小咄

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くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

12月23日

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【割烹 春一】




朱禅「へー。あの蒼月がねえ」


粋「ホントにな
あれが晴天の霹靂って奴だよなー」

白「へきれき?

とにかく あのエロ蛇が触れもしない鏡子狙うとは思わなかった
色ボケ過ぎて迷走してるのかもしれない」むう。



朱禅「お前ら人の兄弟相手に容赦ねえよな」




粋「お前は色々ちゃんとしてるし、女遊びしないし真面目だろ?

兄弟なんて言うほど似ないよなー」しみじみ。

朱禅「いや。そうじゃなくて。

つか お前らも大概正反対だろがよ」



粋「それがパーツだけなら似てるらしいんだよ」

白「嫌だけど原材料が同じだし」ため息。

朱禅「原材料言うな。」



粋「てかよ。今日客居なくねえ?
まーた何かあったのかよ」

朱禅「今日は年末準備で休みなんだよ
表に書いてあったろがよ」



粋「Σえ。かかってたっけ!?」

白「無視した。」きっぱり

朱禅「本日休業の札 絶対裏返したよなお前。」




朱禅「ま、彬羽の奴が色々買い込んで来るまで暇だからいいけどな」


庵「で、その蒼月は今度こそ本気なわけ?」ひょこっ



白・粋「わからない。」

朱禅「ある意味つねーに本気らしいんだよなあ」

庵「エネルギーすっごいな。」うわあ




朱禅「ま、本気なら本気でようやく落ち着くかもしれねーし 少しだけ期待しとくかなあ」ため息。


白「そもそも鏡子その気無いけどな」

粋「つーか。3日くらい前まで杜和にちょっかい出してたしな」




ひな「一気に影背負わないの。」

朱禅「身内としてはそろそろ落ち着いて欲しい マジで。」どんより



ひな「そういうのは時期がくれば というか運が良ければどうにかなるでしょ

凹まない凹まない」すたすた。

粋「運が良ければ落ち着くって考え方もすっげえな。」




白「双子の落ち着いてる方にアドバイスだ。

人とのハーフは 結構見た目人間離れしてる事多いらしいから覚悟はしておけ。」

朱禅「Σうおう!いきなりキッツイ現実突き付けてきた!!」

白「例えば俺みたいなのな。」

粋「未知のもんに対して人間って容赦ねえぞ
お前がしっかりしろよ」

朱禅「すっげえ体験談が

あー その問題なあ」うーん。



庵「てか、その生い立ちで 目立つの逆手に取って役者って」

白「目立つなら目立つの使えば問題無い事に気がついた。」さらり



粋「大事なのは こういう大雑把さな
頑張れよ」真顔。

朱禅「こんなもん真似出来るか」





庵「そういや前から気になってたんだけど」

朱禅「ん?」

庵「馴れ初めは?」わくわくっ

朱禅「Σよほどのバカップルでない限り話したくない話題来た!!」


白「お前ら充分バカップルだぞ。」きっぱり




粋「あー なんか色々あったらしいのは聞いたけど

結構なんでそういう仲になったわけ?
お前大概真面目で奥手だろ」

朱禅「Σうっさい! 女に縁の無い奴が知った風な口叩くな!!」

粋「Σはあああ!? 無いわけじゃねえし!!

手前調子に乗ってんじゃねえぞこら!!」ぶちーん




庵(でも実際 女連れの姿は見ない と。)うーん。





白「図星でキレるな。 恥ずかしい」

粋「Σぐはあっ!」


朱禅「Σメンタルを一撃で串刺しに!!えげつねえっ」ひいいっ







庵「で。 結局どんなだったの?」

朱禅「ちっ 話反らせなかったか」舌打ちっ


粋「Σあれ、俺生け贄?」




朱禅「えっと、話さなきゃ終わらない感じだし

まあその
細かい事ははしょるとして」コホン。



白(結構 話したそうではあるんだな。)






朱禅「一言。

『妖怪でもモノノケでも私は一向に構いませんよ』 と。」


一同「口説かれた側か。」







がららっ



彬羽「買い出し終わったぞ メモ全部あるか確認頼む」

朱禅「Σよっしゃあ!さすがだ敏腕バイト!!
タイミング最高!!」

彬羽「は?」



朱禅「よし! さあ年末のあれやこれやの準備だ

はいはいはい!お客さん方お帰りをっ」ぐいぐい



粋「Σおいちょっと 照れ隠しが分かりやす「気のせいでーす。はい休業 」がらぴしゃん!!







白「まあ、あれならそりゃ座布団みたいになるよな」お茶ずずー

粋「兄貴 湯飲み持って来ちゃったのかよ

だよなあ。尻に敷かれて喜ぶわそりゃ」うんうん




庵「ちょっと!私店員ーっ!!」入口ばんばんっ


粋「あの座布団店長 店員まで放り出してる!!」ひいいっ






白「蒼月もあんななるのかな」ぼそっ

粋・庵「Σそんなの怖すぎるっ!!」






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