




魄哉「危ない危ない
一二三ちゃん これは探しちゃダメな宝物です

宝探しは他でやりましょうね」

一二三「・・はーい。」しぶしぶ




粋「ん?カラスどうしたよ」


彬羽「あ。いや何でもな

魄哉「彬羽君 ガチ推理やめて下さい」





蒼月「・・ん? まてよ

そういや 年末から犬、大人しいよね?」ちらっ

小太郎「Σ!!!」びくううっ









蒼月「察した。」

魄哉「やはり今年は適当すぎましたか」ちっ




粋「へ? へ?どういう事?」おろおろっ


千様「えーと。多分ほぼ皆バレだけど説明していいのかしら?」


挿音「あーもう 移動させるからいいか

ぶっちゃけここだ。」

粋「Σへ!?」



魄哉「普通に考えたら自宅に国のお金保管してるとか思わないでしょう?

で、小太郎君には臭いで何だこれとか出さないように大人しくしてて貰ったって事です」

小太郎「だだだ黙ってろって言うから 黙ってろって言うからっ!」きゃいいんっ


千様「思ったよりガチガチに緊張してたのね」

家康「だね。わんわんには辛かったね ごめんね」小太郎なでなで




蒼月「まあねー。この家なら曲者入れないし
入っても誰かにぶちのめされるのがオチだしね」

魄哉「セキュリティ面からしたら最高なんですよねえ」

彬羽「まあ、金に執着してる奴もいねえしな。
ほぼ人ですらねえし

情報が漏れるのを防ぐために黙ってたって所か。」

魄哉「敵を欺くにはまず味方から ですよ。」にっこり


一二三「・・へー。ワケわかんねえだ」



粋「俺も解ったような解らねえような。
そっか、て事は来年もうちに隠すとか?」

魄哉「あの粋君 情報漏洩の為に内緒にしてたんですんで その質問はちょっと」


蒼月「マトモに見えてちょいちょいアホだよね」

粋「Σいやいやいやお前らが難しい言葉で話すからだろが!」

シロ「難しい か?」うーん。







ごり ごり ごり






一同「ん?」








白「おい。床下に変なの埋まってたぞ」千両箱ずぼっ。

魄哉「Σお願いですから掘り返さないでくださいいいい!!」ひいいっ


シロ「床下とはセオリー通りな。」うーん。



挿音「お前は躾のなってねえ犬か。」ため息。

白「ここほれわんわんか?」

小太郎「年末年始俺も掘り返すの我慢してたんだぞ!!」がうっ




彬羽「まあ、小太郎に注意する時点で見当はつくな。」

家康「だね。 天井裏とかなら届かないし



来年はもうちょい捻ろう」






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